引越しの手続きの段取りと効率良く進めるコツ
引越しの手続きには、役所、役場や警察署で行う公的なものと、加入しているサービスごとに行う私的なものがあります。どちらも手続きをしないままでいると、大事な連絡が届かなかったり、ほかの手続きができなかったりなどの不具合が起こる可能性があります。できるだけ早く手続きを済ませるようにしましょう。手続きの中には、複数の手続きを1ヵ所で行えるものがあるので、事前にチェックして、必要な書類を揃えておくとスムーズに終えることができます。
引越しでは、さまざまな手続きがあります。手続きをしないままでいると、思わぬ不利益をこうむることがあるので、忘れないようにチェックしておきましょう。
目次
引越しの手続きの段取りをチェック
引越しをするときには、さまざまな手続きが必要になります。どのタイミングでどの手続きが必要になるか、事前にチェックしておきましょう。もし、うっかり忘れてしまっても、郵送やインターネットで手続き可能なものもあるので、問い合わせてください。
引越し前にすること
引越し前は、まだ時間の余裕があります。できるだけ、その時点でできる手続きは済ませるようにしましょう。引越しの間近になってから申し込むと、繁忙期のように混みあう時期の場合、希望した通りに進められないことがあります。スケジュール通りに引越しを進めるためにも、早めに手続きをしましょう。
■引越しの3~1ヵ月前 ■引越しの2~1週間前- 転出届の提出
- 国民健康保険の資格喪失
- 印鑑登録の廃止
- 排気量125cc以下のバイク(原付・原付二種・小型自動二輪)の廃車手続き
- 電気・ガス・水道の使用停止の申込み
- ガス会社へ使用開始の申込み
- 旧居での挨拶
- 郵便物の転送依頼
- 転校の手続き
- 転退学通知書の交付
- 転退学通知書の提出
- 在学証明書、教科用図書給与証明書の交付
引越しの当日にすること
引越し当日は、ほぼ引越し作業にかかりきりになってしまいます。しかし、長距離の引越しで、旧居に戻ってこない人の場合、その日のうちまでに手続きを終えなくてはいけません。旧居の明け渡しや電気・ガス・水道の立会いは、スケジュールを調整して、その日のうちに終えられるようにしましょう。思い通りにスケジュール調整をするには、早めの申し込みが重要になります。
■引越し元ですること ■引越し先ですること引越し後にすること
引越しを終えてからの手続きは、山のようにあります。特に、引っ越してからの手続きをするまでの期間が定められているものがあるので、効率的に進めていきましょう。書類不足などで出直すことがないように、事前にチェックしておくことが大切です。また、新しい住民票が必要な手続きもあるので、転入届・転居届は早めに手続きをしておきましょう。
- 転入届・転居届の提出
- 国民年金の住所変更の手続き
- 国民健康保険の加入手続き
- 印鑑登録
- 排気量125cc以下のバイク(原付・原付二種・小型自動二輪)の登録
- 児童手当の認定申請
- 飼い犬の住所変更
- 運転免許証の住所変更
- 自動車保管場所証明書(車庫証明)の取得申請
- 普通自動車の住所変更
- 排気量126cc~250ccのバイク(軽二輪)の住所変更
- 排気量251cc以上のバイク(小型二輪)の住所変更
- 軽自動車の住所変更
- 銀行、クレジットカードの住所変更
- 転校の手続き
- 在学証明書、教科用図書給与証明書の提出
- 転入学通知書の交付
- 在学証明書、転入学通知書の提出
引越し前の手続きを効率良く進めるコツ
引越しの手続きは数が多く、うっかり忘れてしまうことがあります。そうすると、後から何度も役所、役場に足を運ぶ羽目になり、時間も無駄にしてしまいます。荷造りなどの作業に集中するため、効率良く手続きを進めていきましょう。
転出届だけでできる手続き
いま住んでいる市区町村とは異なる場所へ引っ越すときは、役所、役場で転出届の手続きを行いますが、このときに同時に行える手続きがあります。同じ窓口に何度も足を運ぶことがないように、転出届と一緒に手続きを済ませてしまいましょう。
■転出届と同時に行える手続き| 手続き | 解説 |
|---|---|
| 転退学通知書の交付 | 子供が在籍していた学校で転校の手続きをするときに必要になります。在学校に提出すると「在学証明書」や「教科用図書給与証明書」などの書類が交付されます。 |
| 印鑑登録の廃止 | 市区町村によっては、転出届の手続きをすると自動的に印鑑登録が廃止されます。 |
役所、役場でできるそのほかの手続き
転出届の手続きで役所、役場まで足を運んだのであれば、そのほかの手続きも一緒に済ませてしまいましょう。手続きによっては、保険証などの書類が必要になるので、忘れずに持っていきましょう。
■役所、役場でできるそのほかの手続き| 手続き | 解説 |
|---|---|
| 国民健康保険の資格喪失 | 国民健康保険に加入している場合は、資格喪失の手続きを行い、引越し先で改めて加入の手続きを行います。引っ越してからも資格喪失の手続きができますが、転出届とあわせて手続きをしたほうが効率的です。 |
| 原付バイク(排気量125cc以下)の廃車手続き | ナンバープレートを返納して、廃車手続き行います。ちなみに、引越し先で廃車と登録の手続きを同時に行うこともできます。 |
引っ越してからの手続きを効率良く進めるコツ
引越しの手続きの中には、1度の手続きで済ませられるものや、1ヵ所で複数の手続きを済ませられるものがあります。よく調べておかないと、何度も同じ場所に足を運ぶことになるので、先にチェックしておきましょう。
転入届・転居届だけでできる手続き
引っ越したあと、役所、役場で転入届(または転居届)の手続きをする必要があります。引っ越した市区町村によって異なることがありますが、手続きによっては、転入届だけで手続きを済ませられるものがあります。
■転入届・転居届と同時に行える手続き| 手続き | 解説 |
|---|---|
| 国民年金の住所変更 | 国民年金の住所変更の手続きは転入届を出すだけで済ませることができます。ただし、転出証明書に基礎年金番号の記載がない場合は、別途、国民年金係で住所変更の手続きを行います。 |
| 学校指定通知書の発行 | 引越し元の学校で受け取った「在学証明書」と「教科書給与証明書」を転入届の手続きをするときに窓口で提示すると、子供の転校に必要な「学校指定通知書」が発行されます。 |
| 個人番号カード(マイナンバーカード)、個人番号通知カード(マイナンバー通知カード)の住所変更 | 手続きをするときは、引越しをした全員分のマイナンバーカード、または通知カードが必要です。 |
役所、役場でできるそのほかの手続き
役所、役場が近くあればいいのですが、家から遠い場合は何度も足を運ぶことなく、一度に済ませたいところです。役所、役場でできる手続きには、次のようなものがあります。ただし、市区町村によっては窓口の場所が役所、役場にない場合もあるので事前にウェブサイトで確認してください。
■役所、役場でできるそのほかの手続き| 手続き | 解説 |
|---|---|
| 国民健康保険の加入 | 会社の健康保険ではなく、国民健康保険に加入している場合は、引越し元で保険証を返却しているので、改めて加入の手続きを行います。加入をしたら1週間程度で保険証が自宅に郵送されます。 |
| 児童手当の認定申請 | 引越しをしたら、改めて児童手当の申請をする必要があります。「所得証明書」(または課税証明書)や銀行の口座番号がわかるものなどの必要書類があるので事前に確認しておきましょう。 |
| 原付バイク(排気量125cc以下)の登録手続き | 排気量が125cc以下の原付バイクを所有している人は、軽自動車税の登録手続きを行い、ナンバープレートの交付が必要です。引越し元の市区町村で廃車の手続きをしていない場合は、ナンバープレートを持参してください。 |
| 印鑑登録 | 引越しをすると、改めて引越し先で印鑑登録をする必要があります。印鑑登録に使用する印鑑を持参しておきましょう。 |
| 飼い犬の住所変更 | 引越し元の市区町村で発行した「犬鑑札」を持参して、保健所などの窓口で住所変更の手続きを行います。もし、犬鑑札を紛失した場合は、再発行に手数料がかかることがあります。 |
警察署で行える手続き
警察署では、免許証の住所変更と「自動車保管場所証明書」(車庫証明)の手続きが行えます。免許証の住所変更では、新しい住民票が必要になるので、先に転入届・転居届の手続きを行っておきましょう。基本的に、新しい住民票は転入届・転居届をした日に発行できます。
■警察署で行える手続き| 手続き | 解説 |
|---|---|
| 運転免許証の住所変更 | 引越し先の所轄の警察署で手続きができます。手続きには新しい住民票が必要です。 |
| 自動車保管場所証明書(車庫証明)の手続き | 自動車の保管場所が管轄の警察署で手続きを行います。「自動車保管場所使用承諾証明書」などの書類が必要になります。自動車保管場所証明書は自動車の住所変更の登録に必要になるうえに、発行されるまで数日かかるので早めに手続きをしましょう。 |
自動車の住所変更の手続きは、引っ越してから15日以内に行わなくてはならないので、早めに済ませておきましょう。また、忙しい人は、手続きを代行業者に任せてもいいでしょう。
運輸支局で行える手続き
自動車やバイク(オートバイ)の住所変更の手続きは、運輸支局で行います。手続きをするものによっては、新しい住民票や自動車保管場所証明書(車庫証明)が必要になるので、先に手続きを済ませておきましょう。
■運輸支局で行える手続き| 手続き | 解説 |
|---|---|
| 普通自動車の住所変更 | 普通自動車の住所変更手続きは、引越し先の住所の管轄の運輸支局で行います。手続きには、「自動車保管場所証明書(車庫証明)」、新しい住民票などの書類が必要です。 |
| 126cc~250ccのバイク(軽二輪)の住所変更 | 軽二輪の住所変更の手続きは、引越し先の住所の管轄の運輸支局で行います。手続きには、登録時に交付された「軽自動車届出済証」、新しい住民票などの書類が必要になります。 |
| 251cc以上のバイク(小型二輪)の住所変更 | 小型二輪の住所変更の手続きは、引越し先の住所の管轄の運輸支局で行います。手続きには、登録時に交付された「自動車検査票(車検証)」、新しい住民票などが必要になります。 |
2016年10月27日掲載
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株式会社ウェブクルーが運営する引越し関連サイトの営業担当者。引越しに関する造詣の深さを活かし、営業担当として活躍中。
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