車の査定額に年式はどれくらい影響する?走行距離との関係性が重要な理由
車の年式は、査定額にどのような影響を与えるのでしょうか。査定における年式の考え方や、年式と走行距離の関係性について詳しく解説します。また、年式の古い車を高く売却する方法や、買取りを断られた場合の対処法も紹介するので、年式が気になるけれど車を売りたいという方はぜひ参考にしてください。
「車を売りたいけれど、年式が古いので売れないかもしれない」「車の年式は査定額にどのくらい関係があるのだろうか」と考えている方もいるでしょう。車を売るためにはまず査定に出す必要がありますが、査定では年式をどのようにとらえて査定額を出すのでしょうか。
この記事では、査定における年式の考え方や年式と走行距離の関係性、年式の古い車を売却する方法について解説しています。年式が古い車をできるだけ高く売るためのコツや、買取業者に買取りを断られた場合の対処法についても紹介するので、年式が気になる車を売るときに役立ててください。
車の年式はどの程度査定額に影響するのか
車を売るとき、年式が古いと査定額はそのぶん低くなってしまうのでしょうか。車の年式が査定額にどのくらい影響するのか、詳しく見ていきましょう。
年式が古くなるほど下がる
車の年式とは、「車が製造された年」または「初めて登録された年」のことです。車の年式は使用年数と混同されることがありますが、年式は使用年数のことではありません。
国内での一般的な考え方では、年式とは「車が製造後初めて登録された年」を指します。例えば、2020年に製造された車でも初めて登録されたのが2021年1月であれば、2021年式になります。ただし、海外からの輸入車の場合は「車が製造された年」を指すので注意してください。
国内では、初めてナンバープレートが交付された年月日で、車検証の「初度登録年月日」のところに記載されているのが年式です。
この年式は、毎年1月1日を過ぎるごとに1年古くなるとカウントされます。年式が古くなるほど、車の査定額は低くなるのが一般的です。車の製造技術は常に進歩を続け、新しいほど高性能だとされているため、年式が古くなると価値が下がってしまうのです。
走行距離との関係性も重要
車の査定額は年式が古くなるほど低くなりますが、年式だけが査定額に影響するわけではありません。年式は走行距離との関係が深く、通常このふたつはセットで考えられています。
査定は「標準走行キロ」を基準に行われますが、この標準走行キロとは1年の平均走行距離を指します。具体的には普通車で1年あたり10,000キロ、軽自動車で1年あたり8,000キロが目安です。このため、普通車の場合1年あたりの走行距離が10,000キロ以上なら減点対象となり、それより少なければ加点対象になります。
したがって、年式が新しい車であっても、走行距離が標準走行キロを上回る場合は査定額が低くなりやすいため、年式が新しければいいというわけではありません。少しくらい年式が古くても、走行距離が標準走行キロを下回っていれば、大きく減点されることはないケースもあります。
ただし、年式に対して走行距離が短ければいいというわけでもないので注意が必要です。例えば、年式に対して走行距離が極端に短い場合、査定額が低くなります。これは長期間乗車せず置いておいた車だと考えられるためです。
長期間乗車せずに置いておいた車はエンジンの故障が起きやすいと判断されます。車は定期的に走行させないとコンディションが悪化するため、長期間乗車せずに置いておいた車は故障リスクが高いと見なされて査定額が低くなるのです。
車の査定では基本的に年式が新しく、走行距離が短いほど高評価を得られますが、年式と走行距離の適切なバランスが大切です。
年式が古い車でも高く売却できるのか
車の寿命は10年程度で、10年経過した車はほとんど価値がないとされています。そのため、買取業者によっては査定額が0円になることもあるのが実情です。しかし、年式が古くても状態のいい車であれば、買い取ってもらえる可能性があります。
例えば、定期的に整備されてきた内装も外装もきれいな車や、生産がストップしてプレミアがついている車など、年式が古くても高く売れる車もあります。また、売りたい車の車種専門の買取業者や、海外への販売ルートを持っている買取業者であれば、再販できると見なされて査定額がつく場合もあるでしょう。
「古くてもいいから安い中古車が欲しい」というニーズも一定数あります。そういったニーズに応える業者の場合も、再販できると判断されて査定額がつくかもしれません。
中古車としての再販が難しいほど年式が古かったり、状態がよくなかったり、廃車寸前の車だとしても、部品としては価値があるという場合もあります。この場合は解体して部品として販売するルートを持っている業者を選べば買い取ってもらえるでしょう。
年式が古い車を高く売却するコツ
車は年式が古くても売却できますが、できるだけ高く売却するにはどうしたらいいのでしょうか。年式が古い車を高く売却するコツについて解説します。
【年式10年以内】中古車買取業者に依頼する
年式が10年以内の車であれば、まずは中古車買取業者に査定を依頼しましょう。定期的なメンテナンスを欠かさず大切に乗ってきた状態の良い車は、年式が古くても高い査定額がつく可能性があります。
車は5~7年程度でフルモデルチェンジが行われますが、旧モデルのほうが好みだったという人もいます。旧モデルの人気が高いと中古車市場での需要も高まり、年式が古くても高い査定額がつく場合もあるのです。
また、中古車買取業者は買い取った中古車を再販して利益を得ているため、独自の再販ルートを持っています。例えば特定の車種に特化した販売ルートを持っていたり、クラシックカーとしての販売ルートを持っていたりする場合もあります。
このため、売りたい車の車種に強い買取業者を探して持ち込むのもいいでしょう。年式が古くても再販できると見なされて、買い取ってもらえる可能性があるからです。
【状態が悪い場合は海外への販路がある中古車買取業者に依頼する】
年式が古く、状態が良くない車は、海外への販売ルートを持っている買取業者で買い取ってもらえる可能性があります。
日本製の車は海外での人気が高いため、海外への販売ルートを持っている買取業者なら再販できると判断されるからです。そのため、海外需要を見込んだ査定額をつけてくれる可能性があります。
特にトヨタやホンダ製の車や、悪路でも走行可能な四輪駆動車、パワー重視の車や荷物を多く乗せられるワゴン車などは海外でも人気です。年式が古く状態がよくない車でも、走行可能なら買い取ってもらえる可能性があるため、諦めずに相談してみるといいでしょう。
【年式10年超】廃車買取専門業者に依頼する
年式が10年を経過した車は、査定額がつかず中古車買取業者での買取りを断られることがあります。買取りを断られた場合は、廃車買取専門業者への査定依頼を検討しましょう。
廃車買取専門業者は、中古車としてそのまま再販するのではなく、車を解体し、部品として販売することで利益を得ています。そのため、年式が古くても買い取ってもらえる可能性が高いのです。
特に、人気の高いブランドのパーツや純正パーツなど、部品としての需要があり価値が高いものが装備されている場合、買い取ってもらえる可能性が高まります。
中古買取業者で廃車にするしかないと言われた場合でも、廃車買取業者に相談してみるといいでしょう。
車を高く売却するためには年式と走行距離のバランスが大切
車を高く売却するためには、年式と走行距離のバランスが適切であることが大切です。年式は新しければいいというわけではありません。年式が新しくても、走行距離が標準走行キロを上回っていれば査定の減点対象となるからです。
反対に、年式が多少古くても走行距離が標準走行キロ以内であれば、加点対象になります。ただし、年式に対する走行距離が極端に少ない場合は、長期間乗らずにいた車と見なされて査定額が下がるでしょう。したがって、年式と走行距離のバランスが大切です。
また、年式が古くても状態がいい車なら高い査定額がつく場合もあります。状態が悪い車でも、海外での再販ルートがある業者や廃車買取業者なら買い取ってもらえるかもしれません。年式が古くても、諦めずに買取業者へ査定を依頼して、できるだけ高く愛車を売却しましょう。
株式会社ウェブクルーが運営する自動車関連サイトの事業責任者。新車・中古車を問わず、マーケット動向に深い知見を持つ。
このページを読んだ人は次のページも読んでいます
車のキズ・ヘコミは直すべき?自分で直すとどうなる? 買取りや下取りの査定への影響度を知っておこう
キズやヘコミがある車や故障している車でも、売却することはできます。でもそのときに気になるのが「修理してから売ったほうが高く売れるのでは?」ということ。ちょっとし擦り傷であれば自分で補修する人が多いかもしれませんが、どの程度まで直すかは一考すべきでしょう。
続きを読む
車の売却・下取り・購入に必要な書類と手続き
愛車を売却したり、新たに車を購入したりする際には、「車検証(自動車検査証)」や「自動車税納税証明書」など、さまざまな書類が必要になります。書類については買取店や販売店でも教えてくれますが、事前に必要書類を把握しておくと、売却も購入もスムーズに進められます。
ここでは、車の買取査定・売却・名義変更・購入時に必要な書類、手続きについて紹介します。
車の「下取り」ちょっと待った!下取りに出す前に知っておくべき「買取り」との違い
「下取り」でも「買取り」でも、愛車を売却するという意味では同じです。表面的な違いとしては、「下取り」は車の購入とセットになっているのに対して、「買取り」は売却のみであることでしょう。しかし、もちろん違いはそれだけではありません。
続きを読むそのほかのおすすめコンテンツ
【トヨタ/クラウン(走行14万km×高級セダン)】下取り35万円の見積もりが買取りでは85万円に!
トヨタ/クラウン ロイヤルサルーン【年式】2009年(平成21年)【走行距離】146,000km【エリア】秋田県【売却金額】850,000円【査定業者数】3社【カラー】黒
【スバル/インプレッサWRX(走行9万km×ボディの腐食)】17年間大切に乗ってきた愛車。売却先の決め手は「担当者の人柄」
スバル/インプレッサWRX STi バージョンV【年式】1999年(平成11年)【走行距離】90,000km【エリア】鳥取県【売却金額】360,000円【査定業者数】7社【カラー】白
査定当日に契約すると高く売れる?
インターネットで査定当日に契約すると高く売れる確率が高いという情報を見つけたのですが、本当ですか?契約を先延ばしにすると査定金額が下がるのですか?
回答社数:3社各社の回答詳細を見る >>





