まだイケる!5年落ちの車を高く売る方法|査定までにやる5つのこと

ガイド:渡辺 剛志

車の価値は、古くなるほど下がるのが一般的で、国内では10年落ちの車は価値がほとんどないと考えられています。それでは、10年の半分が経過した5年落ちの車はどれくらいの価値があるのでしょうか。実は、5年落ちの車でも高く売ることが可能です。まずは「5年落ち」がどのような状態の車なのかを説明し、高く売るコツを解説します。

車の5年落ちとは、初度登録年月から5年を経過した車です。例えば2022年(令和4年)現在での5年落ちとは、2017年(平成29年)に初度登録された車を指します。

5年落ちの車を売却する際、どのくらいの価値があるのでしょうか。この記事では、5年落ちの車を売るメリットや高く売る方法を中心に解説します。

5年落ちの車を売るメリット

車は、年式や走行距離などによって売るのに適したタイミングがあると言われています。5年落ちの車を売るメリットは次の通りです。

・査定額が大きく下がらない
・2回目の車検費用をカットできる
・特別保証で査定額アップが期待できる

ここでは、5年落ちの車を売るメリットを詳しく解説します。

査定額が大きく下がらない

車の価値は、新車から1年経つと約30%下がると言われています。しかし、価値の下げ幅は毎年同じではありません。

車の価値が大きく下がるのは、初度登録年月から5年を超えたタイミングです。初度登録年月から5年を超えた車の残存価値は、新車の50%程度。そのため、初度登録年月から5年を超える前に査定を受けると、ある程度の価値を維持したまま売れます。

2回目の車検費用をカットできる

2回目の車検費用をカットできることもメリットです。普通自動車と軽自動車は初度登録年月から3年、その後は2年に一度のタイミングで車検を受ける必要があります。

新車で購入した場合、5年目は2回目の車検を受けるタイミングと重なります。車検費用はコンパクトカーで10万円程度、軽自動車で7万円程度必要です。初度登録年月から5年を迎える前に車を売ると、2回目の車検費用を支払わずに済むので大幅なコストカットができるのです。

車検が切れても車を売ること自体は可能ですが、5年落ちになると車検を受ける前に比べて査定額が下がる可能性が高くなります。そのため、車をより高く売るためには2回目の車検を受ける前がベターです。

特別保証で査定額アップが期待できる

国産の新車は、購入時に特別保証が付帯されています。特別保証とは、車の走行や安全に関わる重要な部品に何らかの不具合が発生した場合に修理や部品交換が行えるサービスです。保証範囲内の不具合であれば、無料または特別価格で保証が受けられます。

特別保証には、5年間または走行距離10万kmといった有効期限が設けられているのが一般的です。車の修理や部品交換は高額な費用がかかるケースが多いため、中古車業界では特別保証が残っている車はプラス査定になり、高額で売れる可能性が高まります。

【査定までにできる!】5年落ちの車を高く売るコツ

車の価値は初度登録年月から5年を超えるタイミングで半分ほどに下がるため、その前に査定を受けると高く売れます。5年落ちの車を高く売るためには、少しでも査定額をアップさせることが大切です。

ここでは、査定を受けるまでにできる5年落ちの車を高く売るコツを3つ解説します。

できる範囲の清掃を済ませておく

車の査定項目は、一般財団法人自動車査定協会のマニュアルで定められています。査定項目は内装や外装などが規定されていますが、清掃は含まれていません。しかし、査定を受けるまでに清掃を済ませておくと、査定士の印象アップにつなげることが可能です。

査定士の印象がアップすれば、ほかのマイナス部分をカバーできる可能性があります。ただし、クリーニングにかけた費用は査定額に盛り込まれるわけではないため、清掃は洗車や掃除機掛けなどの自分でできる範囲に留めておきましょう。

オプション品を揃えておく

査定を受ける前に、売ろうとしている車にオプション品がないか確認してみてください。オプション品によっては、プラス査定につながる可能性があるからです。すでに取り外したオプション品があれば、査定を受けるまでに元に戻しておくと効果的です。

オプション品には、メーカーオプション・ディーラーオプション・社外品の3種類があります。この中で査定額のアップにつながりやすいのは、純正オプションとも呼ばれるメーカーオプションとディーラーオプションです。

特に車が製造される過程で取り付けられるメーカーオプションは、あとから取り付けられないので中古車市場でもニーズが高く査定のアップが見込めます。査定額のアップにつながりやすいメーカーオプションは、次の通りです。

・LEDヘッドライト
・レザーシート
・サンルーフ
・アクセサリーコンセント など

中古車買取業者に査定を依頼する

車を売るおもな方法は、中古車買取業者による買取りとディーラーによる下取りの2種類があります。

同じ状態の車でも下取りに比べて買取りのほうが高い査定額がつく確率が高いため、5年落ちの車を高く売るためには、買取りを選ぶほうがいいです。

ただし、同じ状態の車でも中古車買取業者によって査定額が異なります。車を高く売るためには、複数社に査定を依頼して高い査定額を出してくれるところを選びましょう。

複数社に査定を依頼する

中古車買取業者すべてが同じ査定額を出すとは限りません。なぜなら、中古車買取業者ごとに重視するポイントが異なるからです。

例えばスポーツカーの取扱いを中心にしている中古車買取業者では、ミニバンやコンパクトカーの高い査定額は期待できません。一方でレアなスポーツカーの査定を依頼すると、相場よりも高く売れる確率が高くなります。

中古車買取業者によって得意分野や買取実績が異なるため、複数社の査定額を比較することが大切です。

中古車買取業者による一括査定を利用すると、複数社にまとめて査定を依頼できます。査定に必要な情報入力は一度で済むため、ほとんど手間がかかりません。

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5年落ちの車を査定に出すときの注意点

5年落ちの車でも、清掃やオプション品の準備などの工夫次第で高く売れますが、以下の状況では査定額が想像以上に下がるケースがあります。

・過走行
・モデルチェンジ直後

車の走行距離は所有者の使用状況によって異なりますが、1年に10,000kmが目安とされています。そのため、5年落ちでも走行距離が50,000kmを大幅に超えていると、マイナス査定になる可能性が高いです。

また、モデルチェンジ直後は新しいモデルに乗り替える人が多いため、旧モデルが中古車市場に数多く出回ります。旧モデルが飽和状態になると、相場よりも低い査定額になる可能性があります。

さまざまな状況を考慮して高く売れるタイミングを見極めよう

車の価値は5年を境に半分程度に下がるため、2回目の車検を迎える前と特別保証の期限が切れる前に売却することで高く売れる可能性があります。

タイミングを逃して5年落ちになっても、できる範囲での清掃やオプション品の準備でプラス査定が期待できます。同じ5年落ちでも車の所有者によって使用状況が異なるため、車検やモデルチェンジなどの状況を考慮して高く売れるタイミングを逃さないようにしましょう。

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ガイドプロフィール
渡辺 剛志(わたなべ・つよし)
株式会社ウェブクルー 自動車関連サイト 事業責任者

株式会社ウェブクルーが運営する自動車関連サイトの事業責任者。新車・中古車を問わず、マーケット動向に深い知見を持つ。

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