引越し業者はクレジットカード払いに対応しているか?

ガイド:吉田 章

引越し後は、銀行やクレジットカード会社に対し、住所変更の手続きが必要になります。放置していると、これらの機関から送られる請求書や利用明細書は、元の住所へ届いてしまうので、個人情報が流出するリスクが高まります。銀行への届出は、窓口で行う方法のほか、電話や郵送、インターネットで行う方法もあります。クレジットカード会社への、住所変更届は、インターネットで行うのが一般的です。ホームページで必要書類を申請する場合と、ネット上で変更が可能な場合があるので、よく確認してください。

引越し料金のように金額の大きい支払いには、クレジットカードを利用した方が何かとお得ですよね。
現金を持ち運ぶ必要がありませんし、ポイント還元の付いたカードなら、金額が大きいぶんリターンも大きくなります。
しかし、果たして引越し料金の支払いにクレジットカードを使うことが出来るのでしょうか。このページでは、そうした疑問に答える基本知識を解説してみたいと思います。

クレジットカード払いの可否は引越し業者による

クレジットカード払いに対応しているかどうかは、依頼する引越し業者により異なります。
依頼時に戸惑わないよう、そもそも引越し業者への支払いにはどのようなものがあるのか、基本的な知識を押さえておきましょう。

主な支払い方法の種類

引越し業者への支払い方法には、以下のようなものがあります。

現金

近年はクレジットカード決済やスマートフォン決済に対応している業者も増えつつありますが、引越し料金の支払いは現金で行うのが主流です。

金額は、見積もりで提示されたものが基本となります。

ただ、荷物の量が多かったり、不用品を引き取る必要があったり、当初の予定にない作業が発生した場合は追加料金が発生することも。

ある程度余裕を持って用意しておくと安心です。

また、無用のトラブルを避けるため、支払いの事実を証明する領収書は、必ずもらうようにしましょう。

クレジットカード

単身者ならまだしも、家族での引越しとなると、支払う料金も大きくなります。多額の現金を持ち歩くリスクを考えると、カード払いを利用したくなるのが人情でしょう。

しかし、すべての引越し業者がクレジットカード払いに対応しているわけではありません。

また、対応可能でも、利用に手数料が掛かったり、値引きキャンペーンなどとの兼ね合いによって利用を断られたり、まだまだ業界に十分に浸透しているとは言えない状況です。

契約後に戸惑わないためにも、最初に見積もりを依頼する時に、クレジットカード払いの可否を尋ねるようにしましょう。

その他(スマートフォン決済・口座引き落とし)

近年、スマートフォン決済が注目されていますが、こちらもクレジットカードと同様、業者によって対応が分かれます。

利用を希望する場合は、事前の確認が必須と言えます。

支払いのタイミングについて

料金を支払うタイミングですが、こちらも引越し業者によって違います。

一般的なサービスでは事後の支払いが多いですが、引越し業者に限って言えば、引越し作業が始まる前に支払い、というパターンが多いです。中には、荷物を積み終わったタイミングという業者もいます。

いざという時にお金やカードが手元にないと、作業を進めてもらうことが出来なくなります。予め支払いのタイミングを把握し、準備を整えておくことが大切です。

現金以外の支払いを希望する際の注意点

引越し業者の場合、その場でクレジットカード払いを希望しても、すぐには応じてもらえない可能性があります。

決済端末などを準備する必要があるため、引越し予定日の何日か前に連絡しておく必要があるわけです。

口座引き落としや、スマートフォン決済の場合も同様です。具体的な手続きの流れは、やはり業者により異なりますので、現金以外の支払いを希望する時は事前確認を忘れないようにしましょう。

クレジットカード払いに対応している主な引越し業者一覧

続いて、クレジットカード払いに対応する主な業者と、対応ブランドなどをまとめてみます。

社名 対応するクレジットカードの概要
サカイ引越センター <対応ブランド>
JCB、VISA、UC、DC、UFJ、Diners Club、AMEX、JACCS、BC Card、NICOS、セゾン、CF Card、OMC、イオン、アプラス、UCS、TAKASHIMAYA Card、TS CUBIC CARD、イズミヤカード、楽天
<支払い方式>
一括のみ
<参照元>
http://www.hikkoshi-sakai.co.jp/service/
日本通運 <対応ブランド>
UC、VISA、Master Card、JCB、Diners Club、AMEX、DC、Orico、UFJ、NICOS、イオン、Life CARD、セゾン、JAL CARD、CF、楽天、OMC、TS CUBIC CARD、アプラス、JACCS
<支払い方式>
一括、分割
<参照元>
https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/card.html
アーク引越センター <対応ブランド>
VISA、MasterCard、JCB、AMEX
<支払い方式>
不明
<参照元>
https://www.0003.co.jp/guide/question/ryoukin.html
アート引越センター <対応ブランド>
三井住友VISA、JCB、AMEXほか多数
<支払い方式>
カード会社により異なるため要問い合わせ
<参照元>
https://www.the0123.com/concierge/faq/detail20.html

クレジットカード払いに対応と言っても、カードブランドをはじめ、業者によりサポート範囲にばらつきがあります。

特にマイナーなカードを使っている場合は、カード払い自体の可否だけでなく、対応しているカードブランドや支払い方法についても、しっかり確認しておくことをおすすめします。

また、ポイントのためにカード払いを考える場合も、注意が必要。カードを利用することで値引きキャンペーンの適用から外れたり、別途手数料を求められることがあります。

カード払いで溜まるポイントが、その分のマイナスを補えるか、抜かりなく検討しておきましょう。

引っ越し代金をクレジットカードで支払うメリットとデメリット

一般的な買い物では、クレジットカード払いにするとお得なことが多いです。
しかし、引越しの場合はどうなのでしょうか。カード払いのメリット、デメリットを以下に解説します。

メリット

  • 現金を持ち歩かなくて良い
  • 支払いの金額が大きい分、ポイントが溜まる
  • 使うカードによっては、引越しに関連する優待サービスが受けられる
  • 分割払いにすれば、一回あたりの支払い負担を小さく出来る

引越しの場合も、買い物などでクレジットカード払いを選ぶときと同じメリットを享受出来ます。

注目したいのは、利用するクレジットカードによっては、割引サービスや家具、家電の優待サービスが受けられる点です。

具体的な特典は、カードの種類や依頼する引越し業者によってまちまち。また、期間限定の優待キャンペーンもあります。

調べるのが多少手間ですが、場合によっては料金が2?3割値引きされることもありますから、手持ちのカードで利用出来る優待がないか、業者を検討する際に一度調べてみることをおすすめします。

デメリット

  • 利用手数料が掛かる可能性がある
  • 業者によってはそもそも対応してくれない

予め業者を見定めれば避けられるデメリットですが、クレジットカード払いで手数料が発生する引越し業者もいる、というのは知っておきたいところです。

例えばポイント目的にカード払いにしたのに、手数料が付与されるポイントを上回っていては、本末転倒ですよね。

また、業者によってはクレジットカード払い自体に対応していないところもあり、事前の確認が必須というのも、デメリットと言えるでしょう。

どちらの支払い方法を選択すべきかは、一概に断言出来ません。メリットとデメリットを踏まえ、ケースバイケースで納得のいく方を選んでいただければと思います。

押さえておきたいカード払いの注意点

クレジットカード払いは便利ですし、大抵の場合お得ですが、意外な落とし穴もあります。注意したいポイントを以下に見ていきましょう。

公式サイトに詳細な記載がない場合は必ず問い合わせる

すべての引越し業者が、クレジットカード払いに対応しているわけではありません。

また、公式サイトにカード払いの詳細を記載している業者の方が少数派です。

クレジットカードでの支払いを希望するなら、問い合わせ時に必ず詳細を問い合わせることが大切です。

対応しているカードブランドはもちろん、選べる支払い回数や手数料の有無、精算のタイミングについても、抜かりなく確認しておきましょう。

手持ちのカードに引越優待付きのものがないか調べる

クレジットカード払いの大きな魅力はポイント還元ですが、カードブランドの中には独自に引越し優待を用意しているものがあります。

ポイント還元は多くても2%前後ですが、引越し優待の中には、値引率が20?30%に及ぶものがあり、かなりお得です。

具体的な内容や適用条件は、カードブランドが提携している引越し業者によって違います。

そのため一概におすすめは出来ないのですが、もし引越しまでに時間的余裕があるなら、一度手持ちのカードの優待を調べてみても、損はないでしょう。

金額が大きい場合、限度額を超える可能性がある

荷物が多かったり、移動距離が長かったりすると、引越し料金が十万円以上の高額に及ぶことがあります。

場合によっては、クレジットカードのショッピング枠をオーバーし、支払いが出来なくなってしまう可能性が。

最近はウェブで限度額の確認や変更が簡単に出来ますから、もし普段ショッピング枠を意識されていないようなら、見積もりが出た段階で確認しておくことをおすすめします。

生活費に支障が出る可能性がある

新生活を始めると、何かとお金が掛かります。

引越しのようにまとまった金額が引き落とされてしまうと、状況によっては生活費が足りなくなったり、残高不足により他の引き落としが出来なくなってしまうリスクが考えられます。

もし蓄えに不安があるなら、少なくとも各種引き落としに支障が出ないように事前にしっかりと資金計画を立てておきましょう。

クレジットカード・銀行の住所変更手続きについて

住所が変わったら、銀行やクレジットカードの住所変更の手続きを行いましょう。住所変更手続きを怠ると、個人情報漏洩のリスクが高まります。ここでは、引越し後の住所変更手続きについて詳しく説明していきます。

クレジットカード会社はウェブサイト上で住所変更を

クレジットカード会社の場合、住所変更手続きはウェブサイトで行うのが一般的です。インターネットで住所変更を行うのが不安だという人は、ウェブサイトもしくは電話で必要な書類を申請するといいでしょう。その後、送られてきた書類に必要事項を記入して郵送すれば、住所変更手続きは完了します。

旧住所に重要な通知が届いてしまうと、書類が返送されてしまい、クレジット会社から信用を失うこともあります。住所を偽って使っていたと認識されてしまうことで、カード会社のブラックリストに載ってしまった例もありますので注意しましょう。

窓口や郵送で手続きする場合は身分証明書と印鑑が必須

引越しで住所が変わったら、さまざまな機関へ住所変更届を提出する必要があります。自治体へはもちろんですが、銀行やクレジットカード会社へも届け出ることを忘れないでください。手続きを怠ってしまうと、利用明細書などが以前の住居に送られてしまうことになるので、個人情報の流出から不正利用などのトラブルに巻き込まれる恐れがあります。

住所変更手続きの方法は、銀行やクレジットカード会社ごとに異なりますが、必要事項を記入した書類に捺印し、身分証明書のコピーなどとともに窓口に提出、または郵送する方法が一般的です。ただし、インターネットバンキングなどのサービスに加入している場合は、インターネット上で、住所変更手続きをすることが出来ることが多いので、確認してみましょう。

銀行の住所変更手続き

銀行の住所変更手続きのおもな手順は以下の通りです。すみやかに行いましょう。

銀行の住所変更手続きの種類と手順

窓口で手続きをする場合

住所変更用の書類に必要事項を記入、捺印し、運転免許証や保険証などの本人確認書類、通帳などとともに提出します。

電話で手続きをする場合

電話で住所変更用の書類送付を請求。書類に必要事項を記入、捺印したら、身分証明書のコピーとともに郵送します。

ウェブサイトで手続きをする場合

ウェブサイトでインターネットバンキングなどのサービスページにログインし、必要事項を入力して住所変更を申請します。ただし、ウェブサイトでは、必要書類の請求しか出来ない場合もあります。

2018年1月19日掲載

2020年9月17日更新

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ガイドプロフィール
吉田 章(よしだ・あきら)
株式会社ウェブクルー 引越し関連サイト 営業担当

株式会社ウェブクルーが運営する引越し関連サイトの営業担当者。引越しに関する造詣の深さを活かし、営業担当として活躍中。

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