【車の運転に関する調査】車の運転で苦手な操作は「縦列駐車」が6割強で最多。運転に自信がある人もない人も、2人に1人が苦手意識を持っている

「ズバット」を中心とした比較サイトを展開する株式会社ウェブクルー(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:藤島義琢)は、車の運転に「自信がある人」と「自信がない人」のそれぞれが苦手とする運転操作について調査を実施しました。

調査実施の背景

来たる2023年9月21日(木)から30日(土)までの10日間、「秋の全国交通安全運動」が実施されます。国土交通省によるこの運動は、広く国民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに、国民自身による道路交通環境の改善に向けた取組を推進することにより、交通事故防止の徹底を図ることを目的としています。

「全国交通安全運動」は、交通ルールや交通マナーといった安全運転に対する意識を高める良い機会であると同時に、「車の運転」そのものを振り返るタイミングとしても最適です。例えば、ドライバーの中には車の運転に苦手意識を持っている人とそうではない人がいますが、そのような差が生まれるのはなぜなのでしょうか。

そこで今回は、車の運転に自信がある人と自信がない人の意識の違いを調査し、その理由を探りました。それぞれの違いを知ることで、「運転に対する苦手意識の克服」や「運転に自信がない人に対する理解」を深めるための一助になるはずです。

調査結果トピックス

<アンケート回答者1,013人に調査>
■アンケート回答者(1,013人)のうち、車の運転に自信がある人(503人)の運転頻度は「毎日乗っている」が39.6%、車の運転に自信がない人(510人)は「1年に1回以下」が22.2%と最も多い回答結果に
■車の運転に自信がある人の半数以上が「車の運転で苦手な操作はない」と回答。一方で、自信がない人の6割近くが「運転で苦手な操作が今現在ある」と回答
■車の運転に自信がある人もない人も、車の運転で苦手な操作は「縦列駐車」
■運転に自信がある人は「苦手な縦列駐車を克服できた」という回答が最多に。自信がない人は「バック(後進)」「バック駐車」に比較的多い傾向が見られたものの、縦列駐車がそれらに次いで多い

<アンケート回答者1,013人のうち、車の運転に自信のある503人に調査>
■運転に自信がある理由として、「運転歴が長いこと」「ゴールド免許を取得」「運転する機会が多い」といった回答が上位に挙がった
■車の運転に自信が持てるようになった理由は、「長年の運転経験」「無事故・無違反の実績」「事故がきっかけで気をつけるようになった」などが挙がった

<アンケート回答者1,013人のうち、車の運転に自信のない510人に調査>
■運転に自信がない理由として、「運転する機会が少ない」「危険予測・状況判断が苦手」「道を覚えるのが苦手」などが上位を占めた
■車の運転に自信が持てるようになるためには、「運転の機会を増やしたい」という回答が多数集まった

<アンケート回答者1,013人に調査>
■車の運転に自信がある人と自信がない人の双方が安心して運転するために必要なこととして、「周りのドライバーに配慮する」が最多

調査結果詳細

車の運転に自信がある人・ない人、それぞれの「車に乗る頻度」の違い

初めに、車の運転に自信がある人と自信がない人それぞれに、車に乗る頻度について尋ねました。

車の運転に自信がある人(503人)に、「車に乗る頻度はどのくらいですか?」と質問したところ、『毎日(39.6%)』『週に4~6日(19.1%)』『週に2~3日(19.3%)』『週に1日(12.5%)』『2~3ヵ月に1回程度(4.4%)』『半年に1回程度(2.4%)』『1年に1回程度(0.6%)』『それ以下の頻度(2.1%)』という結果になりました。

同様に、車の運転に自信がない人(510人)にも「車に乗る頻度はどのくらいですか?」と質問したところ、『毎日(18.6%)』『週に4~6日(13.3%)』『週に2~3日(12.9%)』『週に1日(16.3%)』『2~3ヵ月に1回程度(10.6%)』『半年に1回程度(3.5%)』『1年に1回程度(2.6%)』『それ以下の頻度(22.2%)』という結果になりました。

車の運転に自信がある人では、「毎日」と回答した約4割(39.6%)が最多だったのに対して、車の運転に自信がない人で最多となったのは、「それ以下の頻度(1年に1回以下)」の2割でした。車に乗る頻度は、車の運転に自信がある人とない人で明確な差があるということがわかります。

苦手な運転操作は「縦列駐車」が最多!

車の運転に自信がある人とそうでない人には、苦手な運転操作の数や内容にも違いがあるはずです。まずは、苦手な運転操作の有無について聞きました。

「車の運転で苦手な操作はありますか?」という質問に対し、車の運転に自信がある人では『今現在ある(22.6%)』『過去にあった(26.4%)』『ない(50.7%)』という割合に。苦手な操作はないという人が約半数を占めますが、苦手な運転操作があるという人も約2割いることがわかりました。

一方で、車の運転に自信がない人の回答を見てみると、苦手な運転操作が『今現在ある(59.4%)』『過去にあった(20.2%)』『ない(20.4%)』という割合になりました。

では、具体的にそれぞれどのような運転操作が苦手なのでしょうか。前述の「車の運転で苦手な操作がある(今現在ある)」と回答した人に詳しく尋ねました。

「車の運転で苦手な操作を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、車の運転に自信がある115人では『縦列駐車(50.4%:58人)』と回答した人が最も多く、次いで『バック(後退)(33.9%:39人)』『バック駐車(28.7%:33人)』が続きました。

上記以外の割合は下記のとおりです。
・積雪時の運転(26.1%:30人)
・狭い道での運転(24.4%:28人)
・夜間の運転(15.7%:18人)
・雨天時の運転(15.7%:18人)
・合流(12.2%:14人)
・高速道路での運転(12.2%:14人)
・追越し(10.4%:12人)
・車線変更(9.6%:11人)
・坂道発進(8.7%:10人)
・右折(4.4%:5人)
・左折(1.7%:2人)
・その他(0.9%:1人)

次に、車の運転に自信がない303人の結果を見てみると、『縦列駐車(68.0%:206人)』と回答した人が最も多く、次いで『バック駐車(61.4%:186人)』『狭い道での運転(57.8%:175人)』が続きました。

上記以外の割合は下記のとおりです。
・バック(後退)(57.4%:174人)
・積雪時の運転(55.8%:169人)
・雨天時の運転(52.8%:160人)
・夜間の運転(45.5%:138人)
・合流(44.2%:134人)
・高速道路での運転(43.2%:131人)
・車線変更(36.3%:110人)
・追越し(27.7%:84人)
・坂道発進(19.8%:60人)
・右折(18.8%:57人)
・左折(12.5%:38人)
・その他(2.6%:8人)

「車の運転で苦手な操作がある(今現在ある)」と回答した人の全体で見てみると、「縦列駐車」が苦手な人は6割強を占めています。運転に対する自信の有無に関わらず、実に2人に1人が縦列駐車に苦手意識を持っていることがわかりました。

ここで、運転に自信がある人、ない人それぞれに車の運転操作が苦手になった理由を聞きました。

車の運転操作が苦手になった理由(または原因)は? ※一部抜粋

車の運転に自信がある人
■【左折、狭い道での運転など】ぶつけた過去があるから(30代/女性/佐賀県)
■【バック駐車など】隣の車にぶつかりそうで怖いので(30代/女性/静岡県)
■【縦列駐車、高速道路での運転など】スーパーの駐車場でバックモニターと目視で注意していたのに急に隣の車から人が降りてきて、とても嫌な顔をされて以来、運転自体が苦手になりました(40代/女性/宮城県)

車の運転に自信がない人
■【バック(後退)、狭い道での運転】大きい車を運転していて電柱にぶつかったから(20代/女性/秋田県)
■【バック(後退)、バック駐車、縦列駐車など】ハンドルをどちらに切ればよいのか、わからなくなることがあるため(20代/女性/福岡県)
■【縦列駐車、積雪時の運転など】実際に事故を起こしたことはありませんが、心配性なので目で見えない部分は常に気になり苦手意識があります(30代/女性/宮城県)

ここまでの調査で、「車の運転で苦手な操作」の詳細がわかりました。ここからは、苦手な操作を克服したという人を対象に調査を行いました。

実際に、車の運転で苦手だった操作を克服できたという人は、どのくらいいるのでしょうか。苦手な運転操作が「過去にあった」「ない」と回答した人に聞きました。

「車の運転で苦手だった操作のうち、克服できたものを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、車の運転に自信がある388人については『縦列駐車(22.7%:88人)』と回答した人が最も多く、次いで『バック駐車(15.7%:61人)』『バック(後退)(14.7%:57人)』が続きました。

上記以外の割合は下記のとおりです。
・積雪時の運転(12.9%:50人)
・狭い道での運転(8.0%:31人)
・雨天時の運転(7.2%:28人)
・夜間の運転(6.2%:24人)
・高速道路での運転(6.2%:24人)
・合流(5.9%:23人)
・坂道発進(4.9%:19人)
・車線変更(3.6%:14人)
・追越し(2.6%:10人)
・右折(1.6%:6人)
・左折(0.8%:3人)
・その他(0.3%:1人)
※該当なし(47.7%:185人)

車の運転に自信のある人の場合、苦手な運転操作として最も多い回答を集めた「縦列駐車」は、のちに“克服できた”と回答した人の割合が最多となりました。

一方で、車の運転に自信がない207人に「車の運転で苦手だった操作のうち、克服できたものを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『バック(後退)(23.2%:48人)』と回答した人が最も多く、次いで『バック駐車(22.2%:46人)』『縦列駐車(20.8%:43人)』と続きました。

上記以外の割合は下記のとおりです。
・積雪時の運転(18.4%:38人)
・狭い道での運転(13.0%:27人)
・高速道路での運転(11.1%:23人)
・雨天時の運転(10.6%:22人)
・夜間の運転(9.7%:20人)
・合流(9.2%:19人)
・坂道発進(5.8%:12人)
・車線変更(5.3%:11人)
・追越し(4.4%:9人)
・右折(1.5%:3人)
・左折(1.0%:2人)
・その他(0.0%:0人)
※該当なし(32.9%:68人)

ここで、苦手な運転操作を克服できた人(「該当なし」と回答した合計253人を除く)に対して、どのような方法で克服できたのか詳しく聞きました。

苦手な操作を克服できた方法(または理由)は? ※一部抜粋

車の運転に自信がある人
■とにかく運転を重ねる(30代/男性/会社員/宮城県)
■ハンドル操作に慣れてきたころに自然とできるようになりました(30代/女性/専業主婦/奈良県)
■回数を重ねることでコツをつかみました(30代/女性/会社員/宮崎県)

車の運転に自信がない人
■家で何回も練習した(20代/男性/パート・アルバイト/新潟県)
■バックモニターをつけました(20代/女性/会社員/佐賀県)
■ベテランドライバーに教えてもらった(40代/男性/パート・アルバイト/京都府)

このような取組みの中に、車の運転で苦手な操作を克服できる“コツ”があるかもしれません。

「車の運転には自信がある」という理由は?

以下に、車の運転に自信がある人(503人)を対象に、自信がある理由について調査した結果を紹介します。

「車の運転に自信がある理由として、当てはまるものはどれですか?(複数回答可)」と質問したところ、『運転歴が長い(34.6%)』と回答した人が最も多く、次いで『ゴールド免許を取得している(交通違反をしたことがない)(33.8%)』『運転する機会が多い(33.0%)』が続きました。

上記以外の割合は下記のとおりです。
・事故を起こしたことがない(27.6%)
・車をぶつけたことがない(25.8%)
・危険予測やとっさの状況判断が得意(21.3%)
・道を覚えるのが得意(18.7%)
・同乗者から運転がうまいと褒められる(14.3%)
・1日のうちで運転している時間が長い(13.3%)
・その他(3.2%)

また、車の運転に自信が持てるようになった具体的な理由についても聞きました。

車の運転に自信が持てるようになった理由(または、きっかけ)は? ※一部抜粋

■事故を起こしてから気をつけるようになったから(30代/女性/専業主婦/岐阜県)
■長年の経験と車自体が好きであること(40代/男性/会社員/千葉県)
■ナビを使うようになって、どこへでも行くようになったので(50代/男性/会社員/大阪府)
■ここ30年、無事故、無違反な実績から自信を持ちました(50代/男性/会社員/東京都)
■車に乗る頻度が高く、体の一部のような感覚として慣れているから(50代/男性/パート・アルバイト/兵庫県)
■乗用車、バン、トラックなど、さまざまな車種を運転しているから(50代/男性/会社員/福井県)

「●●だから運転に自信がない」そんな人は、どうすれば苦手意識を解消できる?

ここからは、車の運転に自信がない人(510)を対象に、自信がない理由について調査した結果を紹介します。

「車の運転に自信がない理由として、当てはまるものはどれですか?(複数回答可)」と質問したところ、『運転する機会が少ない(40.6%)』という回答が最も多く、『危険予測やとっさの状況判断が苦手(28.8%)』『道を覚えるのが苦手(23.9%)』といった回答が続きました。

上記以外の割合は下記のとおりです。
・運転歴が短い(17.3%)
・1日のうちで運転している時間が短い(16.1%)
・車をぶつけることが多い(13.1%)
・同乗者から運転が下手だと言われる(11.4%)
・事故を起こしがち(6.5%)
・ゴールド免許を取得したことがない(交通違反をしたことがある)(3.1%)
・その他(9.6%)

では、どのような部分が解消されれば車の運転に自信が持てると感じているのでしょうか。

どうすれば車の運転に自信が持てるようになる? ※一部掲載

■運転する回数を増やして経験を積むことができれば自信を持つ事ができると思う(20代/男性/公務員/神奈川県)
■ずっとペーパードライバーなので運転する機会を増やして運転に慣れること(20代/女性/パート・アルバイト/宮城県)
■車を運転する機会がなくてもVRなどで本物に近い運転の練習ができる機会があると助かります(20代/女性/会社員/愛知県)
■同乗している人や、周りの運転手が温かく見守ってくれたら(30代/女性/会社員/神奈川県)
■危険予測ができること。周りがよく見られること。車の自動運転技術が進歩すること(30代/女性/パート・アルバイト/愛知県)
■運転の回数を増やし、コツを掴めるまで何回も練習をすれば自信がついてくると思います(50代/男性/会社員/東京都)

最後に、今回のアンケート対象者全員(1,013人)に、車の運転に自信がある人とない人、双方が安心して運転するために最も必要なのはどのようなことか尋ねました。

「車の運転に自信がある人・自信がない人の双方が安心して運転するために最も必要なことは何だと思いますか?」と質問したところ、『周りのドライバーに配慮する(29.4%)』と回答した人が最も多く、『自身の運転に対して過信しすぎない(19.6%)』『気持ちや時間に余裕を持った運転を心がける(17.9%)』という回答が続きました。

上記以外の割合は下記のとおりです。
・「かもしれない運転」を心がける(15.7%)
・交通ルールを遵守し、交通マナーを身につける(8.8%)
・急発進・急ブレーキ・急ハンドルなど「急」のつく運転をしない(8.1%)


▼調査概要
「車の運転」に関する調査
・調査期間:2023年8月17日(木)~2023年8月18日(金)
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:車の運転に自信がある人/車の運転に自信がない人
・有効回答数:1,013人(車の運転に自信がある人:503人/車の運転に自信がない人:510人)
・モニター提供元:ゼネラルリサーチ

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