引越しの荷物一時預かりサービスの上手な使い方

ガイド:吉田 章

「建替えやリフォーム中の仮住まいに荷物を運びきれない」というときは、引越し業者の荷物一時預かりサービスを利用しましょう。ただし、保管料などの費用がかかる上に、預けられないものもあるので注意が必要です。サービスの内容は、引越し業者ごとに異なるので、見積もりのときに相談してください。また、引越し業者以外にも、荷物を預かるサービスがあります。荷物の保管サービスにはさまざまな種類があるので、預けたい荷物によって使い分けましょう。

建替えやリフォームなどで仮住まいへ引っ越すなどの事情から、荷物を新居に運び入れられないことがあります。そういった場合は、引越し業者の荷物一時預かりサービスを利用しましょう。

荷物一時預かり

引越し業者の荷物一時預かりサービス

引越し業者によっては、新居に運びきれない荷物を一時的に預かってくれるサービスを行っています。リフォームや建替えなどで引っ越す仮住まいが狭く、荷物をすべて運びきれないときは、引越し業者の「荷物一時預かりサービス」を利用しましょう。

ほかにも、引越しと入居のタイミングがあわなくて、荷物を搬出したものの、引越し先へ搬入できない人もいるでしょう。そういう場合にも、荷物一時預かりサービスを利用することで、入居と搬入のタイミングをあわせることができます。

ただし、預かってくれる期間は、数日から数ヵ月程度です。荷物を長期間預かってほしいときは、引越し業者ではなく、専門の保管サービスを利用してください。

荷物一時預かりサービスを利用するときの注意点

引越し業者の荷物一時預かりは、オプションサービスのひとつで、トランクルームやレンタル収納スペースなどのように、細かなニーズに応えられないことがあります。事情があって運び入れられない荷物を、一時的に預かってもらうのが正しい使い方です。

■預けるのは数日~数ヵ月程度
長期間の保管には対応していない引越し業者が多いです。もし、長期間の保管が必要であれば、トランクルームなどの専門業者に依頼しましょう。

■必要なものだけを取り出せないことがある
引越し業者のサービスによっては、預けている期間中に特定のものだけを取り出せないことがあります。あとから必要になりそうなものは、預けないか、トランクルームなどの専門業者に依頼してください。

■基本的に保管料がかかる
数日程度であれば、料金が発生しないことがありますが、基本的に保管料がかかります。保管料は、荷物の量や引越し業者によって異なるので、訪問見積もりのときに相談してください。

■搬出して家に運ぶのに費用がかかる
保管している荷物を取り出し、新居へ運び込むのに費用が発生します。トランクルームのように自分で荷物を取り出せないので注意してください。

■預かってもらえないものがある
高価なもの、温度や湿度管理が必要なものは、預かってもらえないことがあります。預かってもらえないものがないか、引越し業者に相談してください。

荷物一時預かりサービスの内容は、引越し業者によってさまざまです。中には空調管理ができる引越し業者もありますので、引越し業者を比較するときは、一時荷物預かりサービスの内容も比べてみましょう。

引越し業者以外の保管サービス

トランクルーム、レンタル収納スペース、レンタルコンテナの特徴

名称 契約 管理責任 設備
トランクルーム 寄託契約 業者 国の基準に基づく温度、湿度の管理がされる
レンタル収納スペース 賃貸借契約 借主 あっても空調程度
レンタルコンテナ 賃貸借契約 借主 基本的にない

預ける荷物や使用目的によっては、引越し業者に預けるよりも、トランクルーム、レンタル収納スペース、レンタルコンテナといった、荷物の保管サービスのほうが向いています。それぞれのサービスを比較して、うまく使い分けましょう。

トランクルーム
国土交通大臣から認定を受けた倉庫会社が提供するサービス。物品を預ける寄託契約で、業者は荷物を預かったら、倉庫で保管する。荷物の出し入れは、一般的に業者の立会いが必要になる。荷物の出し入れは、営業時間内でのみ可能。国の基準に基づいた温度管理、湿度管理等が行われ、荷物の管理責任は業者が負う。

レンタル収納スペース
ビルなどの屋内で、区切られた1畳前後の収納スペースを、賃貸借契約に基づいて貸し出すサービス。基本的な空調設備は用意されていることが多い。収納スペースが屋内にあるため、セキュリティはレンタルコンテナと比べて高い。借主がカギと荷物の管理責任を負う。荷物はいつでも自由に出し入れできる。

レンタルコンテナ
屋外に設置した輸送用のコンテナを、収納スペースとして賃貸借契約に基づいて貸し出すサービス。収納スペースが広いので、大きなものでも保管できる。料金はコンテナ単位で支払う。基本的に空調等の設備がないため、温度や湿度の変化に弱いものの保管には向かない。荷物はいつでも自由に出し入れでき、荷物やカギの管理責任は借主が行う。

レンタル収納スペースとレンタルコンテナでは、荷物の管理責任を借主が負い、破損があっても補償を受けられません。しかし、トランクルームは、業者が管理を行い、破損等があった場合は補償をすることが義務付けられています。さらに、トランクルームは、セキュリティが高く、荷物を出し入れをするときに業者が立ち会います。貴重品などを預けたいときは、トランクルームが向いています。

逆に、レンタル収納スペースとレンタルコンテナは、セキュリティや補償でトランクルームに劣りますが、24時間対応の業者もいるので、頻繁に荷物の出し入れをしたいものに向いています。それぞれにメリット、デメリットがあるので、預けたいものによって使い分けましょう。

2016年12月26日掲載

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ガイドプロフィール
吉田 章(よしだ・あきら)
株式会社ウェブクルー 引越し関連サイト 営業担当

株式会社ウェブクルーが運営する引越し関連サイトの営業担当者。引越しに関する造詣の深さを活かし、営業担当として活躍中。

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