車を手放したらどれくらい節約できる?メリット・デメリットを解説

ガイド:渡辺 剛志

車を所有しているものの、維持費が高かったり、使用頻度が少なかったりすることから、車を手放そうか検討している人も多いでしょう。本記事では、車を手放すとどれくらい節約できるかを解説します。さらに、車を手放すメリットやデメリットに加え、少しでも高く手放す方法も併せて紹介します。

車を所有しているものの、維持費が高くて手放そうか検討している人もいるでしょう。特に、月に数回程度しか使わない人は、維持費がもったいないと感じるかもしれません。

本記事では、車を手放すとどれくらい節約できるのか、車を手放すメリット・デメリットにはどのようなものがあるのかを併せて解説します。

車を手放せば年間30万円以上節約できる

車を手放せば、車の維持費がかからなくなります。維持費には地域性があるため、都市部、都市部以外を含め、東京や広島、佐賀の3つのエリアを参考に算出してみると、年間で約30万円の節約、地域によっては60万円近くも節約できることがわかりました。ここでは、車の維持費がどれくらいかかっているのか、内訳を見ていきましょう。

車の維持費の内訳

車に乗るには、駐車場代や任意保険料、さらにガソリン代などの維持費がかかります。それぞれどれくらいの費用がかかっているのか見ていきましょう。

【東京】
車の維持にかかる項目 費用の目安(1年)
駐車場代 約323,028円
(約26,919円※1×12ヵ月)
車検代 約60,000円※2
各種税金 ・軽自動車10,800円
・普通自動車25,000円~(排気量による)
任意保険料 約36,000円
(約3,000円※3×12ヵ月)
ガソリン代 約133,596円
(約11,133円※4×12ヵ月)
合計 約577,624円(普通自動車の場合)

※1: 2022年12月東京都区部の平均データより算出(小売物価統計調査による価格推移)
※2:2年に一度の車検にかかる費用を120,000円とし、単年にて算出(普通自動車の場合)
※3:任意保険料についてはダイレクト型自動車保険、契約者年齢40代、車両保険なしと想定
※4:ガソリン代は月間1,000km走行すると想定し、東京都区部のレギュラーガソリン価格の平均167円、燃費を15km/Lとして計算(小売物価統計調査による価格推移)

【広島】
車の維持にかかる項目 費用の目安(1年)
駐車場代 約153,204円
(約12,767円※1×12ヵ月)
車検代 約60,000円※2
各種税金 ・軽自動車10,800円
・普通自動車25,000円~(排気量による)
任意保険料 約36,000円
(約3,000円※3×12ヵ月)
ガソリン代 約139,056円
(約11,588円※4×12ヵ月)
合計 約413,260円(普通自動車の場合)

※1:2022年12月広島市のデータより算出(小売物価統計調査による価格推移)
※2:2年に一度の車検にかかる費用を120,000円とし、単年にて算出
※3:任意保険料についてはダイレクト型自動車保険、契約者年齢40代、車両保険なしと想定
※4:ガソリン代は月間1,000km走行すると想定し、広島市のレギュラーガソリン価格の平均174円、燃費を15km/Lとして計算(小売物価統計調査による価格推移)

【佐賀】
車の維持にかかる項目 費用の目安(1年)
駐車場代 約80,004円
(約6,667円※1×12ヵ月)
車検代 約60,000円※2
各種税金 ・軽自動車10,800円
・普通自動車25,000円~(排気量による)
任意保険料 約36,000円
(約3,000円※3×12ヵ月)
ガソリン代 約143,199円
(約11,933円※4×12ヵ月)
合計 約344,203円(普通自動車の場合)

※1:2022年12月佐賀市の平均データより算出(小売物価統計調査による価格推移)
※2:2年に一度の車検にかかる費用を120,000円とし、単年にて算出(普通自動車の場合)
※3:任意保険料についてはダイレクト型自動車保険、契約者年齢40代、車両保険なしと想定
※4:ガソリン代は月間1,000km走行すると想定し、佐賀市のレギュラーガソリン価格の平均179円、燃費を15km/Lでとして計算(小売物価統計調査による価格推移)

なお、上記は最低限の維持費です。ほかにもメンテナンス代や消耗品代などが必要になるので、実際はさらに費用がかかります。

車を手放すメリット・デメリット

車を手放せば、維持費としてかかっていた費用を節約できます。ここからは、そのほかにどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。さらに、車を手放すデメリットも紹介します。

メリット ・維持費を節約できる
・車を売却し、臨時収入を得られる可能性がある
・徒歩移動の機会が増えるため、運動量が増える
デメリット ・移動が制限される
・日常生活の利便性が悪くなる
・大きな荷物を運べない

メリット

車を手放せば維持費がかからないので、その分今までよりも節約が可能です。車種や使用頻度などによって節約できる幅に違いはあるものの、年間で数十万円単位の節約ができるでしょう。そのほか、手放す車を買取業者に買い取ってもらえば、臨時収入を得られる可能性もあります。

また、車を手放すことで、自然に徒歩や自転車、公共の交通機関で外出することが多くなるため、運動量が増えるという利点もあります。

デメリット

一方、車を手放すと、通勤や通学、日常生活などで不便に感じることがあるでしょう。特に郊外では、スーパーやショッピングセンターなどに買い物に行くことすら不便に感じるかもしれません。

また、公共交通機関が充実している地域では、郊外と比べると不便さは感じないかもしれませんが、最寄り駅まで歩かなければいけなかったり、買い物をしたときには荷物を持って電車やバスに乗ったりしなければなりません。さらに、大きな荷物を運ぶときには、車があったほうがよいとより一層感じるでしょう。

そのほかにも、子供や高齢者がいる家庭では、送迎が必要であったり、病気や怪我などで病院に行ったりする機会もあるでしょう。そのような場面では特に、いつでも乗ることができる車がないことは大きなデメリットとなりえます。

車を手放すなら買取りを検討しよう

車を手放せば、査定額によっては大きな臨時収入を期待できます。ここでは、車を手放すときに検討したい「中古車買取」と「廃車買取」を紹介します。

中古車買取

車を手放す際、ディーラーの下取りや中古車買取業者への売却を検討する人が多いですが、ディーラーの下取りは新車購入が前提なので、車を手放したい人は中古車買取業者に査定してもらいましょう。

中古車買取は、買取業者が中古車相場をもとに、車種の人気度合いや装備品、走行距離や年式などを総合的に査定して、買取金額を算出します。さまざまな中古車買取業者があるので、複数の買取業者に査定してもらい、査定額を比較してみると良いでしょう。

廃車買取

事故車や故障車、年式が古い車など、状態が悪い車は中古車買取業者では買い取ってもらえないことがあるので、廃車専門の買取業者を利用しましょう。中古車買取は基本的に、再販できる車を対象にしているので、状態の悪い車は査定額がつかない可能性が高いです。

しかし、廃車買取に対応した業者であれば、状態が悪い車でも買い取ってもらえる可能性があります。廃車買取業者は中古車として再販するのではなく、車から使用できるパーツを取り外し、販売して利益を得ています。さらに、鉄やアルミなどを資源品として収益化していることから、事故車や故障車などの状態が悪い車でも買取りに対応してくれることが多いです。

車を少しでも高く手放す方法は?

車の手放し方や時期によっては、売却額に差が出るケースがあります。ここからは、少しでも高く手放す方法を具体的に紹介します。

決算期や1月~3月を狙う

車を高く買い取ってもらうなら、決算期や1月~3月を狙うのがポイントです。決算期は買取業者によって異なりますが、3月や9月であることが多いです。決算期が近づくと、売上を伸ばすために、査定額を上げて買取りに力を入れます。また、1月~3月は新生活に向けて中古車需要が高まるので、多くの在庫を確保したいことから、査定額が高くなる傾向があります。

査定前にきれいに洗車・清掃する

同じ状態の車であっても、車内にゴミが落ちていたり、窓ガラスやボディが汚れていたりする場合は、査定を担当するスタッフの心証を損ねてしまい、通常の査定額よりも減額されることがあります。そのため、査定前に軽く洗車をしたり、室内を清掃したりしておきましょう。ただし、清掃で査定額がアップするわけではないので過度な清掃は不要です。

一括査定依頼サービスを利用する

高く車を売却するには、複数の買取業者に査定してもらい、一番高い査定額を提示したところに買い取ってもらうという方法があります。「ズバット 車買取比較」の一括査定依頼サービスなら、メーカーや車種などの情報を入力するだけで、複数の業者に一括査定を依頼することができます。

車を手放すのは年間数十万円の節約になり臨時収入も期待できる

車を手放せば、車の維持にかかっていた年間の費用を数十万円も節約できるでしょう。また売却額によっては大きな臨時収入を期待できます。少しでも高く車を手放したいなら、複数の業者に査定してもい、査定額を比較してみましょう。

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ガイドプロフィール
渡辺 剛志(わたなべ・つよし)
株式会社ウェブクルー 自動車関連サイト 事業責任者

株式会社ウェブクルーが運営する自動車関連サイトの事業責任者。新車・中古車を問わず、マーケット動向に深い知見を持つ。

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