ひとり親家庭(母子家庭・父子家庭)における車買替えのベストな方法は?ローン購入以外の選択肢も解説

ガイド:渡辺 剛志

車は乗り続けているといずれ寿命を迎えるため、買替えが必要です。ひとり親家庭(母子家庭・父子家庭)の中には、経済的な問題から車を買い替える余裕がないという人もいるのではないでしょうか。この記事では、ひとり親家庭で車を買い替える方法を解説します。ローンを組む方法も併せて解説するので、ひとり親家庭で車の買替えを検討している人はぜひ役立ててください。

車の買替えが必要な人の中には、ひとり親家庭(母子家庭・父子家庭)ゆえに経済的に難しく、あきらめるしかないと考えている人もいるかもしれません。しかし、ひとり親家庭でも車を買い替える方法はいくつかあります。この記事では、その方法をわかりやすく解説します。

ひとり親家庭(母子家庭・父子家庭)で車を買い替える方法

ひとり親家庭(母子家庭・父子家庭)に関わらず、車を買い替える方法はいくつかあります。買い替えるときには車の価格や維持費などを考慮し、経済的に負担が少ない方法を選ぶのも手段のひとつです。ここでは、ひとり親家庭で車を買い替える方法を解説します。

一括で購入する

車を購入するときの支払い方法は、ローンやクレジットカードなどいくつかあります。ローンを組む際には審査があり、年収や雇用形態によっては審査が通らないことも考えられます。そのため、まとまった金額の貯蓄がある場合は、現金の一括払いで購入するのも選択肢のひとつです。

しかし、一括払いで購入できる車の価格は、貯蓄の金額に加えて新車と中古車のどちらを選ぶかで変動します。貯蓄が少なくローンの審査に不安がある場合は、新車よりもリーズナブルな価格の中古車を検討してみましょう。

ローンを組む

車は、現金での一括払いのほかにローンでも購入できます。車のローンを組むためには、教育ローンや住宅ローンと同様に審査に通る必要があります。審査項目は年収や勤続年数、雇用形態などさまざまです。

パートやアルバイトなどの非正規雇用の場合、審査に通らないかもしれないと心配する人もいるでしょう。しかし、車のローンは非正規雇用でも組むことは可能です。ローン会社に返済能力があると判断されれば、審査に通る可能性は十分にあります。

ローンの審査は、基本的にひとり親家庭を理由に落ちることはありません。そのため、「非正規雇用のひとり親家庭だと審査に落ちるのでは?」とあきらめるのではなく、通る可能性がある限りはチャレンジしてみましょう。

個人向けマイカーリースを利用する

現金での一括購入やローンが難しい場合は、個人向けマイカーリースを利用する手段もあります。個人向けマイカーリースとは、車を購入するのではなく年単位の契約でレンタルするサービスです。

契約は年単位ですが、一括払いではなく毎月料金を支払う仕組みです。料金には車検費用や税金などの維持費が含まれているため、定期的にまとまったお金を準備する必要がない点が魅力です。

ただし、契約年数が長くても所有権が自分に移ることはありません。支払い総額は購入よりもコストがかかる可能性もあるため、事前にシミュレーションしてから利用をおすすめします。

カーシェアリングを利用する

車をレンタルできるサービスは、個人向けマイカーリースのほかにカーシェアリングがあります。カーシェアリングとは、1台の車をほかの人と共有できるサービスです。車に空きがあれば必要なときに予約できるため、子供の送り迎えなど短時間の利用に適しています。

購入や個人向けマイカーリースの場合、専用の駐車場を用意する必要があります。一方、カーシェアリングはステーションと呼ばれる場所を拠点として利用するため、自宅に駐車場がなくても借りる必要はありません。

最近ではスマホから車を事前予約できるサービスも登場しており、利用しやすくなっています。ただし、個人向けマイカーリースと同様に購入ではないため、所有権が自分に移ることはありません。

車の買替えに利用できるローンの種類

車の買替えで利用できるローンにはいくつかの種類があります。種類によって金利や審査のハードルが異なるため、自分に適したローンを選びましょう。

ここでは、車の買替えに利用できるローンを2種類解説します。

金融機関系のローン

車を買い替えるときには、銀行や信用金庫などの金融機関系のローンが利用できます。金融機関系のローンは金利が低く、1~6%程度です。ただし審査のハードルは高く、年収や勤続年数などの一定基準を満たす必要があります。

審査の際には、個人の借入状況が管理されている信用情報機関への照会が行われます。そのため、過去にクレジットカードやスマホ代を滞納した履歴がある場合は、審査に通るのが難しいでしょう。

ディーラーローン

新車に買い替えるときは、ディーラーが独自で用意しているディーラーローンが利用できます。金利は金融機関系のローンよりも高く、4~8%程度です。その一方で、審査のハードルは金融機関系のローンよりも低い傾向にあります。

審査基準には年収や勤続年数などがあり、返済能力の有無が判断されます。審査に不安がある場合は、親や親戚などの信用性が高い保証人をつけると通りやすくなります。ディーラーによっては、通常よりも低い金利で契約できるキャンペーンを実施しているところもあるようです。

母子父子寡婦福祉資金貸付金を利用できれば無利息で融資を受けられる

ひとり親家庭で車を買い替える際にお金が必要な場合には、母子父子寡婦福祉資金貸付金を利用する方法があります。

母子父子寡婦福祉資金貸付金はひとり親家庭をサポートする公的な貸付制度で、教育費や生活費などの経済的な自立を目的としています。

貸付には配偶者がいないことや20歳未満の児童を扶養していることなどの条件があり、条件は自治体によって異なりますが、無利子または1%程度の低い利子でお金を借りられる点が魅力です。

車の購入費用全額を借りるのは難しいですが、購入費用の一部として利用できるので、自治体の窓口で相談してみましょう。

車を買い替えるなら維持費もシミュレーションしておく

個人向けマイカーリースやカーシェアリングではなく、車を買い替えて所有し続ける場合は、購入費用だけでなく維持費も必要です。これから買替えを予定しているなら、維持費をシミュレーションしておきましょう。

車にかかるおもな維持費は次の通りです。

・駐車場代
・自賠責保険料
・任意保険料
・メンテナンス費用
・ガソリン代
・自動車税
・自動車重量税 など

ソニー損保保険株式会社の調査(※)では、1ヵ月当たりの車の維持費が平均で11,700円だったことがわかっています。維持費の中で負担に感じている項目は、自動車税や車検・点検費でいずれも60%以上です。

※出典:ソニー損保保険株式会社「2021年全国カーライフ実態調査」

車を所有し続けると維持費がかかるため、経済的な負担を考慮して購入するか否かを検討しましょう。

車を買い替えるなら少しでも高く売ろう

母子家庭で貯蓄が少なくても車を買い替える方法があることがわかりました。しかし買い替えとなるとやはり新しい車の購入代がかかるため、少しでも買い替え費用は準備しておきたいものです。そのためには、今乗っている車を少しでも高く売ることが大切です。

車を高く売却できればその分買い替える車の購入費に回せます。車を少しでも高く売るには複数の買取業者に査定を依頼して比較することが重要です。一括査定依頼サービスでは一度の入力で複数の買取業者へ査定を依頼できるため、利用してみるといいでしょう。

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ガイドプロフィール
渡辺 剛志(わたなべ・つよし)
株式会社ウェブクルー 自動車関連サイト 事業責任者

株式会社ウェブクルーが運営する自動車関連サイトの事業責任者。新車・中古車を問わず、マーケット動向に深い知見を持つ。

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