花粉を撃退!
鼻や目のムズムズとサヨナラする5つの対策

ガイド:船木 麻里

春はスギ花粉が飛散し、花粉症の人にはつらい季節。せっかくの休日も、「花粉を避けて、家で映画鑑賞」という人もいるでしょう。ところが、インドア生活で花粉を避けているのに、「目がかゆい」「鼻水が止まらない」という花粉症の症状が現れることがあります。外出時には、花粉症向けのメガネやマスクなどで花粉を防ぐように、自宅でも花粉対策が必要です。花粉に対応する空気清浄機などもありますが、効果的に使用するには、設置場所などの工夫が必要です。花粉症から解放されて、自宅でリラックスするためにも、自宅でも花粉対策をしましょう。

花粉症とは、スギやヒノキ、イネ、ヨモギなど、草木の花粉に対して、鼻水やくしゃみなどのアレルギー反応を起こしてしまう病気のことです。中でも、スギの花粉に反応する人が多く、スギが花粉を飛散させる2月から4月の間は、花粉症の人にはつらい季節です。今回は、室内に花粉を入れない方法について紹介します。

花粉を家の中に入れない!

目に見えないほど小さいものなので、簡単ではありませんが、一番の対策は、花粉を家の中に入れないことです。花粉は、風に運ばれるだけでなく、動物や昆虫の体毛に付着して移動します。家の中に侵入するとき、花粉はどのようなルートから入ってくるのでしょうか。花粉の侵入ルートと対策について知っておきましょう。

その1 花粉の侵入口である玄関や窓に対策

花粉が飛散しているときに、外を歩いていると、服に花粉が付着し、知らず知らずのうちに花粉の運び屋にされています。そのまま帰宅すれば、花粉が家の中に侵入してしまいます。また、部屋の換気をしようと窓を開けたときに、室内に入り込んでくる花粉も見過ごせません。花粉の侵入を防ぐには、空気清浄機を玄関と窓の近くに置きましょう。そうすることで、侵入する花粉を大幅に減らすことができます。

また、玄関に入る前に、服をはたいて花粉を落とすことも大切です。シンプルですが、服にはたくさんの花粉が付いているので、はたくだけでも花粉の量を減らせます。花粉をはたき落としたあとは、手の花粉を取るために手洗いも忘れずにしておきましょう。

その2 花粉が付きやすい服での外出は避ける

スギの花粉が飛散し始めるのは、春が近づいてきた肌寒い季節なので、多くの人が暖かい毛糸のコートやマフラーを着ていると思います。ところが、毛糸のようなモコモコとした素材は、花粉が付着しやすいため、家の中に花粉を持ち込む原因になります。

外出するときは、花粉が付きにくく、落としやすい、ツルツルとしたレザーやナイロンなどの服がおすすめです。また、毛糸と同じように、髪の毛にも花粉が付着しやすいので、ちょっと買い物に出かけるときにも、帽子をかぶっていくと良いでしょう。

その3 花粉が付きやすい洗濯物は外に干さない

外に干していたタオルやシャツ、布団にも大量の花粉が付着します。そのまま室内に取り込むと、家中に花粉を撒き散らすことになります。花粉の多い時期は、できるだけ外に干さないようにしましょう。もし外に干すときは、念入りにはたいて、花粉を落としてください。

室内干しは、スペースが足りない、乾きにくいなどの問題がありましたが、最近では、たくさん干せる室内用の物干しざおやエアコンの風で乾燥させるハンガーなど、室内干し用の商品が増えています。そういった商品を活用すれば、室内でも効率良く乾かすことができます。花粉症の方には、室内干しをおすすめします。

部屋に侵入した花粉をどうする!?

どんなに気をつけていても、花粉は少なからず室内に入り込んでしまいます。そのため、部屋に侵入した花粉が舞い上がらないようにすることが大事です。

その4 床の花粉を巻き上げない

室内の花粉を取り除くのに、掃除は有効な手段です。しかし、フローリングやカーペットに掃除機をかけると、排気で床に落ちていた花粉を舞い上げてしまいます。それを避けるには、面倒でも、濡れたぞうきんやフローリング用のウエットシートなどを使って、花粉を拭き取るように掃除をしましょう。

その5 湿度を高めて花粉を床に落とす

花粉は軽いため、なかなか床に落ちず、長い時間、空中を浮遊しています。浮遊している花粉を早く床に落とすには、部屋の加湿が効果的です。部屋の湿度を加湿器などで40~60%程度にまで高めれば、浮遊している花粉は空気中の水分を吸って重くなり、早く床に落ちます。床に落ちた花粉は、掃除で拭き取ってしまいましょう。また、部屋を加湿することで、鼻の粘膜を乾燥から守り、鼻のかみ過ぎによる炎症なども防いでくれます。

部屋に入って、「少し乾燥しているかな」と思ったら、目や鼻のかゆさを感じる前に、加湿器を動かしたほうが良いでしょう。ただし、過度な加湿はダニやカビを発生させる原因になるので、湿度を確認しながら使用しましょう。

2016年3月25日掲載

ガイドプロフィール
船木 麻里(ふなき・まり)
家事セラピスト、整理収納アドバイザー、フリー編集者/ライター

出版社勤務を経て、出産を機に独立。雑誌、書籍等で教育や家庭生活をテーマに幅広く取材、執筆。家事セラピストとして、自分らしく気持ちのいい暮らし方を提案。「引越し9回&立ち退き2回」の経験から引越しにも一家言あり。

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