車の査定額はどのように計算される?自分で計算する方法も2つ紹介!

ガイド:渡辺 剛志

車を売却するとき、ディーラーや中古車買取業者での査定額はどのように決まるのか、JAAI(一般財団法人日本自動車査定協会)が定めた中古自動車査定基準の標準状態とは、どのような状態なのかなど、本記事では、中古車査定額の計算について解説します。また、自分で車の査定額を計算したいときに、おすすめの方法も紹介しています。

車の査定額はどのように計算されるのか、自分で計算ができるのかなどは知っておきたい情報です。

本記事では、どのように計算して車の査定額が決まるのかを詳しく解説します。また、査定が行われる際に基準となる車の標準状態を、項目ごとに詳しく見ていきます。自身の車が標準状態と比べて、査定でどう評価されるのか参考にしてみてください。

車の査定額はどのように計算される?

車の査定額を算出するための計算式はなく、JAAI(一般財産法人 日本自動車査定協会)が定めた「中古自動車査定基準及び細則〔I〕」に基づいて査定士が判断し、決める仕組みです。

中古自動車査定基準の標準状態をベースに加点や減点が行われ、査定額が算出されます。

査定額を計算するベースになる車の標準状態とは

中古車査定基準で定められている車の標準状態とは、どのような状態なのか詳しく見ていきましょう。

外装や内装が無傷

外装や内装の標準状態とは無傷であることです。ボディやシートなどにキズや汚れがあるとマイナス査定になることがあります。

ただし、外装についた浅い引っかきキズや、大きさが1cm未満のヘコミであれば査定額にはほとんど影響しません。

また、内装の査定はキズや汚れだけでなく、臭いも対象となります。車内で吸ったタバコの臭いやペットの臭いが残っている場合は、マイナス査定になる可能性があります。

エンジンや足回りが良好

エンジンや足回りの標準状態とは走行に支障がなく、良好であることです。車の走行に重要なエンジンの状態は細かくチェックが行われます。

チェックする内容は、エンジンをかけたときの異音の有無や、エンジンオイルが定期的に交換されているかなどです。

足回りは、ステアリング・ブレーキ・サスペンションの動作をチェックします。不具合が見つかった場合はマイナス査定になる可能性があります。

車検の残期間が3ヵ月以内

車検の残り月数が3ヵ月以内であることを標準状態としています。そのため残り月数が少ない場合でも、査定額に大きく影響を及ぼすことはありません。

一方、車検の残り月数が4ヵ月以上ある場合はプラス査定となる可能性があります。

走行距離は標準走行キロ

走行距離の標準状態とは、標準走行キロであることです。中古自動車査定基準では、1年で10,000km程度を標準走行キロとしています。

標準走行キロよりも大きくかけ離れている場合は、車の故障のリスクがあるためほとんどのケースでマイナス査定です。

また、標準走行キロに関わらず走行距離が10万kmを超えている場合は、査定額がつきにくい傾向があります。

タイヤの残り溝はスリップサイン以上

タイヤの残り溝の標準状態とは、スリップサイン(1.6mm)以上であることです。残り溝の深さが1.6mmほどになるとタイヤにスリップサインが出ます。

スリップサインが一箇所でも出ている場合は、整備不良として法律で使用が禁止されているため、スリップサイン(1.6mm)未満の場合は、マイナス査定です。

また、スリップサインは車検でもチェックされる項目で、一箇所でも1.6mm未満になっている場合は車検が通りません。一方、タイヤの残り溝が5mm以上ある場合はプラス査定となります。

修復歴や改造歴がない

事故による修復歴や改造工作のないことを標準状態としています。

ただし、すべての修理が修復歴となるわけではありません。修復歴となるのは車の骨格部分にあたる箇所を修理または交換した場合です。また、改造工作をした車はマイナス査定になる可能性があります。

車の査定額を自分で計算する方法2選

シミュレーションシステムを使って車の査定額を自分で計算する方法を2つ紹介します。

自動車メーカーの下取りシミュレーション

自動車メーカーによっては、公式ウェブサイトで下取りシミュレーションができます。専用ページにアクセスし、車の写真アップロードや車種、グレードなどを選択して下取り参考価格を調べることが可能です。

ただし、下取りシミュレーションで計算できるのは、あくまでもおおまかな下取り額です。正確な下取り額は直接ディーラーの査定を受けなければわからないため、下取りシミュレーションは下取り額の目安や参考程度に使いましょう。

中古車買取業者の相場シミュレーション

中古車買取業者のウェブサイトでも査定相場のシミュレーションがあり、メーカーや車種を選択して計算できます。

自動車メーカーの下取りシミュレーションと同じく、計算できるのはあくまでもおおまかな査定相場です。正確な査定額を知るためには、中古車買取業者の査定を受ける必要があります。

なお「ズバット 車買取」でも中古車の査定相場を確認することができるので、参考にしてみてください。

車の買取りは一括査定依頼サービスがおすすめ

車の査定額の計算式はなく、JAAIが定めた中古自動車査定基準の標準状態をベースに、査定士が加点や減点を行って算出します。

標準状態を基準として、自分でそれぞれの項目の加点・減点を計算するのは難しいため、車の査定額が知りたい場合は一括査定依頼サービスがおすすめです。

中古車の査定額は、自動車メーカーや中古車買取業者の下取り・査定相場シミュレーションをぜひ参考にしてみてください。

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ガイドプロフィール
渡辺 剛志(わたなべ・つよし)
株式会社ウェブクルー 自動車関連サイト 事業責任者

株式会社ウェブクルーが運営する自動車関連サイトの事業責任者。新車・中古車を問わず、マーケット動向に深い知見を持つ。

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