引っ越すときのインターネットの契約と手続き
引越しをする際、インターネット契約をどうするかは大きな問題です。現在の契約を継続するのか、解約し新たな会社と契約をするのか、はたまたポケットWi-Fiに切り替えるのか検討しなければいけません。
ここでは引越し前に知っておきたいインターネット契約の基礎知識をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
本当にお得?引越し業社が勧めるインターネット契約
引越し業者に見積もりを依頼すると、同時にインターネット契約を勧められることがあります。
同時契約をすることで見積額が割引されるなどのキャンペーンを用意している業者も多くいますが、引越し業者を通してインターネット契約をすることは、本当にお得なのでしょうか?
お得かどうかは冷静に見極めよう
引越し業者が勧めてきたのだからお得だろうと、安易に考えるのは危険です。 同時にインターネット契約をすることで、引越し費用が大幅に割引されるため一見お得に見えますが、実はもともとの見積額を高く設定して、お得に見せているだけというカラクリがあります。
引越しが迫っていると、早く業者を決めなければならず、冷静な判断ができないことも。業者に言われるがままにインターネットを同時契約してしまい、後悔することにもなりかねません。
できるだけ余裕を持って見積もりを取り、他の業者の見積額と比較をしながら、同時契約することが本当にお得なのかしっかり見極める必要があります。
外部の代理店から連絡が来ることも
見積もりの際などに、新居でもインターネットを使う予定があると引越し業者に伝えると、それだけで見ず知らずの代理店から突然勧誘の電話がくることがあります。
中には、見積もり依頼をしただけで聞いたことのない代理店から連絡がきたという人も。複数の業者に見積もり依頼を出していると、それだけでいくつもの代理店からしつこく勧誘される恐れがあるため注意が必要です。 新たに契約をする必要がなければ、その旨をしっかり伝えることでトラブルを防ぐことができます。
サービスに納得して申し込むことは問題ありませんが、強引な勧誘に負けて後悔することがないよう気をつけましょう。
不動産会社から契約を勧められたら
引越し業者のほか、不動産会社からインターネット契約を勧められることもあります。部屋の契約とまとめてお願いできれば好都合と考える方も多くいらっしゃいますが、実際に連絡をしてくるのは、不動産会社とは別の代理店の場合がほとんど。
悪徳な業者の場合、契約する物件が複数の回線を利用できるにも関わらず、特定の回線しか利用できないと嘘をつき、強引に契約を迫ってくることもあります。
引越し業者から勧められた場合と同じく、サービス内容に問題がないかどうかをしっかり検討するようにしましょう。
引越し時、インターネット契約の3つの選択肢
引越し時には、インターネット契約をどうするべきか、3つの選択肢の中から選ばなければいけません。
契約を継続する
一つ目は、現在の契約しているインターネット回線、プロバイダを継続して利用するという方法です。
引越し先がアパートやマンションの場合、回線設備が導入されていればそのまま継続して使うことができます。
手続きは住所変更のみなので、それほど手間はかかりません。レンタルしている機器は一度返却し、新しくレンタルし直さなければならない場合があるため、プロバイダに確認しておくと良いでしょう。
現在の契約を解約し新規契約する
二つ目は、現在の契約を解約して、別の回線業者・プロバイダと新規契約をするという方法です。
引越し先のアパートやマンションで、旧居で契約していた回線が使えない場合、新規契約をする必要があります。
多くの回線業者やプロバイダは、他者からの乗り換えでお得に利用できる乗り換えキャンペーンが用意されています。初めの数ヶ月分の利用料金が割引されたり、工事費が無料になったりすることも。
もし現在利用している回線に料金や通信速度の面で不満がある場合は、引越しをきっかけに見直してみるのも良いかもしれません。
モバイルWi-Fiを使用する
三つ目は、モバイルWi-Fiを使用するという方法です。これまでも固定回線を使用せず、モバイルWi-Fiのみを利用していたという場合は、新居でも同じように使用することができるか事前に確認しておきましょう。
引越しを機にモバイルWi-Fiへの乗り換えを考えているという場合は、現在のインターネット回線・プロバイダを解約して、新たに契約する必要があります。
引越し時に必要なインターネット手続きの流れ
電気・ガス・水道などの手続きと同じく、引越しをする際にはインターネット契約の手続きが必要です。
現在の契約内容を確認する
現在契約している回線業者とプロバイダを継続して利用する場合も、解約する場合も、まずは現在の契約内容を確認しましょう。
回線業者とプロバイダをそれぞれ別で契約している場合と、セットで契約している場合があります。セットで契約している場合は、全ての手続きをプロバイダが行う場合がほとんど。一方別々に契約している場合は、まず回線業者に連絡をして手続きをする必要があります。
継続するか、解約して別の会社に乗り換えるか悩んでいる場合は、現在の契約内容を確認して別会社のプランと比較してみると良いでしょう。
継続して使う場合
現在の契約を継続する場合の手続き方法を解説します。
引越し先で同じ回線・プロバイダが使えるかを確認する
アパートやマンションなど集合住宅の場合は、現在利用している回線業者・プロバイダが継続して使えるかどうかを確認しなければいけません。
用意されているインターネット回線は物件によって異なるため、物件探しをするときに不動産会社に確認しておくのがおすすめです。継続して使えるかどうかは、現在利用している回線業者またはプロバイダに問い合わせることで確認してもらうこともできます。
回線事業者・プロバイダに引っ越す旨を連絡する
回線業者とプロバイダを別々に契約しているか場合は、それぞれ解約の手続きを行わなければいけません。 連絡の方法は業者によって異なりますが、ほとんどの場合インターネットや電話で手続きをすることができます。
手続きの際には、契約者名や新居の住所、引越し日などを伝えます。その際新居で利用するプランも決めなければいけないため、事前に検討しておくのがおすすめです。
回線業者とプロバイダをセットで契約している場合は、プロバイダに連絡をします。プロバイダに引越しの連絡をすると回線事業者にもその旨を伝えてくれることがほとんどですが、念のため確認しておくと安心です。 回線事業者・プロバイダへの連絡は、引越し当日の1ヶ月前くらいには済ませておくと良いでしょう。
また、引越しによるインターネットの移転手続きには手数料や工事費用がかかります。手続きの方法や費用は業者によって異なるため、詳しくは契約している各業者に問い合わせてみてください。
解約する場合
次に、現在の契約を解約する場合の手続きについて解説します。
回線業者・プロバイダに解約の旨を連絡する
継続する場合と同じく、回線業者とプロバイダを別々に契約している場合は、それぞれに解約の旨を連絡します。セットで契約している場合は、プロバイダを通して手続きを行います。
インターネット、電話、メール、郵送などの方法で手続きを行うことができますが、時間も手間もかからないインターネットでの解約がおすすめです。
プロバイダを解約すると、提供されていたメールアドレスも利用することができなくなりますが、プロバイダによっては解約してもメールアドレスのみを有料で残せるプランが用意されていることもあります。
解約金の有無を確認する
利用期間や解約のタイミングによっては解約金が発生する場合があります。たとえば、最低利用期間が2年と決められている場合、2年以内に解約してしまうと決められた解約金を支払わなければいけません。
また、更新月以外の月に解約をすると、解約金が発生するという業者もあります。更新月がいつなのかを確認し、もし可能であれば更新月に引越しができるように調整すると良いでしょう。
どうしても解約金を支払わなければいけない場合は、新規契約の際に乗り換えキャンペーンなどを利用してキャッシュバックをもらえば、結果的に損失を帳消しにすることができます。
新規契約する場合
新規に契約をする場合は、まずどの回線業者・プロバイダと契約をするかを決めなければいけません。
回線業者を選ぶ際にチェックしたいのが、インターネット料金・回線の速度・工事費やキャンペーンなど。いくつかの回線業者を比較検討し、ご自身に合った会社を選んでみてください。
また、プロバイダを選ぶ際にも同じく、料金や速度、サービスを比較しなければいけません。それぞれを選ぶのが面倒だという場合は、回線とプロバイダがセットになったプランを選ぶのがおすすめです。
新規契約は、各会社のホームページから、または電話で行うことができます。手続きには最低でも1週間はかかるため、新居ですぐにインターネットを利用したいという方は早めに申し込んでおきましょう。
モバイルWi-fiを利用する場合
現在の契約を解約してモバイルWi-fiに乗り換えるというのも一つの手です。固定回線と違って持ち運びができるということはもちろん、回線工事不要で通信費も節約することができます。
これまで利用していた回線業者・プロバイダを解約したら、新たにポケットWi-fiのプロバイダと契約をします。どのモバイルWi-Fiにするかを選ぶ際には、料金、速度制限、通信エリアなどを比較すると良いでしょう。
知っておきたいインターネット無料物件について
最近は、インターネット無料の賃貸物件が増えてきました。無料でインターネットを利用できることはとてもメリットのように思えますが、実際はどうなのか詳しく解説していきます。
インターネット無料物件とは
自宅でインターネットを使うためには、個人でインターネット回線を契約して、月々の利用料を支払う必要があります。しかし、インターネット無料物件では、その契約を個人ですることなくインターネットを使うことができます。
インターネット無料物件は、街中にあるフリーWi-Fiスポットと同じような仕組みです。
利用料はその物件の大家さんや不動産会社などが負担し、無料で提供しているという謳い文句がほとんどですが、実際は、月々の家賃や管理費・共益費などに上乗せされているという場合が多いようです。
メリット
一番のメリットは、やはりインターネットの利用料金が一切かからないということ。個人でインターネット契約をすれば少なくとも月額数千円程度はかかりますから、少しでも生活費を抑えたいという人にとっては大きなメリットです。
また、契約や工事などの手間がかかりません。パソコンやスマートフォンなど、インターネットを利用するための端末さえあればネット環境を整えることができます。
デメリット
デメリットとして挙げられるのが、通信速度です。契約している回線事業者やプロバイダによって、また配線方法や同じ物件に住んでいる住人のネットの利用状況などによって、通信速度は大きく変わってきます。
しかし入居前に通信速度を確認するのは難しいもの。内見の時などに不動産会社や大家さんに聞いてみることはできますが、実際のところは住んでみないとわからないという問題があります。
お得かどうかはネットの使用頻度が左右する
自宅でパソコンやスマートフォンを操作するのが当たり前になった現代も、使用頻度は人それぞれ。日中は外出していることが多く、夜はSNSやニュースなどをチェックする程度という方にとっては、インターネット無料物件がおすすめです。
しかし、在宅勤務をしている方や、パソコンやスマートフォンで動画やゲームを楽しむことが多いという方の場合、通信速度が物足りず、結局固定回線やポケットWi-Fiを契約しなければならなくなることも。インターネット無料物件は、家賃や管理費・共益費などに利用料金が含まれていることがあるため、自身で他の契約をすると、結局は損をしていることになります。
インターネット無料物件がお得かどうかは、ネットの使用頻度が左右します。まずはどの程度インターネットを使用しているか、ご自身の生活を振り返って考えてみましょう。
2016年11月11日掲載
2020年12月27日更新
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