SNSとスマートフォンには個人情報がいっぱい!
うっかり流出させない個人情報の守り方

進学や就職を機に、初めてスマートフォンを手にする人も多いのではないでしょうか。気軽に友達と連絡できる一方で、ちょっとしたきっかけでネットに個人情報が漏れてしまうことがあります。個人情報の取り扱いには、くれぐれも注意しましょう。

個人情報の流出に注意

SNSでは自分が個人情報の流出元になることも

個人情報の流出というと、企業のコンピューターがハッキングされて第三者が入手する…と想像するかもしれません。ところが、個人情報は、自分から外部に流出させてしまっていることも多いのです。例えば、FacebookやTwitterなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを使っていると、投稿した写真やコメントなどから、自分の住んでいる地域などを特定される可能性があります。

個人情報には、名前や年齢、性別、住所、電話番号、勤務先、趣味などがあります。インターネットのサービスを使っている人の場合、メールアドレスや各種サービスのアカウント、ネット通販の購入履歴なども含まれるでしょう。

このような情報をあえて自分のSNSで流す人はいないと思いますが、SNSに投稿した文章や写真などを結び付けることによって、結果的に個人情報が第三者にばれてしまうことがあるのです。

例えば「ネットの写真を見て、一目惚れした」といった些細なことがきっかけでストーカーになった人は、過去にSNSに投稿した写真などから住所を割り出すこともできるといいます。SNSを利用するときは、自分から個人情報を必要以上にさらさないように気をつけてください。

SNSで個人情報を守るポイント

SNSは友達や同僚と連絡を取り合ったり、情報を共有したりするのにとても便利なサービスです。しかし、便利なサービスゆえに、日常的に利用しているうちに油断して、多くの個人情報を流出させてしまうことにもなりかねません。SNSの使い方には、くれぐれも注意しましょう。

記事の閲覧範囲を限定する

インターネットは、基本的に全世界へ公開されています。つまり、SNSに投稿した記事は、全世界の人が見る可能性があると言っても良いでしょう。しかし、SNSは友人と「個人的な情報」をやり取りする場でもあります。プライベートな内容を投稿するときは、記事が閲覧できる対象を限定しましょう。Facebookの場合は、「公開」「友達」「一部の友達」などと、記事を閲覧できる範囲を制限できます。投稿内容にあわせて、閲覧範囲を変更しましょう。

投稿した記事に位置情報を記載しない

SNSには、スマートフォンから投稿した記事に現在の位置情報を追加する機能を持つものがあります。位置情報を追加する機能を有効にしていると、自分が投稿した記事に、そのときの場所(市町村)を第三者に知られてしまいます。つまり、SNSの記事から自分の行動範囲などがわかってしまうのです。

もし、位置情報を追加する設定になっていた場合は、機能を無効に変更しましょう。

場所が特定される写真や文章を避ける

よく行く店、頻繁に通る道などで撮影した写真、あるいは店を紹介する記事を投稿すると、第三者に自分の行動範囲が筒抜けになってしまいます。閲覧範囲を公開にしている記事を投稿する場合は、場所を特定できるような写真や文章を書かないように注意しましょう。

写真に地名などが写っていなくても、過去の記事を調べていくことで、大まかな場所を推測できてしまいます。会ったこともない人に、自分のいる場所や活動範囲を知られてしまうのです。中には、「この写真の場所はどこですか?」とネットサービスに投稿し、親切な人に教えてもらうという手法で場所を特定するストーカーもいます。

写真の位置情報を確認する

GPS(Global Positioning System)を搭載したスマートフォンで写真を撮影すると、写真のデータに撮影場所や撮影時間などのデータを記録できます。そのため、データが記録された写真をSNSに公開すると、写真から位置情報を知られてしまいます。

ただし最近は、位置情報などを記録した写真をSNSで公開しても、自動的に情報を削除するサービスが増えています。利用しているSNSが、写真の位置情報を削除しているか、確認しておきましょう。

友達、家族と一緒に撮った写真をSNSに投稿しない

友達と食事をしたり、遊びに行ったりしたとき、みんなで写真を撮ることがあります。しかし、自分の顔写真と同じように、友達の顔写真も個人情報です。

さらにSNSでは、集合写真を撮影すると「○○さんは△△さんと一緒です」といった情報を追加できます。この情報も、個人の特定に悪用できます。集合写真をSNSに投稿するのは控えましょう。投稿したいときは、全員の了解を得てからにしましょう。

誕生日、出身学校、電話番号などを書かない

SNSで誕生日を公開していると、誕生日に友達からお祝いのメッセージが届きます。また、出身学校を公開すると、それが縁となって新しい友達と知り合えることもあります。

しかし、誕生日や電話番号を、銀行などの暗証番号やパスワードに利用している人は少なくありません。また、パスワードを忘れたときの本人確認として、自分だけが答えを知っている「秘密の質問」を登録していることがあります。SNSで、誕生日や出身学校を公開すると、その情報をもとにパスワードがばれて、不法にアクセスされてしまう可能性があります。

SNSで誕生日や出身学校を公開する場合は、パスワードや暗証番号、秘密の質問の答えに使わないように注意しましょう。

偽名を使う人がいるので注意

SNSでは、実際に会ったことがある人だけでなく、ネット上で知り合った人と友達登録をすることがあります。その場合、ネット上で知り合った人が偽名を使っている可能性も考慮しましょう。単に個人情報を知られたくないだけの人かもしれませんが、ストーカー目的の場合もあるのです。ネット上で知り合った人に、必要以上に自分の個人情報を知られないように注意しましょう。投稿した記事の公開範囲を制限するなど、個人情報を知られない工夫をしてください。

スマートフォンの個人情報を守るポイント

スマートフォンには、自分だけでなく、家族や友達、同僚などの個人情報も記録されていることが多いものです。もし、スマートフォンが他人の手に渡ると、自分以外の人の情報も流出してしまうかもしれません。スマートフォンの取り扱いにはくれぐれも注意しましょう。

スマートフォンにはロックをかける

個人情報の宝庫であるスマートフォンは、第三者に操作されないようにロックをかけられます。ロックをかけると、「正しいパスワードを入力しないと使えない」「登録しているパターンのとおりになぞらないと使えない」といった制限を設けられます。

ところが、いちいちロックを解除するのが面倒で、ロックせずにスマートフォンを使っている人もいます。スマートフォンには、自分以外の個人情報も記録されているので、万が一のことを考えて、必ずロックをかけましょう。

不用意にアプリを入れない

スマートフォンのアプリには、個人情報を盗み出すことを目的にしているものがあります。そういったアプリは、「バッテリーの消耗を抑えるアプリ」などと情報を偽ってユーザーにインストールさせます。ところが実際には、スマートフォン内部のデータを外部に送信する機能を持っており、ユーザーに気付かれないように、スマートフォンから個人情報を盗み出したりするのです。

App StoreやGoogle Playなどの公式なアプリストア以外からアプリをダウンロードしない、ウイルス対策ソフトを導入するなどの方法で対策しましょう。怪しげなアプリには、魅力的な機能を持つものが少なくありませんが、それだけリスクがともないます。


SNSなどのネットサービス、スマートフォンは、私たちの生活を便利にしてくれる半面、多くの個人情報を蓄積しています。投稿の仕方、機器の管理の仕方によっては、自分だけでなく、友達の個人情報まで流出してしまいます。SNSでの投稿やスマートフォンの管理には、くれぐれも注意しましょう。

2017年3月31日掲載

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