高齢者の引越しをスムーズに行うための段取り
高齢者の引越しは、なるべく負担が少ない方法で行いましょう。自分でする作業と業者にお願いする作業を決めて、2~3ヵ月前には引越し業者を選定します。高齢者向けの引越しプランを利用するのもいいでしょう。業者を選定したら荷造りに入ります。荷物が多くなりすぎないよう、選別はルールを決めて思い切りよく行います。不要品を一度に処分してくれる「不要品回収サービス」を利用すると便利です。引越し2週間前には諸手続きを始めます。事前に役所や事業者に必要な手続き、持ち物などを問い合わせておくと、効率よく行えます。
高齢者の引越しは、気力と体力を考えて、なるべく効率よく行うのが理想です。ここでは、高齢者に負担の少ない、スムーズな引越しを行うための段取りとポイントを紹介します。
まずは引越し業者を選定。どこまで自分で作業するか決める
引越しが決まったら、すぐに引越し業者の選定を始めましょう。プランによっては荷物の選別から不用品の処分、荷造り、運搬、荷解きまで、すべて業者に任せることも可能です。引越し業者の中には高齢者向けのプランを用意しているところもあり、公共料金の住所変更手続きや、新居での家具の配置に関する相談まで請け負ってくれることも。余裕を持って準備ができるよう、引越し2~3ヵ月前には業者の選定ができているとベストです。
ポイントは、どこまで自分で作業するのかを考えておくこと。「荷物の選別から手続きまですべてお願いしたい」「荷物の選別はできるが、不要品処分や荷造り、荷解きはお願いしたい」など、自分でできることと、業者にお願いしたいことを決めてから業者やプランを選定するといいでしょう。なお、高齢者向けの引越しプランを選ぶ際は、年齢などの利用条件がある業者もあります。
荷造りと不要品処分は、なるべく負担の少ない方法で
業者を選定したら、荷造りに入りましょう。家具や家電、思い出の品などは、歳を重ねるとともに増えていくものですが、高齢者の引越しでは新居が旧居よりも狭くなるケースが多く、すべての荷物を持っていくのは現実的ではありません。荷物が多くなりすぎないよう、必要な物だけ選別していきましょう。
しかし、たくさんの荷物をひとつずつ選別していくのは面倒で、負担の大きい作業といえます。「ダンボール10箱に必要な物だけ入れて、あとは処分する」などの思い切りを持ち、手間と時間をかけないようにすることが大切です。
不要品を処分するには、「通常のゴミとして出す」「粗大ゴミとして出す」「リサイクルショップやオークションで買い取ってもらう」などの手段がありますが、不要品をそれぞれに処理していくのは骨が折れます。大きなものや重たいものだけでなく、どんなものでも、また大量でも一度に処分できる「不要品回収サービス」を利用すると良いでしょう。
煩雑な手続きは、事前に問い合わせておく
引越しの際は、多くの手続きが必要になります。役所での手続きは世帯の状況や市区町村によって内容が異なります。役所を訪問する前に、電話で引越しをする旨を伝え、必要な手続きや持ち物について問い合わせてください。多くの自治体では、引越しの2週間前から手続きを受け付けています。複数の手続きを一度で済ませられるよう、事前に準備しておきましょう。
電気・ガス・水道に関しては、停止手続きや開始手続きが必要になります。こちらも引越し1週間前までに、電話で問い合わせておくといいでしょう。業者の高齢者向きの引越しプランでは、公共料金の手続きもサービスに含まれるものもあるようです。
頼れるものは頼るという姿勢が大事
高齢者にとって、引越しは精神的にも体力的にも大変な作業になります。一番大切なのは、無理に自分でやろうとしないことです。子供や孫などの家族に手伝いや立ち会いをお願いしたり、業者やサービスを活用したりして、なるべく疲れない方法で引越しを済ませましょう。
2016年1月25日掲載
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出版社勤務を経て、出産を機に独立。雑誌、書籍等で教育や家庭生活をテーマに幅広く取材、執筆。家事セラピストとして、自分らしく気持ちのいい暮らし方を提案。「引越し9回&立ち退き2回」の経験から引越しにも一家言あり。
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※地域によって必要書類が異なる場合がある為、各手続きに行く前に問い合わせることをおすすめします。
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