中古車の査定額が0円だった!考えられる4つの原因と対策

ガイド:渡辺 剛志

車を手放すときには、少しでも高く売りたいと考える人が多いはず。しかし、実際に査定を受けると査定額が0円になってしまうケースがあります。中古車の査定額が0円になる原因はおもに4つ。しかし、査定を受ける前に対策を知っておけば、査定額が0円になる事態を避けることが可能です。この記事では、中古車の査定額が0円になる原因と対策をわかりやすく解説します。

中古車の査定額は条件によっては0円になる可能性があります。しかし、査定額が0円になるのには何らかの理由があります。

この記事では、中古車の査定額が0円になる原因と対策をわかりやすく解説します。対策次第では査定額が0円になるのを避けることが可能です。この記事を読んで、中古車を少しでも高く売るために役立ててください。

中古車の査定額が0円になる4つの原因

車の査定額は、新車の状態から遠ざかるにつれて下がるのが一般的です。しかし、走行距離が長い場合や年式が古い場合でも、よっぽどひどい状態でない限り査定額が0円になるケースはほとんどありません。

それでは、車の査定額が0円になるのはなぜなのでしょうか。ここでは、車の査定額が0円になる原因を4つ解説します。

【理由1】走行不能だから

売りたい車が走行不能の場合、査定を受けても査定額が0円になることがあります。事故や故障で走行不能に陥った車は、査定額が0円になるどころか処分費を請求される可能性も考えられます。走行不能でも年式がそれほど古くなければ、車を解体して出た部品の再利用が可能です。

しかし、年式が古過ぎると部品の再利用が難しいため、中古車と部品の両方の価値がないと判断されます。車が走行不能になる原因は、事故や故障だけではありません。事故や故障以外で走行不能になるのは、車検切れになって公道を走れなくなった車です。

車検切れの車は、走行不能でも査定額がつく可能性は十分にあります。ただし、車検切れの車の査定を受ける場合は、店舗に持ち込めないので出張査定を依頼しましょう。

【理由2】事故車や水没車だから

売りたい車が事故歴や水没歴がある場合、査定を受けても査定額が0円になる可能性があります。事故車や水没車は、ほかの車に比べて査定額が低くなるのが一般的です。その理由は、ダメージの度合いが大きいほど修理にコストがかかるからです。

特に事故によるダメージを修復した履歴がある車は、中古車として販売しても不具合や故障のリスクが高いため、査定額が低い傾向にあります。修復歴とは、車の骨格部分に手を加えた履歴がある車です。

また、水没車はエンジン系統や電気系統に不具合が起きるリスクが高いほか、室内がカビて次の買い手が見つからないリスクが高いため、修復歴がある車と同様に査定額が低く、0円になるケースも珍しくありません。

【理由3】過走行車だから

売りたい車が過走行車(走行距離が多い車)の場合、査定額が0円になる可能性があります。過走行車は交換が必要な部品も多く、買い取った後にコストがかかるからです。過走行になる走行距離には、明確な基準が定められているわけではありません。

しかし、一般社団法人自動車査定協会では、1年で10,000km程度の走行距離を目安として示しています。例えば初度登録年月から3年目で走行距離が50,000kmの場合、過走行と判断されてマイナス査定になる可能性があります。

中古車業界では、走行距離が10万kmを超えた車を過走行車ととらえるケースが多いです。過走行車の査定額は走行距離が長いほど低くなり、結果的に0円になることもあります。

【理由4】年式が古過ぎるから

売りたい車の年式が古過ぎる場合、査定額が0円になる可能性があります。車の年式とは車検証に記載されている初度登録年月を指しており、製造されてから初めて運輸支局に登録された年月日が基準になります。

車の査定額はさまざまな項目を総合的に評価して出されますが、年式が古くなるほど低くなるのが一般的です。日本では年式が10年を超えた車は寿命だと考えられているため、古過ぎると査定額が0円になることがあります。

年式が古過ぎる車の査定額が低い理由は、過走行車と同様に交換が必要な部品が多く、買い取った後にコストがかかるからです。

査定額が0円だったときの3つの対策

車の査定額は、実際に査定を受けてみないとわかりません。査定額が0円だと伝えられても、車の魅力的な情報が正しくアピールできていない可能性も考えられます。そのため、査定士から査定額が0円と伝えられたときには、まずその根拠を聞いてみましょう。

それでも査定額に変化がない場合は、次の対策を試すと0円から脱却できる可能性があります。

・【対策1】ディーラーに下取りしてもらう
・【対策2】廃車専門買取業者に査定を依頼する
・【対策3】複数社に査定を依頼する

ここでは、査定額が0円だったときの対策を3つ解説します。

【対策1】ディーラーに下取りしてもらう

車を売るおもな方法には、下取りと買取りの2種類があります。下取りは、新車の購入価格から下取り額を差し引いてもらう方法です。一方の買取りは、中古車買取業者が提示する査定額を基に車を買取ってもらう方法になります。

車を乗り替える場合は、買取りではなくディーラーに下取りしてもらったほうがいいでしょう。通常、車の査定額は買取りよりも下取りのほうが低い傾向にあります。しかし、下取りは新車の購入が前提条件なので、0円を提示されても交渉の余地があるからです。

不人気車種の場合、買取りの査定額では低くなりやすいですが、下取りなら少なからず値段をつけてくれる可能性があります。

【対策2】廃車専門買取業者に査定を依頼する

中古車買取業者で査定額0円になったときは、廃車専門買取業者に査定を依頼してみましょう。廃車専門買取業者は中古車の再販ではなく、車を解体して出た部品を再販したり、スクラップした後の鉄資源を再販したりして利益を得ているからです。

廃車同然の車でも、修理すれば使用可能になるケースもゼロではありません。廃車専門買取業者の中には、修理で使用可能になった車を海外に輸出して再販するルートを持っているところもあります。

【対策3】複数社に査定を依頼する

1社目の中古車買取業者で査定額が0円と伝えられても、あきらめるのはまだ早いです。ほかの中古車買取業者に査定を依頼すると、値段がつくことがあるからです。そのため、車の査定を受けるときには複数の中古車買取業者に依頼しましょう。

各社から提示された査定額を比較すると、車を高く売れる可能性があります。車の査定を複数社に依頼するときには、車買取りの一括査定依頼サービスの利用がおすすめです。車買取りの一括査定依頼サービスは、査定をまとめて依頼できるので査定額を比較できます。

▼ 複数社の比較で査定額がつくかも? ▼

中古車の査定額が0円でも対策次第で値がつく可能性はある

車の状態によっては中古車買取業者で査定を受けた結果、査定額が0円になることもあります。査定額が0円と伝えられたときには、まず査定士に根拠を聞いてみましょう。車のアピールポイントが上手く伝わっていないだけなら、値段がつく可能性があります。

それでも査定額に変化がない場合は、ここで解説した対策を検討してみてください。対策次第で値段がつく可能性があるため、あきらめずにチャレンジしてみましょう。

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ガイドプロフィール
渡辺 剛志(わたなべ・つよし)
株式会社ウェブクルー 自動車関連サイト 事業責任者

株式会社ウェブクルーが運営する自動車関連サイトの事業責任者。新車・中古車を問わず、マーケット動向に深い知見を持つ。

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