単身引越しの料金の相場とお得に引っ越すコツ

ガイド:吉田 章

たとえば、引越し業者から引越しにかかる費用を「8万円」と提示されたとします。しかし相場がわからなければ、それが妥当な金額か判断するのが難しいですよね。
ここでは、単身の引越しについて料金相場をご紹介しています。ご自身の引越しにはいくらくらいかかるのが一般的か、判断する際の参考になれば幸いです。

単身引越しの料金相場

8万円は高い?単身引越しの料金相場

近距離、長距離、主要県別に単身引越しの料金相場をまとめてみました。引越しを希望する時期、新居までの距離と照らし合わせて相場をチェックしてみてください。

近距離の単身引越しの料金相場

通常期 繁忙期
通常料金 36,723円 49,128円
中心料金帯 2万円以下(14.7%) 2~4万円(44.1%)
2~4万円(57.2%) 4~6万円(27.0%)
4~6万円(20.6%) 6~8万(10.7%)

※単身者の引越しで、引越し元の間取りを、ワンルーム、1K、1DKに限定しています。

東京都内での近距離引越しの平均料金についてまとめました。通常期(5~2月)では、ほとんどの人が4万円以下で引っ越せていますが、繁忙期(3~4月)になると、大幅に減少します。

繁忙期に引っ越さざるを得ない人は、引越し業者に相談して、なるべく料金を安く抑えましょう。

通常期では、2万円以下で引っ越せている人がいます。少しでも安く引っ越したい人は、一括見積もりサービスなどを利用して、複数の引越し業者の見積もりの比較をしてください。

また、見積もりよりも安く引っ越す方法を、引越し業者に尋ねると、さまざまな方法を教えてもらえることがあります。

長距離の単身引越しの料金相場

通常期 繁忙期
通常料金 69,698円 137,728円
中心料金帯 2~4万円 (30.0%) 2~4万円 (16.7%)
4~6万円 (19.3%) 6~8万円 (16.7%)
6~8万円 (16.0%) 20万円以上 (20.8%)

※単身者の引越しで、引越し元の間取りを、ワンルーム、1K、1DKに限定しています。

長距離の引越しは、距離が長くなる分、近距離の引越しよりも料金が高くなります。繁忙期になると、さらに引越し料金が高くなり、20万円以上を払っている人が2割を超えます。繁忙期こそ、複数の見積もりを比較することが大切です。

引越し日までの期限があるなどと、何かと制約の多い時期ですが、少しでも多くの引越し業者と会って話をしてみましょう。

ほかにも、単身引越し用のプランを利用するなど工夫すれば、安く引っ越すことは可能です。中には、多少不便になるものもありますが、大幅に料金を安くできる可能性があります。

主要県別の単身引越しの料金相場(通常期)

進学や就職などで一人暮らしをする人が多い県をピックアップして、それぞれの県ごとに引越し料金の相場をまとめました。これから引越しをする人は、参考にしてください。

北海道からの引越し
北海道(-km) 36,989円
東京都(831km) 80,545円
愛知県(955.4km) -
大阪府(1057.9km) -
福岡県(1417.1km) -
東京都からの引越し
北海道(831km) 36,989円
東京都(-km) 80,545円
愛知県(259.1km) 66,723円
大阪府(395.9km) 69,698円
福岡県(880.6km) 87,472円
愛知県からの引越し
北海道(955.4km) 64,701円
東京都(259.1km) 80,60,885円
愛知県(-km) 33,089円
大阪府(138km) 52,507円
福岡県(621.5km) 69,104円
大阪府からの引越し
北海道(1057.9km) 130,159円
東京都(395.9km) 61,495円
愛知県(138km) 55,368円
大阪府(-km) 30,292円
福岡県(485.5km) 52,146円
大阪府からの引越し
北海道(1417.1km) -
東京都(880.6km) 79,326円
愛知県(621.5km) 57,380円
大阪府(485.5km) 72,705円
福岡県(-km) 30,094円

※単身者の引越しで、引越し元の間取りを、ワンルーム、1K、1DKに限定しています。

※( )内の距離は都道府県庁間の距離です。国土交通省国土地理院の資料を基に作成しています。

通常期(5~2月)でも、大阪府から北海道のように1,000キロメートルを超えると、平均でも引越し料金は10万円以上になります。料金が高いときは、引越し業者に安くする方法がないか尋ねてみましょう。

主要県別の単身引越しの料金相場(繁忙期)

続いて、繁忙期の主要県別料金相場をご紹介します。

大阪府からの引越し
北海道(-km) 62,236円
東京都(831km) -
愛知県(955.4km) -
大阪府(1057.9km) -
福岡県(1417.1km) -
東京都からの引越し
北海道(831km) 165,679円
東京都(-km) 49,128円
愛知県(259.1km) 116,010円
大阪府(395.9km) 137,728円
福岡県(880.6km) 176,960円
愛知県からの引越し
北海道(955.4km) -
東京都(259.1km) 97,932円
愛知県(-km) 47,537円
大阪府(138km) 90,067円
福岡県(621.5km) 93,778円
大阪府からの引越し
北海道(1057.9km) -
東京都(395.9km) 106,894円
愛知県(138km) 84,500円
大阪府(-km) 43,839円
福岡県(485.5km) 79,377円
福岡県からの引越し
北海道(1417.1km)) -
東京都(880.6km) 98,713円
愛知県(621.5km) -
大阪府(485.5km) 67,568円
福岡県(-km) 44,240円

※単身者の引越しで、引越し元の間取りを、ワンルーム、1K、1DKに限定しています。

※( )内の距離は都道府県庁間の距離です。国土交通省国土地理院の資料を基に作成しています。

繁忙期(3~4月)では、東京都から愛知県の約250キロメートルでも、引越し料金が10万円以上になります。少しでも安く引っ越すには、引越し業者の見積もりを比較したり、安く引っ越せるプランを利用したりしましょう。

結論:距離、時期によって料金は大きく変動する

ここまで見ていただいた通り、引越し料金は距離と時期によって料金が大きく変動します。相場を参考に、提示された金額が高いかどうか判断してみてください。

毎年3~4月は、進学や就職、転勤などで引越しの依頼が大幅に増加します。引越し業者は、そういった引越しのニーズに対応するため、トラックや作業員を増員して、この時期に臨みます。そのため、引越し料金は、5~2月の通常期と比べて、大幅に高くなる傾向があります。

また、繁忙期では、引越しの予約も思うようには取れません。引越しが決まったら、なるべく早く引越し業者に見積もりを依頼しましょう。1ヵ月前には依頼しておくと、利用したいオプションサービスを選べるなど、自分の希望する引越しができます。

長距離の単身引越しを安くするには

長距離の引越し料金を安くするコツは、ちょっとした不便を受け入れることです。例えば、フリー便や午後便を利用すれば、通常の引越しより料金が安くなります。フリー便や午後便は、引越し業者がほかの引越しを始める前、または終えたあとから作業を始めるプランで、引越し業者の都合にあわせる分、引越し料金が安くなります。

何時に作業を始めるのか引越しの前日か当日までわからないという難点がありますが、引越し料金を安くするには効果的です。

そのほか、引越し業者によっては、混載便というプランがあります。混載便は、ほかの人の引越しの荷物と一緒に運ぶというプランです。定期的に輸送する、トラックが一定量になったら輸送する、と引越し業者によって対応が異なりますが、通常の引越しよりも荷物が届くのに時間がかかるのは同じです。

フリー便 引越し作業の時間を引越し業者に任せる。時間は引越しの前日か当日までわからないことが多い
午後便 引越し作業を午後から始める。午前から作業を始めるより料金が安くなる傾向がある
混載便 1台のトラックで、ほかの人の引越しの荷物と一緒に運ぶ。通常の引越しよりも荷物が届くのに時間がかかる

知っておきたい単身引越しの注意点

単身引越しをする際には、いくつか注意点があります。

電話見積もりでは、荷物の伝え忘れに注意

単身引越しは、引っ越す人数がひとりだけなので、基本的に引越しの料金は安くなります。引越し業者によりますが、部屋の広さや持っている家具、電化製品などから荷物の量を推測して、引越し料金の見積もりを電話だけで済ませることもあります。

電話見積もりで伝えていなかった大きな荷物などがあると、引越し作業でその荷物を持っていってくれなかったり、作業後に追加料金が発生したりします。見積もりの依頼をする前に、自分の荷物の量をリストアップしておくと、伝え忘れを防ぐことができます。

引越し料金の見積もりは複数業者に依頼

引越しの料金を安くする基本は、荷物の量を少なくすることです。ところが、単身引越しは、もともと荷物の量が少ないので、荷物を少し処分した程度では、引越し料金を安くする効果はあまりありません。引越し料金を安くするには、大型の電化製品やベッドなどを処分する必要があります。

効果的なのが、引越し料金の見積もりを複数の引越し業者に依頼することです。複数社の見積もりを比較して、最も安い見積もりを提示した引越し業者と契約するだけで、引越し料金を安くすることができます。複数社に一括で見積もりの依頼をするサービスを利用すれば、1社1社に連絡する手間を省けます。

単身引越しににあったプランを利用する

多くの引越し業者で、一人暮らしの人や単身引越しの人に向けたプランを用意しています。単身引越し用プランは、家族向けの引越しプランと比べて、サービスをシンプルにしていたり、専用のコンテナを用意していたりして、料金を低く抑える工夫をしています。

荷造りや荷解きを自分でやり、引越し業者には、搬出、運送、搬入だけをお願いしたいという人は、単身引越し用のプランが最適です。

また、引越し業者によっては、単身引越し向けに、コンテナに荷物を積み込んで運ぶプランがあります。これは、コンテナに積み込んだ荷物だけを引越し業者が運ぶプランで、ほかの人のコンテナとまとめて輸送するので、料金がとても安くなっています。

引越しの荷物がコンテナに収まる量であれば、お得に引っ越すことができます。コンテナをまとめて輸送するしくみなので、通常の引越しプランと比べて、新居に届くまで時間がかかるのが一般的です。

引越しにかかる費用を計算してみよう!

引越しにかかる費用は、主に引越しそのものにかかる費用、物件の退去にかかる費用、新居の契約にかかる費用、その他の費用と大まかに4つに分けることができます。

新生活には何かとお金がかかりますから、想定外の出費は防ぎたいもの。引越しが決まったら、出来るだけ早めに何にどれくらいの費用がかかるのかを計算し準備しておくと安心です。

引越しにかかる費用

旧居から荷物を運び出し、新居に搬入する作業にかかる費用です。引越し業者に支払う費用だけでなく、不用品の処分、オプションサービス、梱包資材などにかかる費用も計算しておくと安心です。

荷物の量、距離、引越し時期によって決まる基本料金は、業者ごとにそれほど差がありません。ただし、オプションサービスの内容や金額は業者によって大きく差が出るため、費用を節約したいと考えているのであれば、オプションサービスの項目で削れるものはないかチェックすると良いです。

物件の退去にかかる費用

これまで住んでいた家を退去するには費用がかかります。修繕は主に入居時に支払った敷金で賄われますが、支払った額以上に修繕費用がかかる場合は追加して支払わなければいけません。

また、引越し日から解約日まで日数があく場合でも、解約日当日までは家賃が発生します。出来るだけ引越し日と解約日までの期間を短くして、二重に家賃が発生する期間を短くするのがおすすめです。

新居の契約にかかる費用

新たに物件を借りる際にも費用がかかります。退去時の原状回復に使われる敷金、貸主への謝礼として支払う礼金のほか、共有スペースの維持や修繕に使用される管理費・共益費、仲介する不動産会社に支払う仲介手数料、火災保険料、カギの交換費用など様々な費用を支払う必要があります。

また、保証人の代わりに保証会社を利用する場合には、保証会社に支払う費用がかかります。相場は家賃の半額〜1ヶ月分程度です。

その他の費用

新しい家に引っ越すと、そこにあった家具や電化製品、カーテンなどを揃える必要があります。旧居で使っていたものを使えば節約することができますが、事前にある程度予算を立てておくと安心です。

また、近隣の住人に手土産を配る場合は、一軒あたり500円程度を目安に考えておくと良いでしょう。そのほか、それほど高額ではありませんが、住所変更などの手続きに手数料がかかる場合もあります。

2016年12月27日掲載

2020年12月27日更新

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ガイドプロフィール
吉田 章(よしだ・あきら)
株式会社ウェブクルー 引越し関連サイト 営業担当

株式会社ウェブクルーが運営する引越し関連サイトの営業担当者。引越しに関する造詣の深さを活かし、営業担当として活躍中。

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