車がいらない人が増えている?手放した後でも利用できる代替サービスとは

ガイド:渡辺 剛志

最近は、若者の車離れが加速していると言われています。車を所有していると、いつでも好きなときに移動手段として使用できる点がメリットですが、一方で、自動車税やガソリン代などの維持費がかかるという側面もあります。車をいらないと感じ、手放すかどうか悩むときには、使用状況や代替手段の有無などを考慮して検討しましょう。この記事では車を所有するメリット・デメリットや、手放した後の代替手段などをわかりやすく解説します。

今はマイカーがあっても、本当に必要かどうかわからないという人も多いのではないでしょうか。マイカーはいつでも使用できるため、急用ができたときや買い物で重い荷物を運ぶときに便利です。

その一方で、マイカーがある限り車検費用やガソリン代などのさまざまなコストがかかります。マイカーを手放すかどうかは、自身の使用状況や代替手段の有無などを考慮した上での検討が大切です。

この記事では、マイカーのメリット・デメリットに加えて、代替手段にはどのようなサービスがあるのかを解説します。マイカーの必要性に悩んでいる人は、この記事を読んで手放すかどうか決断する際に役立ててください。

車はいらない?車の保有台数は減少傾向

まずは、実際にどのくらいの人がマイカーを持っているのかチェックしてみましょう。

国土交通省が公表した「数字で見る自動車2021:自動車保有台数の推移」によると、乗用車の保有台数は減少傾向です。2010年には約4,015万台でしたが、2020年になると3,906万台にまで減少しています。

特に最近では、若者の車離れが加速していると言われています。ソニー損保株式会社が2020年の新成人に行った「2020年 新成人のカーライフ意識調査」によると、マイカーの保有率は14.8%でした。

マイカーを持たない理由は「購入費用に負担を感じる」が最も多く、「ランニングコストに負担を感じている」が続きます。

マイカーを持たない人が増えている背景には、車以外のことにお金を使いたいと考える人が従来よりも多くなっていることが考えられます。

車を所有するメリット・デメリット

マイカーはいつでも自由に使用できるだけでなく、資産にもなります。子供や高齢者がいる家庭では、マイカーがあると送り迎えの移動手段になるので便利です。また、公共交通機関が発達していない地域では、マイカーがないと不便なケースもあります。

その一方で、マイカーがある限り車検やメンテナンス費用、各種税金などのランニングコストがかかります。車は、一度購入すると永久に使用し続けられるものではありません。ローンを組まない買替えの場合、新しい車の購入費用としてまとまったお金が必要です。

マイカーを手放すか判断するときには、バスや電車など代替手段となる公共交通機関があるかチェックしましょう。公共交通機関のほかにも、ほかの方法で車を使用し続ける方法もあります。

車を所有しなくても車を使えるサービス

マイカーを手放しても、ほかの方法で車を使用し続けることも可能です。マイカーを持つと駐車場を確保しなければならないため、住環境によっては駐車場代が必要です。しかし、サービスによっては駐車場の確保が不要なので、駐車場代のコストカットにつながります。

ここでは、マイカーがなくても車を使用できるサービスを解説します。

サービス名 サービス内容 メリット デメリット
カーシェアリング ・1台の車を会員同士で共有するサービス
・分単位または時間単位での利用ができる
・24時間いつでも予約できる
・短時間の利用ができる
・車検や税金などのランニングコストが不要
・サービスへの登録が必要
・予約に空きがないと利用できない
レンタカー ・料金プランに応じて時間単位または日数単位で利用できる
・出張や旅行などの幅広いシーンに対応
・月額料金が不要
・乗り捨て可能
・期日を過ぎるとキャンセル料が発生
・短時間の利用には不向き
カーリース ・ひとりのユーザーが一定期間同じ車を利用できる
・毎月定額を支払うサブスクリプションサービス
・車種を選べる
・車検や税金などのランニングコストが不要
・途中解約すると違約金が発生する
・駐車場の確保が必要

カーシェアリング

海外で1980年代後半にスタートしたカーシェアリングは、2002年に日本に初めて登場しました。カーシェアリングは、会員同士が1台の車を共有するサービスです。時間単位だけでなく、分単位のような短時間の利用もできます。

サービスを利用するときには事前予約が必要ですが、24時間いつでも予約可能です。予約は、ウェブサイトやアプリなどで行えます。車の購入費用は不要ですが、サービスへの登録費用や月額料金などのコストは必要です。

カーシェアリングは基本的に分単位または時間単位のサービスなので、必要なときに短時間だけ利用したい人におすすめです。

レンタカー

レンタカーはカーシェアリングよりも歴史が長く、日本で事業が本格的にスタートしたのは1949年です。カーシェアリングと異なり日数単位でもレンタルできるため、出張や旅行などの幅広いシーンで利用されています。

レンタカーの魅力のひとつは、利用者が好きな車種を選べることです。料金は利用時間に応じて支払う仕組みなので、月額料金が不要です。また、レンタカーには移動先で乗り捨てできるサービスがあります。

乗り捨てとは、車をレンタルした店舗以外の店舗に返却できるサービスで、ワンウェイレンタカーとも呼ばれています。移動元と移動先の店舗が同じ会社であれば片道利用できるため、県をまたぐような転居の際に便利です。

その一方で、予約をキャンセルする場合は期日を過ぎるとキャンセル料が発生します。6時間以上の料金プランが多いため、頻度は少なくても1回に長時間利用したい人におすすめです。

カーリース

カーリースは1952年にアメリカで初めて登場し、日本では1963年に導入されました。ひとりのユーザーが一定期間同じ車を利用できる、月々定額制のサブスクリプションサービスです。月額料金に税金や諸費用が含まれているため、まとまった出費が不要です。

カーリースでは、レンタカーと同様にユーザーが好きな車種を選べます。ただし、途中解約すると違約金が発生するので注意が必要です。違約金は残りの契約期間に応じて変動するため、場合によっては数十万円に達する可能性があります。

また、カーリースでは契約期間中に走行できる距離が決まっているため、オーバーすると超過金が発生します。契約期間は3~5年のケースが多いため、好きな車種を長期間利用したい人におすすめです。

いらない車は中古車買取業者に売却しよう

マイカーが不要になった場合のおもな処分方法は、次の通りです。

・中古車買取業者への売却または譲渡
・廃車処分 など

中古車として使用できる状態の車なら、中古車買取業者に買い取ってもらえる可能性があります。まずは査定を受け、結果次第で売却するか廃車にするか検討しましょう。査定額は中古車買取業者ごとに異なるため、相見積もりを依頼して査定額を比較することが大切です。

査定を依頼する中古車買取業者を選ぶ際には、一般社団法人自動車購入協会(JPUC)の加盟店かをチェックするといいでしょう。JPCUは厳しい審査をクリアした業者だけが加入できる団体なので、加盟店なら安心して利用できます。

車を手放しても目的に応じて使い分けることが可能

複数の調査結果から、マイカーを持つ人が減少傾向にあることがわかっています。しかし、マイカーの必要性は居住している地域や家族構成などによって異なります。手放すか悩んだときは、公共交通機関の利便性や家族のライフスタイルなどを考慮して決断しましょう。

また、車を手放してもカーシェアリングやレンタカー、カーリースなどの代替サービスが利用できます。サービスごとに使い勝手が異なるため、子供の送り迎えや旅行などの目的に応じて使い分けることが可能です。

あなたの愛車の売りどきは?愛車の市場価値診断 LINEで診断スタート
ガイドプロフィール
渡辺 剛志(わたなべ・つよし)
株式会社ウェブクルー 自動車関連サイト 事業責任者

株式会社ウェブクルーが運営する自動車関連サイトの事業責任者。新車・中古車を問わず、マーケット動向に深い知見を持つ。

最大4社が無料で査定!
  • ①メーカー
  • ②車種

このページを読んだ人は次のページも読んでいます

車のキズ・ヘコミは直すべき?自分で直すとどうなる? 買取りや下取りの査定への影響度を知っておこう

キズやヘコミがある車や故障している車でも、売却することはできます。でもそのときに気になるのが「修理してから売ったほうが高く売れるのでは?」ということ。ちょっとし擦り傷であれば自分で補修する人が多いかもしれませんが、どの程度まで直すかは一考すべきでしょう。

続きを読む

車の売却・下取り・購入に必要な書類と手続き

愛車を売却したり、新たに車を購入したりする際には、「車検証(自動車検査証)」や「自動車税納税証明書」など、さまざまな書類が必要になります。書類については買取店や販売店でも教えてくれますが、事前に必要書類を把握しておくと、売却も購入もスムーズに進められます。

ここでは、車の買取査定・売却・名義変更・購入時に必要な書類、手続きについて紹介します。

続きを読む

そのほかのおすすめコンテンツ

注目のタグ

売買手続き 高額査定 一括査定 車の売却 車売買のタイミング メンテナンス
ページトップ