車をコスパ良く買い替えるには?タイミングとポイントを知ろう

ガイド:渡辺 剛志

車を所有していると、ガソリン代のほかに自動車税や車検費用などのランニングコストがかかります。また、車は使用し続けているといずれ寿命が訪れ、買替えの検討が必要になります。車の購入費用やランニングコストを考慮すると、コスパ良く買い替えられる時期を見極めることが大切です。この記事では、車をコスパ良く買い替えられるタイミングを解説します。コスパ良く買い替えるポイントも併せて解説するので、車にかかるコストを抑えたい人はぜひ参考にしてください。

最近は商品の購入やサービスを利用するときに、価格の安さだけに囚われずコスパ(費用対効果)の良さを重視する人が多い傾向にあります。その背景には、生活を取り巻く経済情勢や社会環境が大きく影響していると考えられています。

コスパの良さが求められるのは、食料品や日用品に比べて高額な買い物になる車も例外ではありません。車は購入時に費用を抑えられても、使用し続ける限りランニングコストがかかります。

そのため、車をコスパ良く買い替えるためには、事前のシミュレーションや時期の見極めが重要です。この記事では、車をコスパよく買い替えられる時期やポイントをわかりやすく解説します。

車をコスパ良く買い替えられるのはいつ?

車をコスパ良く買い替えるためには、購入価格だけを重視するのでは不十分。買替え後も車検費用やメンテナンス費用などのランニングコストがかかるため、事前にシミュレーションしておくことが大切です。

車のコストをシミュレーション

車の買替え後は、どのくらいの期間使用し続けるかわかりません。そのため、まずは車を数年使用し続けると想定し、年間でどのくらいのコストがかかるかをシミュレーションしてみましょう。

3年または10年目の買い替えで車の購入費用が200万円と仮定した場合、1年間にかかるおおまかなコストは次の通りです。

項目 3年で買い替える場合 10年で買い替える場合
購入費用 200万円 200万円
車検費用 0円 65万円程度
買取価格 80万円程度 0円
メンテナンス費用 20,000円程度 10万円程度
1年間にかかる費用 24~40万円程度 26万円程度

3年で買い替える場合は購入費用から買取価格が差し引けるため、10年で買い替える場合よりも初期費用がかかりません。しかし、1年間にかかる費用は、3年目で買い替えるよりも10年で買い替えたほうが安く済みます。

コスパ良く車を買い替えるタイミングはそれぞれ違う

上記のシミュレーションでは、車に長く乗り続けたほうがコスパ良く買い替えられることがわかりました。しかし、シミュレーションの結果はあくまでも目安です。コスパ良く買い替えられるタイミングは、車種や使用状況などによって変動します。

同じ年式の車でも走行距離の長さによって劣化具合が変動し、部品交換のコストに差が出るケースもあるため、コスパ良く車を買い替えられるのは一概に何年とは言いきれません。

また、ライフスタイルの変化によって、買い替えたほうがコスパが良くなるケースもあります。例えば、夫婦と子供3人の家族のためミニバンに乗っていたとしましょう。子供の独立後は夫婦2人の生活になるため、ミニバンから軽自動車に買い替えると車検費用や自動車税の節約につながります。

車をコスパ良く買い替えるタイミング

上記で、コスパ良く車を買い替えるタイミングは人によってさまざまであることを解説しました。このほかには、次のタイミングで車を買い替えるとランニングコストの削減につながります。

・1回目の車検に出す前
・車の価値が下がり切る前
・走行距離が大台に乗る前
・自動車税や自動車重量税が上がる前

ただし、車のランニングコストが負担に感じている場合は、上記のタイミングを迎える前に車の買い替えを検討しましょう。

1回目の車検に出す前

常に最新の車に乗りたい人は、最初の車検を迎える前の買い替えがおすすめです。車検は新車を購入してから3年、その後は2年に1回の頻度で受けることが義務づけられています。新車の場合、最初の車検を受けるのは3年目です。

最初の車検に出す前に車を買い替えると、車検費用がかかりません。また、新車に近い状態ほど価値が高いため、売却時の高額査定が期待できます。

車の価値が下がり切る前

車の価値が下がり切る前のタイミングを狙うのも選択肢のひとつです。車の価値は初度登録からの年月が経つにつれて下がり、一定の時期を迎えると下落率が大きくなります。

車種によって異なりますが、初度登録から6年目以降は車検費用が高くなったりメーカー保証が切れたりするので、大幅に価値が下がります。

また、買取価格は買い替える車の購入資金に充てられるため、価値が高いうちに売却したほうがコスパの良さにつながりやすいでしょう。

走行距離が大台に乗る前

車の価値は、基本的に走行距離が短いほうが高く評価されます。そのため、走行距離が長くなるほど車の価値は低くなります。

特に普通車で10万km、軽自動車で80,000kmの走行距離に達している場合は、価値がつかない可能性が高いです。また、走行距離が長くなるほど不具合が発生するリスクが高くなり、その分メンテナンス費用もかかります。

車をコスパ良く買い替えたいなら、走行距離が大台に乗る前のタイミングがいいでしょう。

自動車税や自動車重量税が上がる前

車の所有者には、自動車税や自動車重量税の納付義務があります。そのため自動車税や自動車重量税が上がる前に買い替えるのもおすすめです。660cc以上の車にかかる自動車税は、初度登録から11年または13年目のタイミングで上がります。

・ガソリン車:13年から15%
・ディーゼル車:11年から15%
・軽自動車:13年目から20%

また、車の重量に応じて課税される自動車重量税が上がるのは、初度登録から13年と18年のタイミング。初度登録から13年を経過した車は自動車税と自動車重量税の両方が上がるため、その前に買い替えたほうがランニングコストの削減につながります。

車をコスパ良く買い替えるポイント

最後に、車をコスパ良く買い替えるポイントを2つ解説します。

・定期的にメンテナンスして大事に乗る
・車買取業者を比較し高く売却する

上記のポイントを押さえて、コスパ良く車を買い替えましょう。

定期的にメンテナンスして大事に乗る

車は、使用期間が長くなるほど何らかの不具合が発生しやすくなるのが一般的です。部品交換や修理のコストを削減するためには、定期的なメンテナンスが大切。車を常に良好な状態に保っていれば、不具合が発生するリスクを抑えてランニングコストの削減につながります。

また、車の価値は良好な状態ほど高くなるため、買い替えるときも高く買い取ってもらえる可能性が高いです。定期的なメンテナンスは、業者に依頼せずに自分でもできることがあります。

例えば、汚れや錆は部品の劣化につながるリスクがあるため、細目な洗車を心掛けましょう。車を清掃するだけでもメンテナンスのひとつになります。

車買取業者を比較し高く売却する

コスパ良く車を買い替えるためには、今の車をより高く買い取ってもらい、新しい車の購入資金に充てましょう。

同じ車でも車買取業者によって評価が異なるため、複数社に査定を依頼するのがポイント。車買取業者によって評価が異なるのは、需要や再販ルートに違いがあるからです。複数社の査定額を比較すると、より高く買い取ってくれる車買取業者を見つけやすくなります。

車は自分に適したタイミングで買い替えよう

車は、購入から3年で買い替えるよりも、10年のほうが1年間にかかるコストが少ないため、費用面では長く乗り続けたほうがいいでしょう。しかし、コスパ良く買い替えられるタイミングは人によって異なります。コスト面だけでなく車種や使用状況などを考慮し、自分に適したタイミングで買い替えましょう。

また、実際に買い替えるときは複数社に査定を依頼することで高く買い取ってもらえる可能性が高まります。複数社に査定を依頼するには、一括査定依頼サービスの利用が便利です。

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ガイドプロフィール
渡辺 剛志(わたなべ・つよし)
株式会社ウェブクルー 自動車関連サイト 事業責任者

株式会社ウェブクルーが運営する自動車関連サイトの事業責任者。新車・中古車を問わず、マーケット動向に深い知見を持つ。

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