賢い引っ越し業者の頼み方〜流れや選び方のポイント、節約する方法を徹底解説
引っ越し業者への頼み方や、優良業者を見極めるコツ、料金を抑えるために知っておきたい基本知識などをまとめています。分かりやすさを心掛けて解説していますので、引っ越しの手続きの流れをワンストップで把握したい人はぜひ参考に目を通してみてください。
引っ越しは頻繁に行うものではありません。幾度か経験があるという人でも、引っ越しについて熟知している、と胸を張れる人は少数派でしょう。引っ越し業界は身近ですが、奥が深い業界です。知名度や偶然に頼って依頼をすると、場合によっては数万円の損をしてしまう可能性も。
このページでは、意外に複雑な引っ越し業者への頼み方や選び方、得をする豆知識などについて取り上げてみたいと思います。
失敗しない引っ越し業者の頼み方
まずは引っ越し業者への頼み方について、大まかな流れを順を追って見ていきましょう。
1.見積もりに必要な情報をまとめる
引っ越しに掛かる料金は、移動距離や運搬する荷物の種類と量、建物及びその周辺状況などによって大きく異なります。
そのため定額プランというものがなく、案件ごとの見積もりが必須となります。
少々ややこしいのが、この見積もりが二段階に分かれているということ。まず問い合わせの段階で概算の金額が出され、それに納得できるようなら訪問による見積もりを実施する、という流れになっているのです。
荷物が少なければ概算でも確定金額を出すことができますが、家族での引っ越しなどの場合は、訪問はほぼ必須です。
いずれにせよ、引っ越し業者に問い合わせる段階で、見積もりを出してもらえるだけの情報を揃えておく必要があります。最低限、以下のような情報は把握しておきましょう。
- 引っ越し予定日
- 引っ越し元の住所と建物、周辺の道路環境
- 引っ越し先の住所と建物、周辺の道路環境
- 荷物の量
2.依頼したい業者の候補を探す
見積もりに必要な情報をまとめたら、ウェブ検索や情報誌、電話帳などを使って目ぼしい業者を探します。
最近は公式サイトや口コミサイトなどだけでなく、SNSからも生々しい体験談を拾い上げることができます。知名度の高さや利用者からの評判、サービス内容などを幅広くチェックし、依頼先の候補を決定しましょう。
ただ候補の数はあまり多いと後が大変ですから、多くとも5社程度に留めておくことをおすすめします。
3. 概算見積もりを依頼する
候補が決まったら、各業者に概算見積もりを依頼します。
概算見積もりは電話や問い合わせフォームを利用するのが主流ですが、最近はスマートフォンのアプリを介して写真を送ったり、ビデオ通話でいきなり確定見積もりを出してくれる業者も登場しています。自身がやりやすい方法を選んで、見積もり金額を収集しましょう。
とにかく料金重視で業者を選びたい、という場合は、一括見積もりサービスを利用するのも手です。
3.訪問見積もりを依頼する
依頼候補の概算見積もりが出揃ったら、その情報を元に依頼する業者を絞り込んで、訪問見積もりを依頼します(確定料金が出ている業者は省略)。
この段階で一社に絞れるならそれでも良いのですが、訪問見積もりで複数者の正確な見積もりを出してもらい、それを元に値下げ交渉をすれば、引っ越し料金を抑えることができます。
概算見積もりの安い順に三社程度をピックアップして、その三社に高い順で訪問見積もりを依頼。競合の数字を出しながら値下げを打診する、というのが、よく言われる引っ越しのコストダウンのコツです。
4.業者を比較・検討し依頼先を決める
訪問見積もりを終えたら、得られたデータを元に、依頼先を決定します。注意したいのは、数字だけで決めないことです。料金の内訳や訪問時のスタッフの対応を吟味しながら、自身が望んでいるサービスを提供してくれそうな業者を選びましょう。
依頼先に連絡を終えたら、梱包作業をしながら当日を待ちます。業者によってどこまで梱包するかが異なりますから、あらかじめ明らかになっていない場合は連絡時に併せて確認しておくと良いでしょう。
また、その他の業者には断りの連絡を入れるわけですが、食い下がってしつこく営業をしてくる業者もいますので、スマートに断れるよう、先立って文言を考えておくと良いでしょう。
断るのが気まずい、という場合は代表電話を介して連絡をしたり、方便(引っ越し自体が取りやめになった等)を使ったりするという方法もあります。
引っ越し業者への見積もりの頼み方一覧
引っ越し業者への見積もりの頼み方には、大きく分けて以下のような種類があります。
インターネット見積もり
インターネット見積もりは、公式サイトに用意される専用フォームを使って概算見積もりを出してもらうという方法です。必要事項を入力したり、用意された選択肢を選んだりして、見積もりに必要な情報を業者に伝えるわけです。
業者からの連絡は、フォーム入力時に希望した連絡方法で行われます。
人を介すため、リアルタイムというわけにはいきませんが、数時間〜二日程度で返信が来るのが一般的です。
電話見積もり
文字通り、電話を使って行う見積もりの頼み方です。15〜30分程度の時間が掛かる点がデメリットですが、担当者が在席していればリアルタイムで概算の見積もりを把握することができます。
引っ越しに関する疑問点・不明点も直接確認できるため、業者選びに長々と時間を掛けたくない人に向いている方法と言えます。
一括見積もり
ウェブサービスを介し、複数の業者にまとめて見積もり依頼ができる方法です。
サービスによって登録されている引っ越し業者に差がある(結局一括見積もりサービス自体を比較する必要がある)点がデメリットですが、各社に見積もりを依頼するよりはずっと手軽に手続きを済ませることができます。
その他
引っ越し見積もりの上記以外の頼み方として、スマートフォンアプリを使ったものが挙げられます。
対応している業者は少ないのですが、ビデオ通話などを活用すれば、概算ではなく確定の見積もり金額を提示してもらうことが可能。手間を最小限に抑えるなら、こういった最先端の方法に対応した業者を探してみるのも良いでしょう。
引っ越し業者を選ぶときに見るべきポイント
引っ越し業者を選ぶ基準は、置かれている状況によって様々です。とはいえ、見るべきポイントを見ておかないと、後になって悔しい思いをしてしまうかもしれません。
続いては、引っ越し業者を選ぶときに注目したい点を解説します。
料金とサービス内容
まず目が行くのは、料金でしょう。単純に考えれば、引っ越しは運搬作業です。業者が違うからと言って、サービス内容に大きな違いが出るとは考えにくいでしょう。
しかし、梱包や高速代金(高速道路を使う場合)、養生、開梱、家電の配線、家具の配置など、業者によって料金に含まれている作業項目が微妙に違います。
単純に数字だけを見るのではなく、サービス内容まで含めて、自身が引っ越し業者に期待する作業をこなしてくれるかどうかを判断することが大切です。
業者の特徴
一見同じように見える業者でも、よく見ると各々に特徴があります。
例えば大手は知名度が高く、一定のサービス品質が期待できる反面、料金が高めです。これは広告費など、ブランド力を担保するためのコストが料金に上乗せされるからです。
一方、中小企業の場合、知名度が低く、サポート内容の守備範囲が小さい反面、良心的な価格でのサービスが期待できます。
どちらが良い、と一概に断言することはできませんが、強みがどこにあるのかを見極めることも、納得できる引っ越し業者を選ぶ大切なポイントです。
スタッフの対応
問い合わせから契約までに、少なからず引っ越し業者のスタッフとやりとりすることになります。
その場合、ただ漫然とコミュニケーションを取るのではなく、こちらの問いかけに対して誠実に応じているか。受け答えに違和感を覚えることはないか。意識的にチェックすることが大切です。
作業のためとはいえ、自宅に第三者を上げることになるわけですから、本当に信頼に足る引っ越し業者かどうかを抜かりなく判断するようにしましょう。
口コミ評判
口コミサイトやSNSで確認できる評判も、優良業者かどうかを見極める上での情報源になります。
中には競合他社の嫌がらせによる悪評もありますが、一つの口コミに縛られず網羅的に目を通していけば、その業者の性質がおおまかにでも把握できるはずです。
また、業者選びに限らず、引っ越しでよくある失敗談を把握する上でも、口コミ評判のチェックは参考になることでしょう。
引っ越し業者探しと並行してやっておくべきこと
荷物の運搬は重要なステップですが、引っ越しにはそれ以外にも様々な手続きが伴います。引っ越し業者探しと並行して取り組みたい項目を以下にまとめます。
関係各所の住所変更手続き
役所や郵便局、ライフライン各社をはじめ、住所登録が必要なサービスがたくさん存在します。
後回しにしていると、重要書類が届かないなど、思わぬトラブルに発展する可能性も。最近はウェブで簡単に変更できるものが多いですから、新居が確定した段階で早めに手続きを済ませておくことをおすすめします。
ただ、住民票の住所変更手続きは、役所に出向く必要があります(転出届は郵送でも可)。窓口は原則平日しか空いていませんから、余裕を持って書類を用意できるよう早いうちに段取りを組んでおきましょう。
退去ルールの確認
賃貸物件に住んでいる場合、賃貸契約書に退去時のルールの記載があるはずです。管理会社に連絡するタイミングや途中解約時の違約金については、ぜひ事前に確認しておきたいところです。
また、不要となるケースもありますが、退去時には入居者立ち合いのもと、物件の状況を管理会社スタッフが確認するのが一般的です。引っ越し予定日に対応してもらうためにも、管理会社には引っ越し予定日が確定した段階で早めに連絡することをおすすめします。
荷物の整理
契約時に引っ越し業者が段ボールをプレゼントしてくれることもありますので、まだ梱包する必要はありませんが、運搬する荷物を整理しておくと見積もり作業がやりやすくなります。
また、新居の間取りや家具家電の配置を決めるときにも、何がどのくらいあるのかを把握しておいた方がスムーズでしょう。
ほか、注意したいのが粗大ゴミの処分です。望む日に回収してもらえるかどうかは、回収業者の空き状況によります。ギリギリになって扱いに困ることがないように、こちらも早めに手をつけて、気持ちよく引っ越し予定日を迎えられるようにしましょう。
見積もりで少しでも料金を安くするには?
新しい生活を始めるには、何かとお金が掛かります。引っ越し料金のように金額の大きな出費は、可能な限り低く抑えたいと考えるのが人情でしょう。以下に、見積もり金額を低くするためのポイントを紹介します。
荷物を減らす
荷物の量によって、必要な人員やトラックのサイズが決まります。これらは引っ越し業者側のコストを大きく左右する要因ですから、当然ながら料金にも少なくない影響を与えます。
ただ、単純に荷物の量を減らしたとしても、必ずしも料金は安くなりません。
例えば軽トラックの容量の8割を占めていた荷物を6割にしても、業者側からすれば大した違いがないからです。料金が大きく変わる境界を見極めないと、徒労に終わる可能性があります。
そのため荷物を減らすことで料金の引き下げを考えるなら、荷物量で割引してもらえるかを見積もり時に直接業者に確認することをおすすめします。
繁忙期を避ける
一般的な商品やサービスと同じように、引っ越し業界も需給により料金が変動します。繁忙期ほど高く、閑散期ほど安くなるわけです。
引っ越し業界の繁忙期は、9月、10月。そして3月、4月です。特に3月中旬から4月初旬は空きのある引っ越し業者を探すのが難しくなるほど、毎年依頼が集中します。この時期はどの業者も割増料金を設定しており、同じ条件の案件でも閑散期より数万〜十万前後上振れするケースも。
また、閑散期・繁忙期ほど差は大きくありませんが、平日よりも休日や連休、仏滅よりも大安の方が、料金が高くなる(依頼が増える)傾向があります。日程を調整できるなら、繁忙期を避けた方が、料金は安くなるはずです。
値引き交渉をする
引っ越し業者は、値引き交渉を前提に見積もり額を提示しているようなところがあります。荷物量等の諸条件が読めないため、最初に余裕を持って見積もるというのもありますが、相見積もりで競合する他社の様子を伺うという意味合いも小さくありません。
いずれにせよ、見積もりを提示された段階で値引きを打診すれば、対応してもらえる可能性が高いです。
その際は、即決できるラインを示したり、競合他社の金額を引き合いに出したり、業者が決断しやすい形に話を持っていくよう、工夫してみると良いでしょう。
2020年12月27日掲載
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株式会社ウェブクルーが運営する引越し関連サイトの営業担当者。引越しに関する造詣の深さを活かし、営業担当として活躍中。
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