車査定の上手な断り方とは?具体的な断り方を場面別に紹介

ガイド:渡辺 剛志

車をなるべく高く売却するには、複数の業者に車の査定を依頼するのがおすすめですが、最終的に決めた業者以外は断らなくてはいけません。ここでは、「断るのが苦手」という人に向けて、スムーズな断り方を紹介します。場面別に上手な断り方を解説しているので、査定を依頼する前に頭に入れておくと役立ちます。

車の査定を依頼する場合、なるべく多くの業者に依頼したほうが高く売れるケースがあります。しかし、その場合は最終的に決めた業者以外を断らなくてはいけません。また、1社だけに依頼している場合でも、提示された査定金額に納得ができなければ断ることになるでしょう。

本記事では車査定の上手な断り方を紹介します。場面別で解説しているのでぜひ参考にしてください。

車査定を上手に断るには

車査定を断る場合、断り方ひとつで業者の対応が変わることがあります。業者がどうしても車を買い取りたいと考えている場合は、断ってもなかなか引き下がってくれないかもしれません。ここでは、車査定を上手に断るふたつのポイントを詳しく解説します。

・曖昧にせずはっきりと断る
・感情的にならず事務的に断る

曖昧にせずはっきりと断る

断ることが苦手な場合、「検討する」といった曖昧な返事をしたり、かかってくる電話に出なかったりして対応する人もいるでしょう。しかし、曖昧な返事をすれば、業者ははっきりとした返事を聞くまで何度も連絡をしてくるかもしれず、結局は断る返事をしなければなりません。

初めから断ることが決まっているのに曖昧な返事をするのは、お互いにとって無駄な時間を作ってしまうだけ。電話に出ないのも同様で、業者は話ができるまで何度も連絡をしてくるでしょう。そのたびに電話に出ないよりも、きちんと出て断ったほうがお互いストレスになりません。

そもそも、こちらから車の査定を依頼しているため、きちんと電話に出るのがマナーと言えるでしょう。曖昧な返事や態度をとらず、売却しない意思をはっきりと示しましょう。それでも引き下がらない業者には、交渉する余地がないことをきちんと伝えることが大切です。

感情的にならず事務的に断る

業者にとっては車を買い取らないと利益につながらないため、断っても切り口を変えて交渉してきたり、強い口調で営業してきたりするかもしれません。業者の対応に不快感を感じたとしても、感情的にならないようにしましょう。

感情的になってしまうと、冷静に物事を判断できなくなり、思わぬトラブルを引き起こしてしまうケースがあります。どんなに交渉されても事務的に断るようにしましょう。

【場面別】車査定の断り方

車の査定前に断る場合

「車査定を申し込んだけれど、査定依頼を取り下げたい」という場合、査定日時の相談で業者から連絡が来るので、そのときに断ることができます。しかし、査定前に断ることが決まったら、業者に余計な手間をかけさせないためにもなるべく早く連絡をしましょう。

連絡方法は業者によっても異なりますが、電話やメールを受け付けている場合、査定が必要なくなったことを伝えて断ります。

複数の業者に申し込んでいると断るのが大変だと感じるかもしれませんが、一括査定サイトを利用している場合はサイト上の問い合わせフォームからキャンセルできる場合があります。「ズバット 車買取比較」でも、問い合わせフォームから査定のキャンセルが可能です。

出張査定時に断る場合

せっかく出張査定してもらったのに断るのは気が引けるかもしれませんが、遠回しに断っても業者はまだ交渉の余地があると判断し、交渉を続けてくるかもしれません。「今決めてくれたら●●万円上乗せする」と言われても、「今は時間がない」、「条件が合わない」とはっきり断りましょう。

車の査定後に断る場合

車の査定後でも、契約していない限りは電話で断れます。査定金額に納得がいかなかったり業者の対応に不満があったりするなど理由は人それぞれですが、業者に断る理由を伝えるときは簡単でかまいません。査定額に納得できなかったと言うと、業者によっては交渉してくる場合があります。

再査定で減額されて断る際は注意が必要

頻繁にあるわけではありませんが、契約後に再査定され、査定額が減額される場合があります。「査定額が下がるならキャンセルしたい」という場合は、契約が済んでいるため注意が必要です。

ここでは再査定で減額される原因とキャンセルできるのかを解説します。

再査定されて減額されるケース

再査定されて減額される理由としては、売る側の報告ミスまたは買取側の査定ミスがあります。売る側の報告が適切にされていないと、あとから減額になるだけでなく契約自体が白紙になってしまうかもしれません。具体的に減額されるケースは以下のような場合です。

・売る側が修復歴や事故歴を伝えていなかった
・買取側が車のヘコミやキズを見落としていた

再査定で減額されたときに売却は断れる?

再査定で減額になった場合、契約していてもキャンセルは可能です。しかし、売る側が故意に修復歴や事故歴を隠していた場合は、契約不適合責任に問われるため、減額を了承するかキャンセル料を支払って契約を取り消すことになるでしょう。

契約不適合責任とは、売買の対象となるものに外部から容易に発見できない欠陥がある場合、売る側が買う側に対して責任を負うことです。高いキャンセル料を請求してくる悪質な業者もいるので、車を売る場合には業者の事前調査も重要です。

修復歴や事故歴を査定時に伝えていたにも関わらず、再査定後に減額になった場合や、業者側の見落としで減額となった場合は、キャンセル料を払わずに売却を断れます。契約するときにキャンセル料や査定後の減額に関して記載があるかしっかり確認しておきましょう。

車査定を断る際はきっぱり伝えよう

車をなるべく高く、いい条件で売却するには複数の業者に依頼するのがおすすめです。しかし、車査定を断る場合は気が引けることもあるでしょう。

何度も交渉を持ちかける業者には断りにくくなるかもしれませんが、業者も毎日のように査定をし、契約したり断られたりしています。断られることにも慣れているため、丁寧に断れば大きなトラブルにはなりません。曖昧な態度や返事をせずに売る意思のないことを、きっぱり伝えましょう。

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ガイドプロフィール
渡辺 剛志(わたなべ・つよし)
株式会社ウェブクルー 自動車関連サイト 事業責任者

株式会社ウェブクルーが運営する自動車関連サイトの事業責任者。新車・中古車を問わず、マーケット動向に深い知見を持つ。

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