引越しの料金相場(荷物量別)と費用を安くするコツ
引越しの荷物量は人によってさまざまです。そのため、引越し業者の見積もりを受けることなく、料金の概算を知ることはできません。しかし、部屋の間取りごとの引越し料金を見れば、おおよその引越し料金を推測することができます。自分の引越しの料金がどれくらいになりそうか、見積もりを受ける前に確かめておきましょう。また、荷物の量を減らして引越し料金を安くするときは、訪問見積もりのときに相談すれば、何を処分すればいいのか教えてもらえます。
いざ引越しをしようと考えた時に、気になるのがいくらかかるのかということ。新しい生活を始めるには何かとお金がかかりますから、できるだけ費用を抑えたいと考えている方も多いでしょう。
今回は、荷物の量別の引越し費用相場と、費用を少しでも安くするコツ、費用を抑えられる引越しプランをご紹介します。
目次
荷物量ごとの引越し料金の相場をチェック
引越しの料金は、荷物の量、距離、時期の3つが大きく影響しています。見積もり前におおよその引越し料金を把握し、どのようにして引越し料金を安くするか検討しましょう。
荷物の量を部屋の間取りから検討する
平均的な荷物の量であれば、部屋の間取りから大まかな引越し料金を推測できます。たとえば、一人暮らしに多い、ワンルーム(1R)や1Kといった間取りであれば、引越し業者によっては、訪問見積もりをすることなく、電話だけで引越し料金の見積もりを出してくれることがあります。
ただし、引越し業者と電話で話したときに伝えなかった荷物がある場合、運んでもらえなかったり、追加料金が発生したりする原因になります。電話見積もりでは、荷物の伝え忘れがないように注意しましょう。
単身者の引越しであれば、荷物量が予想より少し多くても2トンのトラックで足りる、と判断できますが、家族の場合はそうはいきません。
4人家族でも、ベッドが家族分あれば4トンのトラックでも足りない可能性があります。そのため、引越し業者が荷物の量を正確に知るために、訪問見積もりが必要になります。
荷物の量(間取り)別の引越し料金の相場(近距離)
荷物の量(間取り)別の引越し料金(東京都内)
| 間取り | 通常期 | 繁忙期 |
|---|---|---|
| 1R・1K | 36,836円 | 48,737円 |
| 1DK・2K | 46,233円 | 64,162円 |
| 1LDK・2DK・3K | 54,027円 | 75,287円 |
| 2LDK・3DK・4K | 68,568円 | 96,383円 |
| 3LDK・4DK | 82,259円 | 113,391円 |
| 4LDK | 97,399円 | 129,544円 |
| 5K以上 | 99,638円 | 155,862円 |
東京都内の引越しで、実際に支払った料金から、間取りごとに平均値を算出しました。荷物の多い人、少ない人も含まれているため、人によっては料金が大きく異なる可能性があります。引越しの見積もりをするときの、参考にしてください。
部屋の数が増えると、それだけ荷物の量が多くなるため、引越し料金が高くなる傾向があります。特に、家族に多い3LDK以上になると、引越し料金が大幅に高くなることがわかります。また、3~4月の繁忙期は、近距離の引越しでも料金が10万円を超えてしまいます。引越し日を変更できるのであれば、この時期は避けたほうがいいでしょう。
荷物の量(間取り)別の引越し料金の相場(長距離)
荷物の量(間取り)別の引越し料金(東京都→大阪府)
| 間取り | 通常期 | 繁忙期 |
|---|---|---|
| 1R・1K | 69,104円 | 130,903円 |
| 1DK・2K | 92,336円 | 157,953円 |
| 1LDK・2DK・3K | 117,063円 | 185,431円 |
| 2LDK・3DK・4K | 146,429円 | 244,193円 |
| 3LDK・4DK | 136,617円 | 332,852円 |
| 4LDK | 172,582円 | - |
| 5K以上 | - | - |
長距離引越しとして、東京都から大阪府までの引越しをモデルに、間取りごとの引越し料金の平均値を算出しました。引越し料金は、荷物の量と引っ越す距離が大きく影響するため、1LDK以上の引越しでは、10万円を超えてしまいます。少しでも安く引っ越したい場合は、荷物を大幅に処分する必要があります。
また、繁忙期では、通常期と比べて料金が倍近くになるケースも見られます。繁忙期の引越しであっても、引越し業者と相談して、少しでも安くなる日を選ぶようにしましょう
少しでも安く見積もってもらうコツ
引越しを少しでも安く済ませるにはどうしたら良いのでしょうか。実は引越し料金は、少しの工夫で大幅に費用を抑えることができます。
ここでは、安く見積もってもらうためのコツをいくつかご紹介します。
閑散期を選んで引越しをする
引越し業界には、繁忙期と閑散期があります。
一般的に繁忙期といわれているのが3〜4月頃。この時期は、入学・就職・人事異動などで新生活を始める方が多く、1年でもっとも引越しが多い時期です。そのため、引越し料金ももっとも高くなります。
一方閑散期といわれているのが繁忙期が終わった5〜8月頃。1年の下半期がスタートする9月頃からはまた引越しの需要が少しずつ増えていきます。
仕事や学校の都合などもあるかと思いますが、引越し料金を抑えるなら、閑散期を選ぶのがおすすめです。また、できれば長期休みや土日は避け、平日に引越しをすることで費用をさらに安く済ませることができます。
粗大ゴミや不用品を事前に処分する
引越し料金は、引越し業者に運んでもらう荷物の量によって変動します。荷物が多ければ多いほど、トラックのサイズが上がったり、スタッフを増員しなければいけなくなったりするためです。
トラックのチャーター料金は、車両サイズが上がるにつれて高くなります。また、一般的に引越しスタッフ1人あたりの人件費は10,000円程度。その分の人件費が見積もり料金に上乗せされることになります。
そのため、新居に持っていく必要のない粗大ゴミや不用品は、事前に処分しておくのがおすすめです。
見積もりを出してもらうまでに処分が間に合わない場合は、見積もりを担当するスタッフに、処分する予定の物を必ず伝えるようにしてください。その分見積もり料金が安くなります。
ただし、トラブルに発展することがないよう、処分すると伝えた物は引越し当日までに処分しておきましょう。
処分の方法は色々ありますが、まだ使えそうな家具や家電は、リサイクルショップに持ち込むのがおすすめ。捨てるはずだった不用品が、思ったよりも高額で買い取ってもらえる場合があります。
引越し直前に慌てることがないよう、粗大ゴミに出すのか、リサイクルショップに持ち込むのか、早めに計画を立てておくと安心ですね。
荷造りを始める前に断捨離する
引越しは、断捨離の絶好のチャンスです。荷造りを始める前に断捨離しておけば、運ぶ荷物の量を減らすことができるため、引越し費用が節約できます。また、荷造りの手間が少なくなるというメリットもあります。 これまでなんとなく放置してしまっていたものや、あることすら忘れてしまっていたものを全て引っ張り出し、本当に必要なものかどうかを判断してみてください。
いらないものを事前に処分しておけば、費用の節約になることはもちろん、必要なものだけに囲まれて、すっきり快適な状態で新生活をスタートさせることができます。
確認漏れが出ないよう荷物をまとめておく
引越しの見積もりは、引越し業者のスタッフが現在の住まいに訪問して行います。 トラックの大きさを決めるために、全ての部屋をチェックして、新居に運ぶ荷物の量を把握。玄関前にトラックを横付けできるかどうか、大きな家具を問題なく運び出せるかどうかなど、家の中と外の状況をチェックして、見積もり金額を算出します。
訪問見積もりの際の荷物の確認漏れは、引越し当日のトラブルにつながります。費用を上乗せして済む場合もありますが、用意されたトラックに積みきれない場合は、自分で運ばなければいけなくなることも。そのため、見積もりの際には確認漏れがないようにしっかり準備しておきましょう。
特に、普段倉庫の中や庭に置いている荷物は要注意。見積もりの前に、家族全員で家中を確認しておくと安心です。 また、訪問見積もりではなく、メールや電話のやりとりのみで見積もりを算出してもらう場合もあります。その場合、荷物の量は自己申告となるため、漏れがないように気をつけましょう。
自分で荷造り・梱包をする
引越し業者によっては、スタッフに荷造りや梱包を全てお任せできるプランがあります。しかし、それは有料の場合がほとんど。つまり、荷造りや梱包を全て自分で行えば、その分費用を安く済ませることができます。
荷物の量によりますが、引越し当日までに荷造りや梱包作業を終わらせるためには、数週間前から準備する必要があります。丸一日引越し準備ができるという日は限られているでしょうから、荷物の量に合わせて計画的に進めるようにしましょう。
引越し料金を節約するために、自分で荷造りをすることに決めたとしても、当日に間に合わず荷物が運べない状態だと、追加料金を支払わなければいけなくなることも。そうならないためにも、できるだけ余裕を持って準備しておくことをおすすめします。
運べるものは自分で運ぶ
近距離の引越しなら、自家用車やレンタカーなどを使って、運べる荷物は自分で運ぶというのも一つの手です。 たとえば、運び出すのが大変な大型の家具や家電は引越し業者にお願いして、衣類や日用品などダンボールに詰められるものは自分で運べば、荷物の総量を減らすことができ、その分費用を節約できます。特に、荷物の少ない単身の方におすすめの方法です。
ただし、自分で荷物を運ぶには、その分時間も手間もかかります。また、ガソリン代やレンタカー代なども必要となるため、荷物の量や引越し先までの距離を考慮して、引越し業者に全て任せるべきか、自分で運べるものは運ぶべきかを判断してみてください。
費用を安く抑えるための引越しプラン
引越し費用を少しでも安く抑えるためには、プランの選び方も重要です。ここで紹介するのは特に荷物の少ない単身者におすすめのプランです。
混載便
単身者の引越しや、初めての引越しで家電や大型の家具は直接新居に届くという場合などは、混載便の利用がおすすめです。
混載便は、複数の引越し先の荷物を、一つの大きなトラックで運びます。いわば、タクシーの相乗りのようなものと考えて良いでしょう。
たとえば、東京から大阪などの長距離の引越しであっても、荷物をまとめて運ぶことで、引越し業者は人件費や輸送費を節約することができるため、その分引越し料金も安くなります。
ただし注意しておきたいのが、運送にかかる時間です。
同じトラックに載せている複数の荷物は、それぞれ届け先が異なります。各届け先で荷物を降ろして搬入しなければいけないため、一箇所に運ぶ通常の引越しと比べて運送に時間がかかってしまいます。
また、時期や天候によって交通状況も変わってきますから、混載便を利用する際は、余裕を持って日程を組んでおくのがおすすめです。
コンテナ便
一般的な引越しは、トラックに荷物を積みそれを新居に届けるという方法で行われますが、コンテナ便はコンテナに入れた荷物を、貨物列車や航空機を使って運びます。
決められた大きさのコンテナに荷物を詰め込み、自宅から所定のターミナルまでトラックで運びます。その後、貨物列車や航空機を使って目的地に近いターミナルまで運び、そこからまたトラックで新居に運ぶという流れです。
貨物列車や航空機を使えば、他の荷物とまとめて長距離の移動ができるため、人件費や輸送費をコストダウンさせることができます。
特に長距離の引越しの場合は、輸送費を大幅にカットできるコンテナ便の利用がおすすめです。
コンテナ便での引越しは、トラックでの引越しでは行われない積み替えをしなければいけません。コンテナ自体を積み換えるため、中の荷物が破損してしまわないようにしっかり梱包するようにしましょう。
また、コンテナ便はトラックのみで輸送する場合に比べて時間がかかります。混載便と同様、コンテナ便を利用する際は余裕を持って計画を立てる必要があります。
単身パック
単身パックは、各引越し業者が荷物の少ない単身者向けに提供しているサービスのこと。決められたサイズのコンテナや、決められた数の段ボールに荷物を詰めて新居へと運んでもらいます。
単身パックの場合は運べる荷物の量が決められており、引越し業者が訪問見積もりをする手間が省けるため、料金を安く抑えることができます。
コンテナのサイズは業者によって異なりますが、一般的には幅105cm×奥行105cm×高さ175cmくらいのコンテナを使います。
段ボールは無料で提供してもらえることもありますが、自分で用意しなければいけないことも。購入することもできますが、より費用を抑えたいという場合はスーパーやホームセンターなどで無料配布されている段ボールを使うと良いでしょう。
また、学生の引越しの場合は、さらにお得な学割料金が用意されていることもあります。
単身者でも荷物が多い場合は、単身パックの利用は向いていません。また、決められた量よりも荷物が多くなってしまった場合は、追加料金が必要となるため注意しましょう。
2016年12月27日掲載
2020年8月14日更新
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株式会社ウェブクルーが運営する引越し関連サイトの営業担当者。引越しに関する造詣の深さを活かし、営業担当として活躍中。
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