長距離引越しの料金を安くする方法は?費用の相場やかかる日数も紹介
遠くの土地への長距離引越しが決定すると、気になるのは距離が長い場合の引越し料金の相場や長距離でも引越し料金が安い引越し業者ですよね。そこで今回は、単身・家族別の引越し料金の相場や、長距離プランに対応している引越し業者をご紹介します。併せて見積もりを安くするコツなども紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
長距離引越しは距離が伸びるほど料金が高くなる
※参考:引越料金のしくみ - 近畿運輸局(https://wwwtb.mlit.go.jp/kinki/hikosi/ryoukin.html)
上の表は国土交通省が定める、輸送距離ごとの運賃の目安です。車両の重さや距離が増すごとに料金が増えていることがわかります。200キロ以上は追加料金も発生するため、長距離であればあるほど、必然的に引越し料金の相場も高くなるのです。また引越し料金にはこの運賃以外にも、
- トラックのチャーター費用
- 人件費
- オプション費用
がかかります。人件費はトラックの運転手や荷物運搬のスタッフにかかる費用、オプションはエアコンの設置費用や高速道路の料金なども含まれ、最終的にこれらの総合費用を支払うことになります。
単身・家族ごとの長距離引越し料金相場
表:引用元の表2種類50キロ以上の部分を抜き出し上の表は単身・家族ごとの引越し料金を距離ごとに分けて平均値を出しています。東京から引っ越す場合50キロ以内は首都圏、200キロ以内は同一地方内、500キロ以内は近隣地方内、それ以上は遠方の地方という距離感覚です。
どちらも距離が長くなるにつれ料金が高くなっていますが、基本賃金と比べると実際の引越し料金の方が上り幅が高くなっています。特に引越し件数が増える繁忙期はぐんと料金が高くなるため、慎重に引越し業者を選ばなければいけません。
次に長距離引越しの見積もりを安くするコツや、長距離プランに対応している業者をチェックしましょう。
引越し見積もりが安くなる「混載便」
「混載便」とは、1台のトラックに複数人の荷物をまとめて載せ、一緒に輸送するプランのこと。本来1人1台トラックを使うところをチャーター代や運転手の人数を減らせるため格安で利用できます。
「混載便」のメリット
引越し先が同じ人同士が1台のトラックに荷物を積み込むため、本来必要だったトラックのチャーター代、ガソリン代、高速料金、運転手・スタッフの人件費を複数人で負担できるため、通常の引越し料金よりも大幅に金額が下げられます。
「混載便」のデメリット
混載便はそもそも同じ場所や方向へ引っ越す人がそろわなければ利用できないため、日程や時間の指定が難しくなっています。また地方など大きな都市以外への引越しでは人数が集まらない可能性もあります。
さらに、別の依頼者の荷物も一緒のトラックに載せるため、荷物の取り間違いや紛失が起こりやすいのがデメリット。もし利用するのであればダンボールに分かりやすい目印をつけるなど、紛失しにくいよう対策を行うことが大切です。
「混載便」の荷物積載量
混載便は1台のトラックに荷物の載せ、あまったスペースをほかの人と共有するため単身引越しなど荷物量が少ない方におすすめのプランです。荷物の量が多い方は荷物量に合わせトラックのサイズを大きく調整できるので、トラックを貸し切っての引越しを行いましょう。
「混載便」の注意点
混載便は、引越し先までの日数を最大で10日としている引越し業者も存在します。これは日程の調整に時間がかかること、また複数の箇所で荷物を搬出し、それぞれの場所へ荷物を送り届ける時間が必要なことが原因です。
そのため利用できることを前提に考えると、入居日に間に合わなくなる可能性もあります。一度依頼先の引越し業者に混載便を利用できないか確認し、タイミングよくすぐに荷物の量がそろいそうでなければ諦める、と考え混載便に執着しすぎないことが大切です。
タイミングが合うと使える「帰り便」
「帰り便」とは、別の引越しで荷物を搬出し、空の状態で営業所まで戻るトラックに荷物を載せてもらうプランです。本来無駄になってしまう帰りのトラックを有効活用できるため、格安料金で利用できます。
「帰り便」のメリット
帰り便では別の引越しが終わった空の荷台に自分の荷物を載せて輸送してもらい、荷下ろしが終わった後トラックは営業所へすぐに戻ります。そのため本来往復かかるはずだったトラックのガソリン代・高速料金、運転手やスタッフの人件費を片道分に減らし、料金を安くできるのが魅力です。
「帰り便」のデメリット
帰り便は現在自分のいる住所の近くへの引越し依頼があり、依頼する引越し先へトラックが戻る予定がなければ成立しません。もちろん日程や時間も業者に任せなければいけないため、日時の指定は難しいでしょう。
またトラックのサイズなども指定できないため、そのトラックに入る荷物量でなければ利用できません。荷物が多ければ利用できない可能性も高くなるため注意してください。
「帰り便」の荷物積載量
先ほど説明したように自分の住所近くへ来るトラックのサイズに乗り切る荷物量という制限があります。サイズは引越しの依頼者によりまちまちなので、業者に直接家へ来てもらいトラックに入りきる荷物量かどうか確認を行いましょう。
もちろん、乗り切らない荷物を別で輸送してもらうこともできますが、追加料金がかかってしまい格安で利用する意味がなくなります。荷物が乗り切らないのであれば新しいトラックを借りて引越しを依頼してください。
「帰り便」の注意点
帰り便も混載便同様、利用できる前提でスケジュールを組まないようにしましょう。大都市から大都市への引越しであれば帰り便が使えることもありますが、地方への引越しはなかなか依頼が成立しません。成立したとしても日程・時間は指定できないため、時間に余裕のある方だけ業者へ問い合わせを行ってください。
引越し日数が短くできる「チャーター便」
「チャーター便」とはトラックを貸し切り自分の荷物だけを最速で輸送してもらうプラン。料金は高くなるものの、引越し日数を短くできるのが魅力です。近距離の引越しでは基本的にこのチャーター便が利用されています。
「チャーター便」のメリット
もっとも大きなメリットはほかの輸送プランと比べて早く荷物を運べること。自分の荷物のためにトラックを貸し切り、引越し先の住所へ最短で輸送できるため、引越し日数を短くできます。また引越しの日程や時間も指定できるため、どうしてもこの日に引っ越したいという希望がある方におすすめです。
また混載便のようにほかの人の荷物を載せることもないため、荷物の取り違えや紛失の恐れがないのもうれしいところ。荷物量が多い方でも空きスペースを気にせず引越しができます。
「チャーター便」のデメリット
チャーター便のデメリットは引越し料金が高くなる点。トラックを貸し切り運送費用やスタッフの人件費をすべて負担するため、ほかのプランに比べ料金が高くなってしまいます。また引越し業者によっては荷物の積み込みや荷下ろしを自分がやらなければいけない場合もあります。
これは少しでも料金を安くするための対策ですが、大型の家具・家電がある方は1人で運ぶことが難しいため、家族や友人に手伝ってもらえるかどうか確認しておきましょう。
「チャーター便」の荷物積載量
チャーター便は荷物の量に合わせてトラックのサイズを決めるため、特に荷物量に制限はありません。ただし、事前に正確な荷物量を伝えていなければ当日荷物を載せきれないというトラブルが発生する可能性もあります。
引越し業者が家を訪問し、直接荷物量を確認する訪問見積もりを行い、引越し業者とのすれ違いや勘違いが起きないよう対策しておきましょう。
「チャーター便」の注意点
先ほど紹介したように、チャーター便は引越し業者により荷物の搬入出を客側にお願いする場合があります。自分が依頼する引越し業者は荷物の搬入出を誰が行うか事前に確認しておきましょう。
またチャーター便は荷物の発送から到着までの日数が短く、当日中か遅くとも翌日には荷物が到着するため、スケージュールもその日程に合わせて調整してください。
貨物列車を活用する「コンテナ便」
「コンテナ便」はトラックで荷物を駅まで輸送し、その駅から最寄りの駅まで荷物を運び、そこからまたトラックで引越し先まで輸送するプランです。貨物用のコンテナに荷物を積み込み、列車で運んでもらうのが特徴です。
「コンテナ便」のメリット
コンテナ便は貨物列車で荷物を運ぶため、トラックのように道路渋滞に巻き込まれず正確な日程で荷物を運んでもらえます。予想よりも荷物の到着が遅いというトラブルも起こらないため、荷物の遅れが心配という方におすすめのプランです。
また貨物列車は引越しの荷物以外にもたくさんの荷物を運んでいます。そのため人件費や燃料費を多数の人で負担でき、トラックを貸し切って運転してもらう通常の引越しよりも料金が安くできます。
「コンテナ便」のデメリット
コンテナ便は日程がずれることはないものの、通常の引越しよりも日数がかかることがデメリット。先ほども紹介したように貨物列車には引越し以外の荷物が多く積まれているため、複数の駅で荷物の積み下ろし作業があり、その分余計に時間がかかります。引越しの日程に余裕を持てる方におすすめです。
「コンテナ便」の荷物積載量
コンテナ便に使われているコンテナのサイズは「高さ2.247メートル×幅2.325メートル×長さ3.647メートル」です。これは約4畳半の部屋の大きさであるため、このサイズに荷物が収まるかどうか確認しましょう。
またこの標準サイズ以外にもそれぞれの引越し業者が用意している、大量の荷物が輸送できる大型のコンテナも存在するため、事前に見積もりを依頼する際に、その引越し業者が取り扱っているコンテナの大きさをチェックしてください。
「コンテナ便」の注意点
先ほども紹介したように、コンテナ便は時間に正確な代わりに複数の駅で荷物の積み下ろし作業があります。通常の引越しよりも時間がかかるため、事前に日数を引越し業者に確認し、それを踏まえたうえでスケジュールを組み立てましょう。
荷物配送の目安としては東京から大阪までは最短で翌日、札幌まで輸送するのであれば3日程度かかります。
長距離引越しにおすすめのプラン
次に長距離引越しに対応している引越し業者が提供しているサービスについてご紹介します。それぞれの特徴を詳しく紹介していますので、見積もりを依頼するときの参考にしてください。
アーク引越センター
| プラン名 | 条件 | 値段 | その他 |
|---|---|---|---|
| ミニ引越し長距離プラン | 1R~1LDKの少ない家財量 | 要見積もり | ダンボール50枚など特典が豊富 |
| 長距離プラン | 2DK~2LDKの家財量 | 要見積もり | 同上 |
アーク引越センターでは荷物の量に合わせてそれぞれ長距離プランが用意されています。大型家具の荷づくりや家具の設置なども行ってくれるので、女性でも安心して依頼できるでしょう。
ZERO1引越センター
| プラン名 | 条件 | 値段 | その他 |
|---|---|---|---|
| 長距離プラン | 東京都・千葉県出発限定で北は東北、南は九州まで | 50,000円~ | 混載便対応可能 |
ZERO1引越センターはサービス開始からわずか14年間で全国約11万件という人気引越し業者です。低価格ながら高い品質を両立しており、荷物の損傷や紛失にも保険がかけられています。混載便が利用できるため、荷物量が少なくなるべく料金を安く抑えたいという方におすすめです。
カルガモ引越センター
| プラン名 | 条件 | 値段 | その他 |
|---|---|---|---|
| 単身引越混載便 | 荷物の少ない方向け | 43,000円~(東京-大阪) | 通常料金から60%オフ |
| 家族引越直行便 | 2DKルーム(4トントラック1台分) | 8,1600円~(東京-大阪) | コンテナ便・空輸便にも対応 |
カルガモ引越センターは引越し専業で40年の実績を持つ会社です。上記2つのプランは特典として通常の価格から30~50%オフとなっているのも魅力。長距離でも高額にならずに安心して利用できます。
引越のプロロ
| プラン名 | 条件 | 値段 | その他 |
|---|---|---|---|
| 超速1DAY便(空輸便) | AM10:00までに荷物を積込み | 要見積もり | 夕刻までに荷物を搬送 |
| 直行便 | 出発日・到着日を指定可能 | 要見積もり | チャーター便 |
引越のプロロは年間1万件以上の実績がある引越し業者。今回調査した長距離プランに対応した引越し業者の中では、もっとも早い時間での荷物配送が可能です。
超速1DAY便は航空機を組み合わせた便で、500キロ以上離れた場所への引越しでも当日中に配送が完了します。直行便でも翌日~2日程度で到着するため、早さを重要視する方におすすめの引越し業者です。
長距離引越しにかかる日数は?
引越し業者ごとに到着までの日数などが表示されていますが、通常の長距離引越しをした場合はどの程度の日数がかかるのか、気になりますよね。次に距離ごとの到着目安を紹介しますので、スケジュール調整に役立ててください。
| 距離(km) | 到着日 | 移動距離のイメージ |
|---|---|---|
| ~100 | 当日中 | 東京-北関東・山梨・神奈川 |
| ~200 | 当日~翌日 | 東京-長野・新潟・静岡・福島 |
| 300~600 | 翌日 | 東京-兵庫・秋田(600km) |
| 700~1,000 | 翌々日 | 東京-福岡 大阪-北海道(1,000km) |
到着日の目安は午前中に出発した場合を想定しています。また荷物の量が多ければトラックの速度が遅くなるため、家族で引越しをする場合は当日なら翌日、など日数を多めに見積もることをおすすめします。
便やプラン以外で長距離引越しを安くする方法
長距離引越しでも安くなる引越し業者が分かっても、料金は少しでも安くしたいもの。次に便やプラン以外でも引越し料金を安くする方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
フリー便を活用する
引越し業者は1日の時間を午前便・午後便・フリー便の3つにわけています。フリー便とは引越しの日程だけを決め、作業の開始時間を引越し業者にゆだねる便のこと。あまったトラックや人員、依頼と依頼の合間の時間などがうまく利用できるため、通常よりも料金を安くできます。
ただし、人気が午前便に集中しているため、フリー便の引っ越し作業時間は夕方以降になることも少なくありません。夕方に作業を開始すると終了は夜になることも多いため、スケージュール調整に注意してください。
レンタカーを使う
もし車を持っていないようであればレンタカーで引越しをすることも可能。ダンボールや台車を用意・レンタルする必要はありますが、引越しの日程や時間を自由に調整できるのが魅力です。
トヨタレンタカーであればハイエースバンが12時間1万2,650円、マニュアル車が運転できるのであれば軽トラックのPIXISが12時間6,600円でレンタルできますので参考にしてください。ただし、レンタル代に加え高速料金やガソリン代も必要となるため、事前に計算しておくと安心です。
宅配便で荷物を運ぶ
もし荷物の量が少なく、ほとんどがダンボールに収まるのであれば宅配便や宅急便を利用するのもおすすめ。引越しにもよく利用されている持ち運びしやすい120サイズのダンボールであれば、ヤマト運輸は関東~関西の距離を1つ1,720円で配送してもらえます。
またゆうパックなどの宅配便なら同じく120サイズを1つ1,690円で配送可能です。ダンボールの数によっては引越し業者よりも安く引っ越せる可能性もあるため、荷物量が少ない単身引越しの方は検討をおすすめします。ただし、1つのダンボールにつきヤマト運輸15キロ、ゆうパック25キロの重量制限があるため注意が必要です。
※運賃は2020年11月現在の情報です
まとめ
今回は長距離の引越しにおすすめのプランや、長距離引越しに対応している引越し業者についてご紹介しました。
引越しは距離が長くなるにつれ、どうしても料金が高くなってしまいますが、工夫次第で料金を安くする方法はたくさんあります。「ズバット 引越し」では一括見積もりを請け負っていますので、ぜひ活用して自分に適したプランや引越し業者を見つけてくださいね。
2021年02月12日掲載
1回の入力で最大12社に一括見積もり!
引越し業者と直接相談・交渉することで、一番安い引越し業者が見つかる!
株式会社ウェブクルーが運営する引越し関連サイトの営業担当者。引越しに関する造詣の深さを活かし、営業担当として活躍中。
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