「自動車リサイクル法」って何?

ガイド:矢部 亨

「自動車リサイクル法」は、資源の有効活用と、環境保全を目的に2005年に施行された、すべてのカーオーナーに関係する法律です。施行後9年も経過しているのに、まだ「よくわからない」「販売業者さんの法律で自分には関係ない」と考えている人もいるかもしれません。ところが車を買取ってもらう際に必要となる「リサイクル券」は、この法律に基づくものです。やはりその骨子の理解は大切です。

「自動車リサイクル法」によって規定されている、車の所有者やメーカーなどの役割と、リサイクル料金の支払い・運用について解説します。

「自動車リサイクル法」ってどんなもの?

「自動車リサイクル法」は2005年1月に施行された法律。車のリサイクルについて、「車の所有者」「関連事業者」「自動車メーカー・輸入業者」それぞれの役割を定めています。具体的な役割を下にまとめました。

  • ●車の所有者(最終所有者)
    リサイクル料金を支払い、廃車にする際は、自治体に登録された引取業者へ引き渡す。
  • ●関連事業者
    • (1)引取業者
      最終所有者から廃車を引き取り、フロン類回収業者または解体業者に引き渡す。
    • (2)フロン類回収業者
      フロン類を基準に従って適正に回収し、自動車メーカー・輸入業者に引き渡す。
    • (3)解体業者
      廃車を基準に従って適正に解体し、エアバッグ類を回収。自動車メーカー・輸入業者に引き渡す。
    • (4)破砕業者
      解体自動車の破砕を基準に従って適正に行い、シュレッダーダストを自動車メーカー・輸入業者へ引き渡す。
  • ●自動車メーカー・輸入業者
    自社で製造または輸入した車が廃車された場合、その自動車から発生するシュレッダーダスト、エアバッグ類、フロン類を引き取り、リサイクル等を行う。

「リサイクル料金」の支払い時期と内訳

車の所有者に義務付けられている「リサイクル料金」は、新車を購入するときに支払うのが基本。「リサイクル券」は、リサイクル料金を支払った証明となるものです。支払ったリサイクル料金は、「財団法人 自動車リサイクル促進センター」が管理を請け負います。

リサイクル料金は、「シュレッダーダスト料金」「エアバッグ類料金」「フロン類料金」「情報管理料金」「資金管理料金」に大別され、シュレッダーダスト料金、エアバッグ類料金、フロン類料金を合わせて7,000~18,000円程度、情報管理料金は130円、資金管理料金は380円(車検時また廃車時は480円)となっています。

料金は一定ではないので、必要に応じてメーカーや輸入業者のオフィシャルサイトを確認しましょう。

2013年3月5日掲載
2014年4月9日更新

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ガイドプロフィール
矢部 亨(やべ・とおる)
フリーエディター、「Motor Magazine」「ホリデーオート」元副編集長

モーターマガジン社で「Motor Magazine」や「ホリデーオート」等の自動車雑誌やウェブサイトの副編集長、編集長を歴任。現在はフリーエディターとして、守備範囲を広げ活動中。

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