まだ間に合う!転勤後のマナー&手続き10ヵ条
「会社」「社宅」「学校」ですべきこと

ガイド:船木 麻里

転勤直後は、新しい環境や職場に慣れるのに精一杯で、転居にともなうさまざまな手続きやマナーがおろそかになりがちです。しかし、仕事の取引先やお世話になった方々への連絡、引越し先の近隣の人たちへの挨拶などを忘れてしまうと、その後の人間関係がぎくしゃくしてしまうことも。社宅へ引越しをする場合は、特有のマナーや文化があるケースが多いので、特に注意が必要です。
転勤後すぐにしておくべき、手続きや挨拶は「会社」「家庭」「学校」と分けて整理するとスムーズに進められます。新生活を快適にスタートさせるために必要な作業なので、面倒だからと後回しにせず、早めに済ませてしまいましょう。

転勤後に行うべき手続きや大事なマナーを、「会社」「家庭」「学校」に分けて紹介します。1つひとつチェックして、新しい環境での生活をスムーズにスタートさせましょう。

【会社編】~社内で必要な手続きから取引先への挨拶まで~

転勤後は、会社に対してさまざまな申請手続きをする必要があります。申請を怠ると不便が発生するだけでなく、金銭的に損をしてしまう可能性も。1つひとつ確実に処理していきましょう。

会社への住所変更手続き

転勤によって住所が変わると、健康保険や雇用保険などの住所変更手続きが必要になります。新居の住所が確定した時点で、総務部などの担当部署に新住所を伝え、手続きをします。

給与の振込口座の変更

他県への転勤になった場合などには、転居先の近くに給与振込先に指定している銀行の支店がないことがあります。普段利用する銀行と給与振込先の銀行を同じにしている人は、不便を感じるかもしれません。必要に応じて給与振込先を変更しましょう。

転勤にともなう経費の申請

転勤にともなう費用は、支度金・準備金として、全額もしくは一部を会社が負担してくれるのが一般的。後払いになる場合は、申請方法をしっかり確認しておきましょう。また、引越し先までの交通費や宿泊費用なども支給される場合があるようです。経費についてはすべて領収書を取っておきましょう。

転勤挨拶状の送付

取引先や顧客に転勤先を知らせる挨拶状は、着任後1ヵ月以内に出すようにしましょう。これまでの感謝と今後の抱負を盛り込んだ文面が一般的です。

【家庭編】~社宅への転勤は、マナーや独自文化を大切に~

引越し直後の家庭で非常に重要になるのが、近隣住民へのご挨拶です。特に転勤の場合は、社宅という特殊な物件に入居することもあるはず。ここでは社宅への入居時に心掛けるべきマナーについて紹介します。

入居直後は「挨拶まわり」が第一

社宅で人間関係を良好に保つためには、挨拶まわりが大切です。20世帯程度の社宅であれば、全世帯に挨拶に伺うのが基本。それ以上の世帯数であれば、両隣と上下の部屋に挨拶するのが通例です。下階の部屋には生活音などが伝わりやすいので、丁寧な挨拶を心掛けてください。

社宅の自治会への参加

社宅で暮らす基本的なルールを定めたり、住民同士のトラブルを解決したりするための「自治会」がある社宅もあります。基本的には社宅の入居者全員が自治会員となるので、社宅に入居したら、すぐに自治会への入会手続きをする必要があります。

掃除当番などの業務の手順と内容を確認

社宅では、「社宅入口や周囲の掃除」「ゴミ捨て場の清掃と管理」「駐輪場の整頓」などを当番制にして、各家庭に割り振っている場合があります。入居したら、当番制の業務を確認し、自分の家庭の順番と業務の内容を確認しましょう。

社宅行事へはできるだけ参加

お祭りやクリスマス会などを恒例行事として開催している社宅もあります。社宅内の人間関係を良好に保つには、行事には積極的に参加することをおすすめします。挨拶ができていなかった人や、その家族などとコミュニケーションをとるいい機会となるはずです。

【学校編】~子供の負担を減らすには親の協力が大切~

転勤で生活環境が変わるのは大人だけではありません。引越しにともなう転校により、子供を取り巻く環境も大きく変化します。友達をいちから作らなければならない、周辺の地理がわからないなど、不安を強く感じる子供もいるので、負担を軽減できるよう、学校との事前のコミュニケーションが大切です。

新しい担任の先生に挨拶

転入初日を迎える前に、担任の先生に会って挨拶をしておきましょう。その際、転勤で転校してきたこと、以前の学校での状況、転校が多いことで親として心配なことなどをしっかりと相談しておくようにしましょう。

勉強の進み具合を確認

地域や学校によって授業の進み具合は異なります。転勤による転校が多い場合は、授業の内容が途切れとぎれになってしまい、理解が不十分なままになってしまうこともあります。どこまで授業を理解しているかの確認は、学校と家庭が協力して行うようにしましょう。必要であれば補習のお願いをすることも大切です。

2013年10月11日掲載

ガイドプロフィール
船木 麻里(ふなき・まり)
家事セラピスト、整理収納アドバイザー、フリー編集者/ライター

出版社勤務を経て、出産を機に独立。雑誌、書籍等で教育や家庭生活をテーマに幅広く取材、執筆。家事セラピストとして、自分らしく気持ちのいい暮らし方を提案。「引越し9回&立ち退き2回」の経験から引越しにも一家言あり。

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