車のキズは査定額に影響がある?キズの査定基準を詳しく解説
車にキズがあるとキズの状態によっては査定額に影響を与える可能性があります。車のキズの種類によって査定額が変わってくるため、その基準や査定前の修理について解説します。また査定時に見た目の部分で見られるポイントはキズだけではありません。どのような部分が見られているのかも紹介しているので、車の査定を検討している人はぜひ参考にしてください。
「車にキズがあると査定額が下がってしまうのではないか」という心配がある人に、この記事では車のキズの査定基準を解説。キズの査定基準、査定前のキズの処理や査定額を高くするポイントも紹介しています。
車を売却したいけれどキズがあることで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
車のキズは状態によって査定額に影響を与える
車のキズの大きさ、深さによっては、査定額に影響があります。目立たないような小さいキズであればそれほど査定額には影響しません。しかし、大きいキズの場合は査定額が大幅に減額されることもあります。なぜなら、ヘコミの場合は塗装だけでは修理が終わらず、板金や修理、最悪の場合は部品交換となるためです。
車のキズの査定基準について
車の査定は査定基準に基づいて減点方式で行われます。車にキズがない標準の状態と査定に出された車の状態を比較して、基準の価格から減点されていきます。
これは全国共通の査定基準に基づいて行われることがほとんどですが、買取業者によっては独自の基準を定めていることもあります。
キズの状態によって減点される点数が異なり、大きく深いキズほど大幅な減点につながります。
減点となる項目は次の表の通りです。
| 査定区分 | キズやヘコミの状態 | 点数 |
|---|---|---|
| 修理 | 爪の引っかからないほどの軽度のキズ | -5 |
| 塗装 | 1cm~9cm未満 | -10 |
| 9cm以上~30cm未満 | -10~-20 | |
| 30cm以上 | -15~-40 | |
| 板金 | 9cm以上~30cm未満 | -15~-50 |
| 30cm以上 | -20~-80 | |
| 交換 | 部品の交換、パネルの1/2以上の面積を板金 | -65~-180 |
爪に引っかからないほどの軽度のキズ
普段、定期的に車を利用しているとキズが入ってしまうのは仕方のないことです。爪が引っかからない程度の浅いキズであれば、買取先の業者が修理してくれるので、大きな減点にはつながりません。
しかしキズの数が多かったり、目立ったりする場合は大きく減点されることがあります。
再塗装が必要な浅いキズ
塗装がすこし剥がれているような浅く小さなキズは、大幅に減点されません。しかし、塗装の範囲が広かったり、深かったりするキズは大きな減点につながります。
A4サイズ以下(21cm×29.7cm)のキズは10,000円~20,000円程度、A4サイズ超のキズは15,000円~40,000円程度の減額が目安です。
板金が必要な深いキズ
車の見た目がかなり悪くなってしまっていたりボディの下地が見えてしまっていたり、一般の整備士が修理できないキズである場合、板金が必要です。この場合は大きな減点につながります。A4サイズ以下(21cm×29.7cm)のキズは10,000円~50,000円程度、A4サイズ超であれば10,000円~80,000円程度の減額が目安です。
車のキズは査定前に修復しないほうがいい
大きく深いキズがある場合、修理してから査定に出すほうがいいのではと考える人もいるでしょう。しかし、車のキズは査定前に修復しないほうがいいです。なぜなのかを詳しく解説します。
修理費用のほうが高くなってしまう場合が多い
小さなキズの場合は大きな減点にならないことが多いので、そのまま査定に出して問題ないでしょう。しかし、大きなキズの場合も修理に出さないほうがいいです。なぜなら査定の減点よりも修理費用が高くなってしまうことがあるからです。たとえキズがあっても修理はせずそのまま査定に出すことをおすすめします。
素人が修理すると査定額が下がる可能性もある
なかには自分で修理をしようと考える人もいるかもしれません。しかし、素人が自分で修理を行うことでキズの状態が悪化し結果的に減点につながる可能性があります。無理に自分で直そうとはせず、そのままの状態で査定に出すことをおすすめします。
自分でキズを直してしまうとどのようなことが起きるのか、こちらで詳しく説明しています。
査定前に車のキズを修復したほうがいいケースもある
査定前に修理をすると、修理費用のほうが高くなるケースや状態を悪化させてしまうケースがあります。そのため、査定前に車のキズは修理しないほうがいいでしょう。しかし、次のようなケースに限っては査定額がアップする可能性があるため、修理を検討する余地があります。
・もらい事故
・メーカー保証の期間内
もらい事故で相手方に100%の過失がある場合は、修理代を所有者が負担せずに修理できます。
また、車には不具合が起きた場合に保証が受けられるメーカー保証が付帯されています。メーカー保証が受けられれば無償で修理できるため、修理費の負担が不要です。保証書に記載された期間と条件に合致する必要があるため、事前に確認するようにしましょう。
車の査定時にキズと併せて見られる部分
査定の際、車のキズと併せて車の修復歴や車内の汚れなども見られます。それぞれどのようなところが見られているのか、ポイントを押さえておきましょう。
車の修復歴
たとえ車にキズやヘコミがなくても、修復歴があれば大幅な減点につながってしまいます。修復歴があると判断されるのは、車の骨格部分を修理・交換した場合です。(純正品含む)
車の骨格部分とは、以下の通りです。
・フレーム
・クロスメンバー
・ピラー
・インサイドパネル
・ダッシュパネル
・ルーフパネル
・フロア
・トランクフロア
また、査定で減点されるなら修復歴を伝えないでおこうという考えはよくありません。故意に伝えない手段をとってしまうと、あとでわかったときにトラブルにつながってしまいます。修復歴はきちんと事前に伝えましょう。
減額の目安
車に修復歴がある場合、大幅な減額は避けられません。減額の目安は修復箇所や度合いなどによって異なりますが、修復歴がない車の査定額から10万円~30万円程度の減額が目安です。
修復歴がある車は中古車としてのニーズが低いため、一般的な中古車買取業者では高価買取は期待できないでしょう。少しでも高く買い取ってもらいたい場合は、修復歴がある車や事故車を専門に取り扱う業者を探して比較するのも手段のひとつです。
車内の汚れ
車内の汚れは直接的に査定の減点につながることはありませんが、できる限りきれいな状態にしておくといいでしょう。
査定してくれる人への印象がよくなり、丁寧に扱っている車だと判断してもらえれば、査定額も高くなる可能性があります。
必要書類が揃っているか
車の査定では、必要書類がきちんと揃っているかも重要なポイントになります。査定を受けるまでに、次の書類を準備しておきましょう。
・定期点検整備記録簿
・保証書
・説明書 など
定期点検整備記録簿は、これまでに受けたメンテナンス内容や部品の交換状況を記載した書類です。準備できなければメンテナンス歴が把握できず、適切に整備されていないと見なされる可能性があります。
上記の書類は1点の紛失につき1,000円程度減額されるケースが多いため、査定を受けるまでには揃えておくようにしましょう。
定期点検整備記録簿は、原則として再発行できません。ただし、車を購入したメーカーやディーラーに記録が残っている場合、再発行してもらえる可能性があります。
また、保証書は車を手放す前であれば発行した際に受け取った本人に限り、再発行してもらえるようです。説明書は、古い車種でなければメーカーやディーラーで購入できます。
査定前に車のキズの状態を確認してみよう
車を査定に出す前には査定基準に基づいて現状のキズの状態がどれほどの減点につながるのかを確認してみましょう。また、査定額を少しでも高くしてもらうためにポイントをしっかりと抑えておくことも大切です。
車を少しでも高く売るには複数の業者に査定してもらい査定額やサービス内容を比較しましょう。その際、一括査定サイトを利用すると一度で複数の業者に査定してもらえるので便利です。
株式会社ウェブクルーが運営する自動車関連サイトの事業責任者。新車・中古車を問わず、マーケット動向に深い知見を持つ。
このページを読んだ人は次のページも読んでいます
タイヤのメンテナンスは超重要! 空気圧・異物のチェック方法と保管時のコツ
タイヤは、自動車と道路を繋ぐたったひとつのパーツです。エンジンのパワーもブレーキの制動力も、それにドライバーの操作も、すべてはタイヤを通じて路面に伝えられます。その重要性と、負担の大きさは推して知るべし。常に気を配ってメンテナンスしておかなければなりません。
続きを読む
【初めてのマイカー編】基本的なメンテナンス ~大切な愛車のために自分でやってみよう!~
初めてマイカーを購入した人を想定して、「これだけはやっておきたい」という基本的なメンテナンスを紹介します。もちろん、ベテランドライバーでも自分でメンテナンスをしたことがない人にはぜひ読んでいただきたい内容です。ちょっとした点検をするだけで、不愉快なトラブルを防止したり、愛車の維持費を節約したりすることができます。
続きを読む
【初めてのマイカー編】おすすめメンテナンスグッズ ~最初に買い揃えたいグッズはこれだ!~
新車の購入は誰にとっても嬉しいもの。しかし、ただ喜んでいるわけにもいきません。車を購入したら、車を手入れする道具が必要です。ここでは、最低限揃えておきたい便利グッズを紹介します。
続きを読むそのほかのおすすめコンテンツ
【トヨタ/クラウン(走行14万km×高級セダン)】下取り35万円の見積もりが買取りでは85万円に!
トヨタ/クラウン ロイヤルサルーン【年式】2009年(平成21年)【走行距離】146,000km【エリア】秋田県【売却金額】850,000円【査定業者数】3社【カラー】黒
【スバル/インプレッサWRX(走行9万km×ボディの腐食)】17年間大切に乗ってきた愛車。売却先の決め手は「担当者の人柄」
スバル/インプレッサWRX STi バージョンV【年式】1999年(平成11年)【走行距離】90,000km【エリア】鳥取県【売却金額】360,000円【査定業者数】7社【カラー】白
車種タイプ別の重点メンテナンスポイントは?
車の買い替えを予定しています。何にしようか迷っているのですが、車のタイプによって重点的にメンテナンスすべきポイントは違うのでしょうか?
回答社数:1社各社の回答詳細を見る >>車検でブレーキローターの交換が必要?
メルセデス・ベンツに乗っています。車検時にブレーキローターの交換で高額な見積もりが出てきました。初めて聞いたのですが、ブレーキローターとはどのようなもので、交換の必要があるのでしょうか?
回答社数:2社各社の回答詳細を見る >>





