査定士との交渉時にチャレンジ!
誰でも簡単にできる「査定額アップ交渉術」

ガイド:矢部 亨

車の査定額をアップさせるためには、査定士との交渉で、いかに上手く、愛車の価値をアピールするかが重要です。最も大切なのは、「条件が合えばすぐにでも車を売る」という本気度を見せること。車の引渡日などの希望条件を明確に示すことで、車買取業者が抱えるさまざまなリスクを排除することができ、そのぶん査定額を上乗せしてくれる可能性があります。ほかにも、プラス評価になりそうなことはすべて正確に査定士に伝えて、愛車の良さを最大限にアピールしましょう。

愛車を手放すとき、オーナーとしては少しでも高く買ってほしいもの。そのためには、査定士とのやりとりを上手に進める必要があります。ここでは、誰でもチャレンジできる「査定額アップにつながる交渉術」を紹介します。

誰にでもできる!査定額アップのための交渉術

車を査定してもらったとき、具体的にどのような交渉をすると効果的なのでしょうか。「提示された査定額+α」を実現させるために、誰にでもできる交渉方法を紹介します。

「金額さえ折り合えばすぐに売る」という本気度を見せる

最も効果的なのは、「売る側の本気度」を感じさせること。つまり、「査定額はもちろん、引渡日などの条件に納得できれば、今日、すぐにでも売る」というスタンスで臨むのです。

例えば、査定を依頼したオーナーが、「次の車が来月納車されるので、その頃に引き渡したい」という要望を出したとします。すると、車買取業者は、「走行距離が増えてしまう」「年をまたぐと年式が1年古くなる」「事故を起こしたり、キズやヘコミが増える可能性」「モデルチェンジやライバル車の新車発表」などの、回避できないリスクまでも考慮せねばならず、強気の査定額が算出できなくなってしまいます。

一方で、査定をした日に引き渡すのが難しい場合でも、「○日後ならOK」と明確に示すことで、車買取業者は適正かつ強気の査定額を算出することが可能に。なぜなら、車買取業者が抱えるさまざまなリスクを排除することにつながるから。結果として「査定額を上乗せしてほしい」という条件を飲んでくれる可能性もアップするのです。

車への愛情と愛着をしっかり伝える

愛車へのこだわりを伝えることで、査定額アップに結びつくケースもあります。雑に扱われていた自動車よりも、愛着を持って大切に扱われていた自動車のほうが、状態が良いことは容易に想像できるでしょう。「いかに大切に扱ってきたか」という情報を余すことなく査定士に伝えるのです。

具体的には、外装、内装、追加したパーツなどを伝えるといいでしょう。以下に一例を挙げます。

  • ・外装(洗車やワックスがけの頻度、キズやへこみの状態)
  • ・ディーラーオプション、メーカーオプション(サンルーフ、電動スライドドア、メーカー純正カーナビなど)
  • ・購入後に自分でつけたパーツ(エアロパーツ、ホイール、マフラーなど)
  • ・内装(シートやフロアマットなど)
  • ・ちょっとした装備品(ルームミラー、ドリンクホルダーなど)
  • ・冬用のスタッドレスタイヤの有無
など

このように、愛車に関する情報はすべて査定士に伝えましょう。ドリンクホルダーのような些細なものでも構いません。「こんなことを伝えても査定士の評価は変わらないかもしれない」と思っても、査定士にとってはオーナーの「車の扱い方」「車への愛着」が想像できたりするもの。また、それらの備品の価値も認められ、あわせて売却すれば、その金額の分の査定額もアップするはずです。

要注意!逆効果を招く「NG交渉術」もある

これまで、査定額をアップさせるための交渉術を紹介してきましたが、下手な交渉をすれば逆に査定額が下がってしまうこともあります。例えば、前述した交渉術とは反対に「売る気はあまりないんだけど、とりあえず査定だけしてよ」と、本気度が感じられない発言はNGと考えましょう。「このオーナーは売る気がない」と査定士に判断されてしまうと、査定額アップは期待できません。

そうならないように、査定士がメリットと感じるような内容をしっかりアピールし、「今日の査定は買取り(契約)につながらないかもしれない」と思わせてしまうような言動を避けるということを頭に入れて、査定士との交渉に臨みましょう。

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ガイドプロフィール
矢部 亨(やべ・とおる)
フリーエディター、「Motor Magazine」「ホリデーオート」元副編集長

モーターマガジン社で「Motor Magazine」や「ホリデーオート」等の自動車雑誌やウェブサイトの副編集長、編集長を歴任。現在はフリーエディターとして、守備範囲を広げ活動中。

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